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2017年8月6日日曜日

[レビュー] Canon EOS 6D MarkII と EF 40mm f2.8 STM レンズの組み合わせで HDR 撮影

EOS 6D Mark II のファースト・レビューを一通り終えた(詳細はこの前のエントリーご参照)ところで、HDR 撮影をまだ試していない事に気づいた。初代 6D よりもエフェクトの種類が増えた HDR、これは実写してみるしかない。しばらく高品位ながら重い (1kg 超)の SIGMA レンズを装着して移動していたので、今回は超軽量・薄型の Canon 純正のパンケーキレンズ、EF 40mm f2.8 STM レンズを装着し、スナップ・スタイルに変身させてみる。レンズを付け替えるだけで、カメラ全体の印象は大きく変わる。なにしろ、レンズの厚みは 2cm 余りの薄さ。重さも 130g しかない。カメラ本体だけを持っているのかと錯覚してしまう小型軽量さだ。

初代 6D の頃からこの組み合わせを愛用していたが、デジイチをハンディに持ち出せるこの組み合わせは、鞄への収まりも良く、どうしても高精細な表現が可能なフルサイズ・デジイチを持って出かけたいが荷物の嵩張りは避けたい、という時には大変便利なコンビだ。

純正レンズ故、レンズ光学補正機能もデフォルトで働いている事を確認出来る。追って作例写真も紹介するが、写りはこの大きさとは信じられない程しっかりとシャープだ。円形絞りの効果で、背景の点光源も美しくボケる。

本レンズで一つ惜しいのは、標準レンズに近い焦点距離 40mm で、広角の画角がちょっと足りない事。少し大きくなっても良いので、28mm or 35mm 位の画角があると、常時装着スナップ・レンズとして完璧だ。パンケーキレンズのラインナップ強化は、是非 Canon にも検討して頂きたい。ちなみに、形が似ている EF-S 24mm f2.8 STM レンズは、 EOS 7D や 80D 等 APS-C CMOS のカメラに対応するレンズでフルサイズ用では無いので、注意が必要だ。

さて本題の HDR。撮影メニューの3番目から下にスクロールすると、「HDR モード」メニューが。こちらを展開し、D レンジ調整を HDR 自動か +/- 1〜3(プラス・マイナスする露出段数)に設定すると、HDR モードがオンになる。

一度撮影すると自動で HDR をオフにすることも、撮影を継続することも、メニューから設定可能だ。露出アンダー/標準/オーバーの3枚連続で撮影後、画像の微妙なズレを自動で位置調整してくれる機能もあるので、手持ちでの撮影も可能になっている。仕上がり効果は、5種類のエフェクトから選べる様になっている。ビンテージ調というのは、Olympus のアートフィルターで言うと「ドラマチックトーン」の様な仕上がりを期待出来る。一方で、油彩調では Pentax のデジタルエフェクトの「水彩画」の様に手書きの絵ソックリにはならないので、その点は実機で確かめて頂き度い。

いくつか HDR で撮影したが、その効果を最も実感出来るのは、相当な暗がりとあかりが混在するシーン。こちらの作例写真の flickr アルバム中、裏路地で提灯を撮影した写真を比較すると、標準で撮影した場合と、HDR (ナチュラル・自動)で撮影した場合の違いを、明確に実感頂けると思う。

こちらの作例写真アルバムでは、動画撮影も試してみているので、是非そちら(電車の動画)も視聴頂きたい。重いファイルになる 4K 動画機能は、普通に PC/Mac で再生する分には必要無いかも、という気持ちになりつつある。






[レビュー] 新登場フルサイズ・デジイチ Canon EOS 6D MarkII は 6D 初代ユーザーにもメリットの大きい新機種と実感

5年ほど前に発売された Canon EOS 6D 初代は、アクシデントで壊れる事があっても再び導入した位、気に入って使っていたフルサイズ・デジタル一眼レフだった。レンズ交換可能なデジタルカメラは、殆ど全てのカメラ・メーカーのものを利用してみたのだが、結局仕事でも使える、本体重量が軽くて使いやすい機種は 6D だった。多くのデジカメが、その機能検証を終えて手元を去って行く中で、いぶし銀の単独トップとして、デジタル・ベアーズ・デジカメプロチームの核として、活躍を続けてくれていた。

