タイトルが長くなったが、要は「観光地が混雑するゴールデンウィークは東京都内を回る」原則で、築地をスタートして月島経由で B グルメをクリアしつつ、日本橋の COREDO 室町を目指す隅田川周遊写真散歩、すなわち「B-Walk」と洒落込んだ次第。今回のカメラ・バディーは新調した Nikon1 V3 と 1NIKKOR レンズ4本(32mm f1.4、18.5mm f1.8、10-30mm f3.5-5.6、30-110mm f3.8-5.6)。
Nikon1 システムは、CMOS が1インチと小型な分、レンズの大きさを小さく出来るメリットが高い。フルサイズ換算には 2.7倍の掛け算が必要、とちと面倒だが、上記4本でそれぞれ約 85mm、50mm、27-80mm、80-300mm と必要十分な焦点距離をカバーし、それでいて小さな鞄に全て収まる小型・軽量さ。フルサイズカメラでしっかり撮影したい時には EOS 6D と SIGMA 50mm f1.4 DG HSM (レビューはこちらのエントリをご参照)を引っ張りだすが、気軽なフォトウォーキングには小型軽量が嬉しい。以下、大江戸線築地市場駅を出発し、銀座線三越前駅に至る B-Walk 詳細。写真作例だけ見たい方は、こちらの flickr アルバムでどうぞ。
築地市場到着はちょうど昼の12時。しかしいきなり最初から誤算が。築地市場がクローズする連休はさぞ人が少ないだろうと出かけてみると、築地場外の方は全く関係無く、観光客で大混雑。B-Walk の入口はなかなか厳しいが、人ごみをかきわけつつ築地場外の旨いもの探し。
早速見つけたのがこの、マグロ串焼き、450円。分厚いマグロを塩焼きで。本当にこの値段で良いですか、というジューシーアツアツの串焼き。いやー、築地ならでは、ですね、これは。たまりません。
そして紀文の練り物屋。こちらも温かい串で頂ける、各種焼きかまぼこ。こんなに多種類から選べる幸せ。この調子で食べているとランチが入らなくなってしまうので、下調べしていた場外の寿司屋へ。
築地場外でもかなり勝鬨橋寄りの通りに位置する「すし富」は、マグロ仲卸直営の寿司屋で、トロが抜群に旨いとの Web の評判を見て初来店。他の店が長蛇の列となっている中で、こちらはひっそりとした場所に有り、混雑する時には有り難い穴場の店、である。
いやもう、写真からでも伝わるこのクオリティ。まさに口の中でとろける大トロと、甘みのある新鮮ウニ、イクラがたっぷりと乗った三重奏の豪華どんぶり、宝石箱。食べ物にうるさくなりつつある長男もこの美しさと旨さに釘付けに。
そしてマグロ仲卸の店といえば、このまぐろづくしの特上鉄火丼。とろける大トロが、どっさりと。長女が感激の声を思わずあげるその旨さ。
ゴールデンウィークのスペシャル握り。色々試してみたい大人の要求にきっちり応えるネタの鮮度。いやー、築地は旨い。平日のランチ限定メニューはさらにお得の様なので、また来てみないと!
