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2014年11月23日日曜日

[ファースト・レビュー] GoPro HERO4 Silver Edition の魅力的なマウントのおかげで、遂にアクションカメラを導入


当方的には、良いカメラは事前情報でずばっと決断して、予約を入れて購入という、下町中野の江戸っ子(?)らしい気っぷの良さで決める事を信条としているのだが、新製品情報を見ながらなかなか決められなかったのがアクション・カメラのジャンル。

まずはそれほどアクションカメラを必要とする撮影シーンが当方的には多くは無い(サーフィンもスノボもロッククライミングもやらない。あるとすれば自転車と車に装着しての撮影か)、という事、そして昨今はどのデジカメにも動画撮影機能があるにもかかわらず、結局は静止画ばかりを撮影する 、静止画散歩スナップ専門カメラマンである事を自覚していたので、魅力的な製品が登場しても見送る日々が続いていた。

そんな当方に遂に購入決断をさせたのが、今回の米国出張。マンハッタン内を打ち合わせで忙しく移動している中で、観光客らしき人たちが GoPro をクネクネと曲がる棒の先に装着して、自分たちを「自撮り(セルフィー)」しているシーンに何度も遭遇したのである。そんな中で更に見てしまったジェットダイスケ氏の 3 Way に関するYouTube 動画が決定的だった。そうか彼らが使っていたのはこれなんだ、と理解して、とうとう背中を押されて導入を決断。

アクションカメラはもはや、スポーツ撮影の為だけにあらず。日常シーンを撮影するのに最適な、超小型ビデオカメラ、と再定義したのであった。NY を離れる直前の JFK 空港内、InMotion に本体からオプション製品までしっかり揃っていて、最近の円安では金額的に日本で買ってもあまり変わり無いかな、と思いつつも自分用土産に。

Sony の最新超小型アクションカム、HDR-AZ1 にも強い興味を持って、何度も量販店で店頭チェックしていたのだが、購入に至らなかった理由は WiFi でスマホまたは腕に装着する小型液晶に接続しないと画面確認が出来ない点。以前購入し手放した、同じ Sony 製の液晶画面を装備しないスマホ用レンズ型デジカメで感じていた、WiFi が繋がらず撮影画角確認や再生に時間を要す使い勝手の悪さを、アクションカムで繰り返したく無い、と考えてしまったのだ。

GoPro HERO4 シルバーエディションには、HERO シリーズとして初めてビルドインの背面液晶が装備された。タッチ液晶になっていて、タイムラプスや動画・静止画撮影の切り替え等も自在に行える。これなら、と導入に踏み切れたのである。4K ビデオ撮影が可能な HERO4 Black Edition も機能的には勿論魅力的なのだが、この背面液晶付きのシルバーの利便性が優っている。とりあえず 4K ビデオの本気での撮影は先に導入した Panasonic Lumix LX100 に任せて、HERO4 Silver Edition では何気ない日常を撮影する、と使い分ける事に決めた。

本体と同時購入した、背面液晶を見ながらの撮影も可能なグリップ、三脚、自分撮り用可動ポールにも使えるオプションの 3 way は大変便利。見かけより重量も軽く抑えられているので一脚よりも常時携行性能が高い。小さな三脚も底部に内蔵していて、いろいろな高さに設定出来る。三脚・一脚も多くの製品を見てきたが、ここまで多機能なものはなかなか無かった。ジェットさんの背中押しもあり、即導入を決定。卓上の三脚にも、自撮りの為の伸縮ポールにも、高い視点からの撮影にも、と色々と応用が利く。こうした純製オプション製品の品揃えの先進性と豊富さが、GoPro ワールドの魅力なのだと身にしみて理解出来る製品である。

しかし、その 3 Way も、常時携行用にはやや大きめではある。散歩に持っていく、というよりは、しばらく旅行に出る際に持ち出したいサイズである。そこで、もう少し小型で、気軽に使えるものをネットで探すと、これは GoPro 純製では無く、3rd Party 製で発見。"REC-Mounts Rotary Clip Mount" は非常に小型で、どこにでも挟めるクリップが付属したマウント。GoPro 純製のクリップはやや大きめなので、こちらの方が軽くて小さくて携行に良い。卓上に置く際の角度調整にも便利。

クリップ部がちょうど拳に収まるサイズなので、HERO4 シルバーの背面液晶を見ながらの手持ち撮影用グリップにも使える。頭や胸部にベルトで固定するマウントも各種あったが、散歩撮影時の装備にはやや大げさに見える。このクリップマウントなら、リュックのベルト等に固定することも簡単で、散歩しながらの撮影にも好適だ。

次は、本体をよりライトに使う為のザ・フレーム(防水ケースほど仰々しくない、素のボディを固定するフレーム)も導入せねば。

GoPro のマウント遊びは、秋の夜長を感じさせ無い。ボディよりも、オプション製品選びが楽しいデジタルビデオカメラ、というのは、なかなか刺激的なジャンルの製品。さて、今後は HERO4 での作例動画、静止画を増やさねば!。






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