しかしその一方で、他社の最新フラッグシップ機種が撮影に便利な最新機能を物理的にも、ソフトウェア的にも数ヶ月単位で追加し、バージョン・アップを重ねる中で、6D 初代を仕事上で使い続けるには、いくつか問題も出て来ていた。最も困っていたのは、背面液晶を利用したライブビュー撮影時のピント合わせ。6D 初代発売当時は、光学デジイチでライブビュー撮影が可能なだけで凄い、という評判だったが、今となっては致命的に遅い合焦スピードが、撮影時に苦になっていた。昔のデジカメ AF の様に、フォーカスを前後にゆっくり行ったり来たりさせて、ピント合わせに数秒(!)を要するというのは、さすがに撮影現場では厳しい。殆どの撮影は光学ファインダーで行うにしても、ハイアングル撮影など、どうしても背面液晶で撮影せざるを得ないシーンというのは、生じてしまうのである。

そして先日発売開始された Canon EOS 6D MarkII は、漸くその遅さを改善してくれた。最近の Canon デジイチに導入が進む、撮像面位相差AF技術デュアルピクセルCMOS AF が採用された事で、高速かつスマートなピント合わせが可能になった。スマート、というのは、デフォルト設定の顔+追尾優先 AF で撮影すると、写したい対象をタッチ液晶(これも嬉しい変更の一つだ)上で指先でクリックするだけで、すぐに自動追尾撮影を始めてくれるのである。Canon のコンパクト・デジカメでは当たり前だった機能が、可動液晶画面とともに上級機である 6D MarkII にも移植された事で、本機が狙う広いユーザー層を理解する事ができる。

物理ボタンの配置も、一見初代と同じに見えるが、実は変更がいくつか行われている。当方が気に入ったのは、シャッターボタン左横に小さく、測距エリア選択ボタン、が移されたこと。これまで親指で押す背面にあったボタンが、一部機能は背面に残しつつ、人差し指で操作出来るこの場所に移されたことで、AF エリア変更が非常にやり易くなった。他社製デジイチは背面にジョイスティックを装備する事で AF エリア変更を可能としていて、これはこれで便利ではあるが、実はシャッター横で人差し指で操作できるとそれはまた軽快に扱えるのだ。6D MarkII の場合、45点のピント範囲が中央に寄っている事もあり、このボタンとその横のダイヤル操作で、光学ファインダー上に赤い液晶表示でオーバーレイさせる AF ポイントやピント範囲を、自由に移動させる事が可能になる。これはぜひ手に取って試して頂きたい部分だ。

手が大きめの当方としてもうひとつ嬉しいのはグリップの大型化。初代より深いグリップになって、片手で持ち易くなった。それでも SIGMA の明るい 24-70mm f2.8 DG ART レンズ(当該レンズのブログ・レビューは以前のエントリーをご参照)装着では重さも感じるが、軽いレンズを装着すると、デジイチオペレーションが気軽にシングル・ハンドで行える様な、握りの良さなのである。(手が小さめの方には、やや大きすぎると感じられる事もあるかもしれないが。)

外見では気がつきにくいが嬉しい変更は、何といっても映像エンジンが最新 DIGIC7 になったこと。これで常用感度 ISO 40,000 までの対応が可能になった。連写速度もフルサイズで秒6.5 コマに。高速なレースカーでも撮影しないのであれば、連写機能はこれで十分。内蔵マイクも初代のモノがステレオ対応になって、動画は 4K 対応はタイムラプス動画しかないものの、HD 60コマ・秒には対応し、十分実用的。個人的に驚いたのは、レンズ光学補正機能を試してみると、SIGMA が最近発売した 24-70mm f2.8 DG ART の補正にも対応していた事。