築地の海鮮ランチを満喫した後は、東銀座方面へ。まずは築地本願寺見学。1657年の大火事で本堂が焼失、それを再建する為に海を埋め立てたのが、「築地」の地名の由来だったとの事。関東大震災で再び火災で本堂が焼け、昭和初期の再建ではインド様式の石造りに。もう二度と燃え堕ちない様に、という願いなのか。
本願寺から更に銀座方向へ向かうと、新しくなった歌舞伎座が。地下に下りると、観光客目当てのお土産コーナー。五右衛門くまモンの「かぶきモン」と、「デジくまモン」の貴重なツーショットを。そちらからエレベーターで上層階に上がると歌舞伎座の屋根上の庭園に。開業当初は大混雑だったこのあたりも、さすがに人が少なくなってゆっくり見学が可能だった。
開店したばかりの男の着物専門 SAMURAI、なる店を眺めた後は、おぎのやの峠の釜飯を、GW 期間は各日午後3時から臨時販売している群馬総合情報センター「ぐんまちゃん家(ち)」に立ち寄り、神津牧場のジャージー牛乳ソフトを堪能。更にすぐ近くの岩手名産品店「いわて銀河プラザ」では小岩井牧場のソフトクリームを食べ比べて、築地を通り抜けて勝鬨橋(かちどきばし)へ。ちなみにいわて銀河プラザのトイレは大きく、フォトウォーカーの立ち寄りには便利なのでメモ。(ちゃんと飲食もしましょうね。)
勝鬨橋では、松本零士デザインで隅田川を遊泳する宇宙船型水上バス、ヒミコに遭遇。(あとで調べてわかったのだが、その後佃大橋で遭遇した屋上のデッキに上がれるタイプの船は新しいデザインで、ホタルナ、というらしい。いずれも乗船の3日前までにネットで予約可能。)なかなかの勇姿。これはいつか乗ってみたい。32mm f1.2 のシャープさがわかる作例。
そしてしばらく歩き、運河を渡ると月島入り。本日の B-Walk の最大の目的地、もんじゃ焼きのメッカ月島もんじゃストリートへ。前回は「蔵」を訪れたが、今回は「だるま」で。こじんまりとした店だが、入店した午後4時半にはもう全ての机が満席に。
だるまで人気 No.1 の「明太・もち・チーズ」。もちとチーズのねっとり感が、明太の辛さを和らげ、なんともいえないハーモニー。その次に食べた人気 No.3「カレー・コンビーフ・ベビースター」も面白い食感だが、これが一番美味しかった。
親子4人で食べると、大きく広げたもんじゃ焼きもあっという間に無くなる。うまくこしらえないと決壊してしまうので、わいわい言いながらキャベツと具の土手をこしらえる。これがもんじゃ焼き最大の楽しみ。ビールとラムネで乾杯。月島の裏道・下町風情も楽しんで、更に移動。まだ B-Walk は終わっていない。
佃大橋に抜けるには、月島から長い歩道を上がって行く。橋の上からは、南に勝鬨橋、北にはスカイツリー。日没前に来てしまったが、夜景は相当奇麗な場所に違いない。30-110mm 望遠ズームを試すにはもってこいの場所。
佃大橋から下りると、明石町、新富町、京橋と町を抜けて行く。時々あり得ないほど古い家屋や建物が残っていて、ここは本当に東京だろうか、と思わせる楽しい発見がある場所。あまり店は多くない地域だが、時々小洒落たビストロ等があって楽しい。中央区役所って新富町にあったのか、と再認識しつつ、ようやく京橋着。
このあたりで日が暮れた。しかし京橋から日本橋まではあと一息。中央通りの明るい逆 L 字型の街灯の下を、一路日本橋の麒麟像を目指す。
三越本店を過ぎ、午後7時、COREDO 室町着。いやー、想像より長い道のりであった。夕食はもんじゃで済ませているので、明日以降に食べるものを物色しつつ COREDO 室町見学。持ち帰り用お惣菜系の店が多いので、こういうニーズにはピタリ。鹿児島のさつま揚げを購入。長女お目当ての出来立て芋けんぴ、はこの時間では売り切れ。人気の箱根富士屋ホテルのアップルパイもさすがに売り切れ。スイーツの楽しみは次回に持ち越し、と。
開業直後の初めての連休で混んでいるのでは、というのは杞憂で、夜の時間はかなり空いていて GW 期間中は夜は穴場かも。COREDO の仲通りは、提灯型や行灯型のライトが美しい。
以上で総所要時間約8時間の隅田川周遊写真・Bグルメ散歩は無事終了。日本橋のたもとからは、遊覧船も数多く出ているので、いつかはここからスカイツリーまで船にも乗ってみたいぞ、と心に誓って帰路。美味しいものを数多く頂きつつも、長距離ウォーキングでしっかり消化。健康増進の B-Walk、これからも続けないと!
0 件のコメント:
コメントを投稿