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2017年11月13日月曜日

[Review] iPhoneX 内蔵カメラで撮影する秋景色(作例写真多数)

新しい iPhoneX を手に入れると、利用時間の恐らく半分はカメラとして使っている気がする昨今。iPhoneX はこれまで使って居た iPhone7 Plus と比較して多くの機能向上がある、という事だったので、大変期待を持って本日は屋外撮影に。紅葉する中野駅北口の四季の森公園の風景や、いつもの中野北口の裏道街角を撮影したので、作例写真はいつも通り、こちらの flickr アルバムをご覧頂き度い。


iPhone8 Plus 以降で導入された、ポートレート・モードでスタジオやステージ照明の効果が使える機能は色々試してみると、まだ完全では無いがなかなか面白い。ステージでは、背景がブラックアウトして、主題となる被写体がカラーや白黒でグッと強調される形になる。当方の様に髪にグレーが混じって背景が明るいと、境界が不鮮明になるので輪郭を判断しづらい様だが、黒髪の場合は、ほぼうまく切り取りが出来ていた。

背景ボケの効果も、iPhone7 Plus に導入された初期から、かなり改善されつつある様だ。この連続する提灯のボケ方も、なかなかに味わい深い。背景をぼかした写真と、普通に撮影された写真と両方が保存されるので、比較してみるとその効果を更に実感できる。iPhoneX からは、フロント・カメラでも標準画角のままでボケの効果を楽しめる様になった。二眼を備えた背面カメラで行うポートレート・モードとは違って、Face ID でも利用する赤外線カメラやドットプロジェクター等の TrueDepth のセンサーやカメラ群を活用して、主題と背景を切り分けてボケを作り出している様だ。いずれは背面カメラもこの方式に切り替わるのだろうか。

手のサイズが大きい当方には、iPhone7 Plus の大きさが、しっかりホールド出来て安心感が持てる部分もあったが、iPhoneX の一回り小型サイズも、慣れれば安定して持つ事が出来る様になる。二眼レンズ部分が縦デザインに変わったので、本体を横に持った時にはレンズは横並びとなり、左手の指でレンズ下方を誤って隠してしまう様な失敗も、減ると思われる。

そして多くの iPhoneX ユーザーが指摘している通り、鮮やかな有機 EL ディスプレイ導入による再生時の画像再現性は感動レベル。レンズの開放 f 値は iPhone8 などと比較し望遠端 52mm が f2.8 から f2.4 になった程度だが、明るく美しい画像が表示されるので撮影枚数がついつい増えてしまう。

最後に、夜景撮影機会も多い当方に嬉しかったのは、iPhone7 Plus と比較しての、暗いシーンでのノイズの少なさ。作例の夜の写真で確認を頂きたいが、暗い部分もきりりとしまった絵作りになっている。暗所に強い Sony の裏面照射型 CMOS センサーを使い、そして映像処理ロジックを変えた合わせ技との事だが、これまで気にかかる事が多かった暗い場面での iPhone 写真特有のノイズの多さ、が大きく軽減されている。コンパクトカメラをスマホがあっても手放せない理由のひとつが暗所ノイズだったのだが、iPhone8 や iPhoneX の新世代スマホ・カメラからは、それを気にする事も無くなりそうだ。

Sony CyberShot RX0 という 24mm 単焦点レンズ、1インチ CMOS を備えた超小型カメラの導入も、iPhoneX がしばらく手に入らないなら、と、かなり真剣に考えていたのだが、iPhoneX 作例写真の仕上がりを見ると、iPhoneX だけでも当面は良いかな、とも。しかし1インチ CMOS で仕上がる写真の高精細さはまだ気になる....。

カメラ機能に惹かれて iPhoneX 新規導入検討中の方、こちらの flickr アルバム作例写真は逐次追加して行きますので、よろしければ参考にしてくださいね。現在は TrueDepth 部分に使う部品などが足りなくて、生産が遅れている様ですが。


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