ジェットダイスケさん指摘で、実は初代もその機能があるはず、と初代にも装着してみると、これまた同レンズへの対応が初代 6D の背面液晶画面でも表示された。ふむ、と思って 今度は同じ SIGMA 社製の単焦点 24mm f1.4 ART を装着してみると、これは焦点距離は認識されるものの、各種光学補正には非対応の表示。それは初代 6D でも MarkII でも同じだった。ということは、レンズ側で対応・非対応の設定が変わるのだろうか。24mm もファームアップすれば認識されるのだろうか。メーカーからの正式発表はまだ無い様だが、ここはもうちょっと調べてみたい。いずれにせよ、他社製交換レンズの光学補正にも対応してくれるなら、それはそれで嬉しい事なのだが。

GPS は日本のみちびき、そして米・ロシア3種類の衛星に対応して精度をアップ、カメラ本体時計の時刻合わせも行える様になった。電源オフ時でも一定間隔で作動させる事が可能な GPS ロガー機能は、実は初代にも装備されていた様なのだが、GPS 機能は電池を食うだろう、ということで初代では殆どオフにしていた。3種の衛星対応で位置精度も上がったとの事なので、次の旅では活用してみたい。電池は初期キャンペーンではストラップ、SD カードとともに無料で頂ける様なので、予備電池の心配もしなくて済みそうだ。

その他、細かい変更では左肩のモードダイヤルのモード表示が単なる印刷でなく凹凸のあるものになったり、前面の EOS ロゴ表示は逆に白い印刷文字に変わったり。背面のマルチ電子ロックスイッチも、初代の横スライドスイッチから、レバー型に変更されている。HDR 機能は初代では強さを調整するだけだったが、MarkII ではグラフィック、油彩、ビンテージといった画像効果も加えられる様になった。これも今後実利用で試して行く事にしたい。

とりあえずはいつもの中野の裏路地夜景撮影と、昼間は「阿佐ヶ谷七夕まつり2017」の様子を撮影してみたので、EOS 6D MarkII と SIGMA 24-70mm f2.8 DG ART の作例写真として、こちらの flickr アルバムを参照頂きたい。まだ2日間の利用だが、初代 6D を使っていたユーザーには、そのままの操作感+高速な AF で、存分に活用できる新型、という事を実感出来た。







2017年7月9日日曜日

[レビュー] 七夕の日発売の SIGMA 謹製「彦星」レンズ、24-70mm f2.8 DG Art

七夕の日に、SIGMA が発売した最高性能 Art ラインのレンズ2本。当方は勝手に彦星レンズ (24-70mm f2.8 DG OS HSM Art) と織姫レンズ(14mm f1.8 DG HSM Art) と名付けたのだが、店頭で Canon EOS 6D に装着して試写するとそれぞれ特徴があって、なかなかに迷う。

これまで EOS 6D は仕事での利用を主体に大口径の SIGMA 24mm f1.4 DG HSM Art を利用してきて、その描写性能には大変満足している(作例写真はこちらの flickr リンクからどうぞ)のだが、そろそろ高品質な SIGMA レンズがもう1本欲しい、という気持ちになっている所にこの二本。






彦星レンズは、82mm 口径の文字通りの大口径常用域(広角 24mm から中望遠 70mm まで)のフルサイズ対応レンズ。ズームレンズだが、全域明るい f2.8 で、どの焦点距離でも綺麗な背景ボケが期待できる。一方の織姫レンズは、SIGMA 山木社長も自信作という、巨大な球面レンズを前面に配した 14mm  超広角ながら明るい f1.8 のレンズ。超広角レンズなのに開放絞り f1.8 ではしっかり背景ボケも楽しめるという凄い実力。



5年ぶりの待望のモデルチェンジとなった Canon EOS 6D Mark II 登場を8月末に控え、その高性能・高画質に見合うフルサイズ対応レンズ選びは、真剣にならざるを得ない。彦星も織姫も、それぞれに魅力あふれる力作レンズ。かなり逡巡したが....

