Translate to your language.

2017年7月9日日曜日

[レビュー] 七夕の日発売の SIGMA 謹製「彦星」レンズ、24-70mm f2.8 DG Art

七夕の日に、SIGMA が発売した最高性能 Art ラインのレンズ2本。当方は勝手に彦星レンズ (24-70mm f2.8 DG OS HSM Art) と織姫レンズ(14mm f1.8 DG HSM Art) と名付けたのだが、店頭で Canon EOS 6D に装着して試写するとそれぞれ特徴があって、なかなかに迷う。

これまで EOS 6D は仕事での利用を主体に大口径の SIGMA 24mm f1.4 DG HSM Art を利用してきて、その描写性能には大変満足している(作例写真はこちらの flickr リンクからどうぞ)のだが、そろそろ高品質な SIGMA レンズがもう1本欲しい、という気持ちになっている所にこの二本。






彦星レンズは、82mm 口径の文字通りの大口径常用域(広角 24mm から中望遠 70mm まで)のフルサイズ対応レンズ。ズームレンズだが、全域明るい f2.8 で、どの焦点距離でも綺麗な背景ボケが期待できる。一方の織姫レンズは、SIGMA 山木社長も自信作という、巨大な球面レンズを前面に配した 14mm  超広角ながら明るい f1.8 のレンズ。超広角レンズなのに開放絞り f1.8 ではしっかり背景ボケも楽しめるという凄い実力。



5年ぶりの待望のモデルチェンジとなった Canon EOS 6D Mark II 登場を8月末に控え、その高性能・高画質に見合うフルサイズ対応レンズ選びは、真剣にならざるを得ない。彦星も織姫も、それぞれに魅力あふれる力作レンズ。かなり逡巡したが....

結局、24mm f1.4 レンズを持っている事も踏まえ、ここは万能型レンズをまず装備しよう、ということで、彦星こと 24-70mm f2.8 レンズに決定。早速フジヤカメラの近所やブロードウエイ内で試写してみたところ....その性能は非常に満足行くものであった。

ピントがあった被写体はあくまでシャープに。そして被写体を綺麗に浮かび上がらせる、やわらかい背景ボケ味は、期待以上。広角端から望遠端まで、最短撮影距離は全て 37cm なので、接写からポートレートまで、円形絞り効果もあって、美しいボケ味を十分楽しめる。こちらの、左から3番目の裸電球にピントを合わせた 70mm 望遠端の作例画像で、そのボケ味はご理解頂けると思う。



その他、本日撮影した写真は、こちらのリンクの flickr アルバムでご覧頂き度い。彦星レンズの実力を、きっとご理解頂けると思う。EOS 6D に装着すると、太く短く、まるでバズーカ砲の様な迫力だが、1,020g の質量は大きな高品質ガラスを利用しているからこそ。本気の撮影の時には、やはりフルサイズ・デジタル一眼が頼りになるので、しっかり仕事をしてくれる万能レンズとして、彦星には今後も期待できそうだ。




[クマグルメ] 中野駅北口に続々オープンの次世代ラーメン店、クマグルメ推しの3店

JR 中野駅北口界隈に、個性的なラーメン店が続々オープン。最近訪れたところでは、以下の3店舗が美味しくて、かつ興味深かったので久しぶりにクマグルメ・レビュー。


サンモール商店街から横に入った小道、狸小路に中野区内から移転してきた味噌ラーメン店。野菜たっぷり系で、特にほうれん草をたっぷり入れても料金が変わらない所が素晴らしい。麺は味噌には定番の西山製麺の黄色い縮れ麺。ダイエット中の方には、麺抜きで野菜とスープで楽しめるオプションもある。(麺抜きの分、安くなる。)ダイエットが気にならない方向けには、無料の白飯も付けられる。ふりかけも完備。


ユニークなのは、中野経済新聞報道の通り、カウンター内のスタッフに京都の舞妓出身の方が居られること。舞妓さんがサーブしてくれる美味しい味噌ラーメンが食べられる店は、日本中探してもここ位しか無いのではないか。中野で味噌ラーメンといえば、これまでは2店舗を展開する味七の牙城だった北口界隈だが、若い店主やスタッフを擁する新進気鋭のお店の進出で、俄然面白くなって来た。



こちらもサンモール商店街から横道に入り、炉端焼き名店陸蒸気(おかじょうき)を越えたところにひっそりオープンした、広島流激辛つけ麺専門店。カウンターだけの狭い店内だが、入口に飾られた赤い広島カープの旗で、すぐに見つける事ができる。以前は複数存在した(新宿の小滝橋通りや六本木にもあった)チェーン店の「ばくだん屋」の店舗が東京都内から減ってしまったので、大好きだった広島激辛つけ麺をしばらく食べていなかったのだが、地元中野への新店舗開店は嬉しい限り。

14種類の食材(中には豆腐まである)を使った、丁寧に氷水で仕上げた冷たい激辛つけ麺が、680円でいただけるのは大変お値打ち。ゴマを擦って入れる事で、辛いスープの旨味もマシマシ。暖かい麺が良い場合には、580円の汁なし担々麺もあるとの事で、次回はこれも試してみよう。ユニークなのは11段階ある(ちなみに0は辛味ゼロ)辛さが、広島カープの選手の背番号で表現されていること。辛味初心者用の3番は鉄人衣笠、だ。4−5位の辛さは大丈夫そうだとわかったので、次回は中辛5番のギャレットにしてみよう。(笑)


最後にご紹介するのは、中野駅から中野通りを新井薬師方面へ北上、700m ほど歩いたところにある麺屋 はし本。Twitter で知った店だが、池袋の大勝軒で修行した店主の方が一人で、丁寧な接客できりもり。Twitter を見ていると、夕方には麺切れになる事が多い様だったので、土曜日のお昼前に初訪問。

Tabelog の評判を見ると、当方が渋谷勤務時代に好んで通ったラーメン店の「はやし」の味に似ている、という意見が多数。早速頂いてみると、確かに遠くではやし的な味も感じるが、大勝軒出身のご主人らしいしっかりした味も感じられて、最初の訪問でファンになってしまった。

ユニークなのは、サイドメニューの明太ご飯が、ごま油か、マヨネーズか、ノーマルかを選べること。ご主人おすすめのごま油にしてみると、食べ慣れた明太ご飯にごま油の香ばしさとネギのシャキシャキ食感が加わって、これは何杯でもいけそうな。是非また再訪してみたいお店。

中野北口に新開店のラーメン店、どれもユニークさがあって、甲乙つけ難い。美味い、美味すぎる。また行かねば。