結局、24mm f1.4 レンズを持っている事も踏まえ、ここは万能型レンズをまず装備しよう、ということで、彦星こと 24-70mm f2.8 レンズに決定。早速フジヤカメラの近所やブロードウエイ内で試写してみたところ....その性能は非常に満足行くものであった。

ピントがあった被写体はあくまでシャープに。そして被写体を綺麗に浮かび上がらせる、やわらかい背景ボケ味は、期待以上。広角端から望遠端まで、最短撮影距離は全て 37cm なので、接写からポートレートまで、円形絞り効果もあって、美しいボケ味を十分楽しめる。こちらの、左から3番目の裸電球にピントを合わせた 70mm 望遠端の作例画像で、そのボケ味はご理解頂けると思う。



その他、本日撮影した写真は、こちらのリンクの flickr アルバムでご覧頂き度い。彦星レンズの実力を、きっとご理解頂けると思う。EOS 6D に装着すると、太く短く、まるでバズーカ砲の様な迫力だが、1,020g の質量は大きな高品質ガラスを利用しているからこそ。本気の撮影の時には、やはりフルサイズ・デジタル一眼が頼りになるので、しっかり仕事をしてくれる万能レンズとして、彦星には今後も期待できそうだ。




[クマグルメ] 中野駅北口に続々オープンの次世代ラーメン店、クマグルメ推しの3店

JR 中野駅北口界隈に、個性的なラーメン店が続々オープン。最近訪れたところでは、以下の3店舗が美味しくて、かつ興味深かったので久しぶりにクマグルメ・レビュー。


サンモール商店街から横に入った小道、狸小路に中野区内から移転してきた味噌ラーメン店。野菜たっぷり系で、特にほうれん草をたっぷり入れても料金が変わらない所が素晴らしい。麺は味噌には定番の西山製麺の黄色い縮れ麺。ダイエット中の方には、麺抜きで野菜とスープで楽しめるオプションもある。(麺抜きの分、安くなる。)ダイエットが気にならない方向けには、無料の白飯も付けられる。ふりかけも完備。


ユニークなのは、中野経済新聞報道の通り、カウンター内のスタッフに京都の舞妓出身の方が居られること。舞妓さんがサーブしてくれる美味しい味噌ラーメンが食べられる店は、日本中探してもここ位しか無いのではないか。中野で味噌ラーメンといえば、これまでは2店舗を展開する味七の牙城だった北口界隈だが、若い店主やスタッフを擁する新進気鋭のお店の進出で、俄然面白くなって来た。



こちらもサンモール商店街から横道に入り、炉端焼き名店陸蒸気(おかじょうき)を越えたところにひっそりオープンした、広島流激辛つけ麺専門店。カウンターだけの狭い店内だが、入口に飾られた赤い広島カープの旗で、すぐに見つける事ができる。以前は複数存在した(新宿の小滝橋通りや六本木にもあった)チェーン店の「ばくだん屋」の店舗が東京都内から減ってしまったので、大好きだった広島激辛つけ麺をしばらく食べていなかったのだが、地元中野への新店舗開店は嬉しい限り。

14種類の食材(中には豆腐まである)を使った、丁寧に氷水で仕上げた冷たい激辛つけ麺が、680円でいただけるのは大変お値打ち。ゴマを擦って入れる事で、辛いスープの旨味もマシマシ。暖かい麺が良い場合には、580円の汁なし担々麺もあるとの事で、次回はこれも試してみよう。ユニークなのは11段階ある(ちなみに0は辛味ゼロ)辛さが、広島カープの選手の背番号で表現されていること。辛味初心者用の3番は鉄人衣笠、だ。4−5位の辛さは大丈夫そうだとわかったので、次回は中辛5番のギャレットにしてみよう。(笑)


最後にご紹介するのは、中野駅から中野通りを新井薬師方面へ北上、700m ほど歩いたところにある麺屋 はし本。Twitter で知った店だが、池袋の大勝軒で修行した店主の方が一人で、丁寧な接客できりもり。Twitter を見ていると、夕方には麺切れになる事が多い様だったので、土曜日のお昼前に初訪問。

Tabelog の評判を見ると、当方が渋谷勤務時代に好んで通ったラーメン店の「はやし」の味に似ている、という意見が多数。早速頂いてみると、確かに遠くではやし的な味も感じるが、大勝軒出身のご主人らしいしっかりした味も感じられて、最初の訪問でファンになってしまった。

ユニークなのは、サイドメニューの明太ご飯が、ごま油か、マヨネーズか、ノーマルかを選べること。ご主人おすすめのごま油にしてみると、食べ慣れた明太ご飯にごま油の香ばしさとネギのシャキシャキ食感が加わって、これは何杯でもいけそうな。是非また再訪してみたいお店。

中野北口に新開店のラーメン店、どれもユニークさがあって、甲乙つけ難い。美味い、美味すぎる。また行かねば。





2017年5月22日月曜日

中野フジヤカメラの PENTAX レンズフェアで、探し続けていた auto110 レンズを捕獲

そう、全く忘れていました。この週末が、中野フジヤカメラの PENTAX カメラ・レンズ無料お試し会だったということを。通りがかって拉致され、中に入ると、しかも「訳ありレンズフェア」同時開催中。訳あり写真家としては、これはじっくり見ざるを得ません。とはいえ、オールドレンズが多い中で、まあ買うものは無いかな、とうがった見方をしていると....いやあった、ありました。ずっと探していた、auto 110 用の 20-40mm f2.8 ズームレンズが!!

3千円でなんと auto110 とフラッシュのジャンクボディ付き。これは手に入れざるを得ません。

中野フジヤカメラのカメラ・レンズフェア、ちゃんと来ないと行けないですね。


Pentax Q シリーズのマウントアダプターを装着すると、auto110 シリーズレンズは、味のあるデジカメ用レンズとしてまだ十分使える訳です。


詳しくはこちらの、デジカメウォッチ記事「PENTAX Q で「オート110」用レンズを使う」をご参照。

いやー、寄ってよかった、あなたの街のカメラ店。

今日は K 原さんに FUJIFILM insatax SQ10 を裏道で撮影していると遭遇するし、別の K 原さんに PENTAX フェアで呼び止められるという、そういう二人のフジヤ K 原さんな日曜日なのでありました。

そしていよいよ来週末は「え、え、そんな組み合わせ有り得るの!?」と二度見してあっと驚く 「Nikon, SIGMA, TAMRON 3社合同レンズ無料お試し会」。これはまた、行かねばね。ねぇ社長。

 


2017年5月21日日曜日

[Review] アナデジ・インスタントカメラ、FUJIFILM instax SQ10 デジカメ機能のレビューをまずは

アナログ・デジタル両用のインスタントカメラ、FUJIFILM instax SQ10、まずはデジタル撮影品質がどうなるかということで、渋谷あたりでフォト・ウォーク。シャッター速度、絞りはお任せなのでスナップをパシャパシャと。

インスタント写真プリント機構が重いせいか、重量は結構あって 450g。露出補正を背面のボタンとダイヤルで細かく変えながら撮影するのがポイントか。左側面のボタンを Manual でなく Auto に設定すると、撮影後すぐに自動プリントされてしまうので注意が必要。

写真加工してから写真を選んで印刷するなら Manual モードにて。(通常のカメラ的感覚だと、Auto 露出と勘違いし、まず Auto に設定してしまいがちで、私もそれで1枚印刷を無駄にしました。操作マニュアルを読め、という事でしょうけど。)

最後まで慣れなかった操作は、1枚撮影して、次のコマの撮影を行う際にフロントのシャッター or モードボタンを押さないと背面液晶の撮影済み画像表示が消えない事。

即プリントすることが多いインスタントカメラとしての基本機能かもしれないが、本機では複数枚数撮影後に印刷する画像を選ぶオペレーションが多くなると思うので、ここは通常のデジカメと同様に数秒だけデジタル画像表示したら次の撮影に自動で移れる設定が欲しい気がした。おそらく ファームウェア・アップで対応するのでしょうけど。

まだプリントはあまり行っていないので、プリント品質評価は追って。

まずは、デジタルでの作例写真をいくつか、こちらの flickr アルバムにあげておきます。ご参考いただければと。


2017年3月26日日曜日

[Review] 散歩・旅行カメラの真打ち、Canon PowerShot G9X markII

散歩用、旅行用カメラ選びとなると、手軽に撮影出来て仕上がりが美しく、スマホには出来ない仕様を備えているコンデジを物色することになる。しばらくの間 Canon PowerShot G7 X MarkII を利用していて、その機能性の高さには満足していたが、もう少しカメラ重量が軽ければ、と感じる事も多かった。シャツのポケットに入れると、319g の G7X MarkII は少し重く、厚みがある。自撮りをし易い反転可能な背面液晶を備えている事もあり、必要な重さなのではあろうが、もう少し薄くて軽いカメラが欲しい...その要望を満たすべく、今年の CP+ で PowerShot G9 X MarkII がデビューを果たした。206g の薄いボディーは、毎日の携行でも気にならないサイズだ。

事前に銀座の Canon ショウルームで下見を行なっていた事もあり(事前調査に関しては、こちらのブログ記事をご参照下さい)、発売日と重なる CP+ 初日に中野フジヤカメラで予約購入。色についてはシルバー、ブラックそれぞれ良いのでかなり悩んだが、やはりカメラは黒、というカメラ師匠からの以前のアドバイスもあり、ブラックに決定。それから1ヶ月ほど、出張先や旅行先のスナップ撮影で利用したので、やっとレビューを書ける状態に。本機で撮影した作例写真は、こちらの flickr album に撮り溜めて行くのでよろしければご覧頂き度い。

以前実は G9X の旧機種を使っていたこともあるのだが、それと比較しても動作はキビキビ、撮影画像も G7X Mark II とかなり近い感覚。新映像エンジンの DIGIC7 の搭載効果は十分に感じられる。1インチ CMOS らしい解像感、そして Canon らしい鮮やか目の発色も良い。G7X Mark II では 24mm だった広角端が 28mm に、望遠端は同 100mm が 84mm になったが、通常撮影でのズーム域に不便さは感じられない。

一点気になったのは、G7X Mark II にはある背面4方向ボタンが G9X Mark II には無いので、メニューの切り替えは背面液晶の画面タッチに頼らざるを得ない事。シャッターまわりのズームリングと、レンズ周囲のコントローラーリングの組み合わせでもメニュー項目の移動は可能だが、最終決定にはタッチが必要。ダイヤルとボタンのみでのメニュー操作に慣れていると、液晶利用のタッチ操作は多少煩わしく感じられる。

液晶に触れるだけで撮影できるタッチシャッターも、誤操作で撮影してしまう事が多く、これは結局オフにしている。スマホはタッチで撮影するが、カメラはシャッターを切りたい、そのあたりにはカメラ好きとしてはこだわってしまうポイント。

スマホとの無線接続はしかし、かなり便利になった。Canon Camera Connect という専用アプリの最新版を iPhone にインストールすると、Bluetooth での常時接続も可能となり、鞄の中にカメラをオフにしてしまっていても、スマホからの操作のみでカメラとの無線接続が可能だ。iPhone の場合は例の WiFi 接続を都度マニュアルでこなさねばならない面倒さはあるが、Always On の Bluetooth でのリモート操作はやはり便利である。

一通りスマホとの接続設定を終えてしまえば、後は気軽にパシャパシャとスナップ撮影。当方はもっぱら P モードで、コントローラーリングで +/- の露出補正をしながら撮影している。あまり設定をいじり過ぎず、ひたすらスナップ。これがこのカメラの性格には合って居る気がする。細かい設定をいじる本格撮影はデジイチの Pentax KP や、ハイブリッドファインダーを備えたFUJIFILM X100F で。そうでない気軽なスナップ撮影は、PowerShot G9X Mark II とスマホの iPhone 7 Plus におまかせ。

この役割分担が、それぞれの機種を使い進めるほどにしっくりくる事が良くわかった。PowerShot G9X Mark II の DIGIC7 映像エンジンは、スマホでは再現しにくい微妙なディテールや質感、色の再現を、シャッターひと押しで行なってくれる。掌中サイズの EOS、と言っても良いぐらい、満足行く画像を薄くて軽い1インチ CMOS コンデジで得る事が出来る。3.5 段相当の手ぶれ補正も、片手撮影を気軽に行う上で役立って居る。

USB 充電も勿論可能で、旅デジカメとして万全の体制。スナップカメラはやはり携行する気にさせるサイズ感が最重要、それを再認識させる一台。買って正解、でした。


















[Review] Pentax KP と DA 55-300mm f4.5-6.3 ED PLM WR RE レンズは気軽な旅行での鳥撮影に最適な望遠ズーム


防塵・防滴で高感度撮影に強い(以前の当方ブログ・レビュー記事もご参照) Pentax KP は、小型軽量な望遠ズームを組み合わせると、旅行先で気軽に鳥撮影が行えるデジタル一眼として便利に使える。

今回、当方が選択したレンズは、昨年8月に発売された DA 55-300mm f4.5-6.3 ED PLM WR RE レンズ。

色々略号がついているが、ED は特殊低分散ガラスの利用、PLM はパルスモーター利用による AF及び絞り制御、WR は防滴、RE は...うむ、これは何の略だろう?(調べても見つからず)

高感度に強い Pentax KP と組み合わせる利点は、多少 f 値が暗いレンズでも速いシャッタースピードが選べること。望遠端 300mm は APS-C カメラでは 450mm 相当なので、1/400 - 1/500 以上のシャッター速度を選択したくなる訳だが、Pentax KP なら暗めのレンズでもそれが可能になる。

そしてこのレンズの小型軽量さ(全長 89mm ・重量 442g)は「旅行に出かけるのだけれど、重い望遠ズームレンズを果たして持って行くべきか否か...」といういつもの悩みを軽減させてくれる。鳥撮影の可能性があれば、これは持って行こう、となるのである。

この組み合わせに出会う迄の鳥撮影用の組み合わせカメラ・レンズとしては、マイクロフォーサーズに 100-400mm ズームの LEICA DG VARIO-ELMAR f4-6.3 を装着して利用していた。(以前の当方ブログ・レビュー記事はこちらをご参照)マイクロフォーサーズなので実質望遠端 800mm 相当で使えるため、直接比較すべきではないかもしれないが、随分小さいと思っていたその 100-400mm ズームレンズと比較し、長さ、重さが半分以下になる携行性能の高さは高く評価出来る。レンズだけで 1kg 近くになると、超望遠の利点があるとはいえ、携行がかなり厳しくなってしまう。500g 以下なら何とかなるし、腰にも優しい。

しかし、気になっていたのは望遠端 450mm 相当でどこまで遠くに居る鳥の撮影に対応できるだろう、という点。今回、近所の散歩や箱根湯本への小旅行へ連れ出した結果、かなり高い木の上では厳しいところもあるが、川沿いや比較的近い木の上に居る鳥ならば大丈夫、であった。撮影結果はこちらの flickr アルバムを参照頂き度いが、画像をトリミングすると、可愛らしく春の小鳥たちの姿が撮影できて居る。

鳥の本格撮影にはより f値が明るいが重くて長い超望遠レンズを持ち歩くことが望ましいだろうが、鳥撮影はあくまで旅行時の偶然のシャッターチャンスへの対応、という事であれば、この Pentax KP と 55-300mm レンズで望遠域の撮影を担い、それ以下は iPhone のスマホカメラや Canon PowerShot G9X Mark II (本コンデジによる当方の作例写真は、こちらの flickr album をご参照)などの秀逸なスナップカメラで対応、という作業分担は有り、と言える。

以下、春の暖かさの到来を待つ、箱根湯本の温泉街の川沿いで撮影した鳥たちの Pentax KP と DA 55-300mm ED PLM WR RE レンズによる作例写真をいくつか(画像クリックで拡大します)。