![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjLAyF2On5WQevprjgz9IX362uik8ze2T1n0UxTGXlXwE3F4ldIcPSD2kbFdxXbydbdtlEa4BfC8k9OkYg3RiIZalInak5-hWKH0TGRgI0qx93e91yOKW_bPH3i5VGuJ1CdkLcE/s320/IMG_9129.jpg)
このデジカメも、CP+ 2016 で登場し気になって、結局またいつもの
わが町のカメラ店で導入決定した一台なのだが、1インチ CMOS コンデジの
Panasonic Lumix TX1。Panasonic らしく、4K Photo / Video の機能はもちろん、EVF (電子ビューファインダー)は 116万ドットのポップアップ不必要な内蔵型。25-250mm と無理をしない LEICA VARIO-ELMARIT の10倍ズーム・レンズに、ハイブリッド5軸の Power O.I.S. 手ぶれ補正。1/16,000 秒と秒間 50コマ連写を備えた電子シャッター。ともかく機能はてんこ盛り。書ききれないので、
詳細はメーカーの機能説明ページをぜひ。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEius4z02sBSzjNyclhf_aire6PzEb6DbsPxr2nrIsZHdFsQtL0Fn08CRAI3xzNOLGpR-XCU06lcVNuM4SULi022KEJ6dYxRQ3r2KvB0rt5aNSlUwpoQwU2PAizCcjJ_VbQedxRy/s320/P1000013.jpg)
これだけ備えて
装備重量 310g はとても軽い。最近、出張や旅行に出かけても、その手軽さからスマホだけで写真撮影機会の大半をカバーしてしまう事が多いのだが、スマホの苦手領域は3つ。望遠撮影、夜間撮影、瞬時の露出補正。これを補完するカメラなら、出先で常時持ち歩く価値がある。望遠は 250mm まで効くので言わずもがな。夜間撮影は、スマホで改良は見られるものの、まだ暗がりではノイズが乗りやすい。LED ライトも、本格カメラのフラッシュと比較すると使いにくい。そして意外に重要なのは、最後の露出補正。
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「iPhone だって最近の iOS なら、撮影対象にピントを合わせてその横を指でなぞればすぐ暗さ・明るさを調節できるでしょ?」というあなたはかなりスマホを使いこなしている。その通り。一方で、スナップ撮影をしていると、この操作はやや面倒かつ、撮影の集中力を欠いてしまう。EVF を覗き込んで画面で光量を確認しつつ、露出補正ダイヤルで瞬時に補正量を変える、という使い方は、デジカメを活用する上でアナログカメラと違う使い方ができる大きな利点。TX1 は、この使い方が出来る。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj8yky-vOqzKmL1TQvBy_IjDjFETPvBhpnEeAJSasryF_0-GOtgd_sYBdPUaHvQm7X7fSR7FZDWPmSQr3S9IDAICG-KumaVVrB9DGHX5j0XRqqnY3QAVvJBZpzQDCEnVe6DayB6/s320/IMG_9128.jpg)
おすすめの設定は、MENU ボタンを押して、カスタム - リング/ダイヤル設定 - そこで図示される後ダイヤル(シャッター斜め右後ろの大きなダイヤル)を露出補正専用にする事。これで、
OLYMPUS PEN-F や
FUJIFILM X70 等と同じく、右親指のかかるダイヤルで瞬時に露出補正がすべてのモードで行える様になる。更に TX1 が良いのは、露出補正がデフォルトで上下5段まであること。この補正の広さとダイヤル操作を組み合わせると、幅広い光量条件での撮影が行える様になる。PEN-F や X70 の、プラマイ数値が記されたアナログ補正ダイヤルだけでは、表示面積の限界から上下3段がデフォルトになっているので、それ以上の使い方が TX1 では出来る事になる。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhEtKbfMIBv8Y1fQ29GSO-uKbQdHvCpB0-VYDmglqRrp2hWas8_1i9WeZunJR31NcrEB4If9FsMDXWUi4aeb9bsBeAXLtk4Jg_On6MXO0iPLbBdaPXPXaZk4FS46Z0XG8O7YCoy/s320/IMG_9290.jpg)
例えば、月の表面を撮影する時には、補正をマイナス5段まで行うと、月表面のディテールを撮影時に確認できる。ズーム望遠端は10倍(250mm) なので、月を撮るには弱く見えるが、1インチ CMOS なので、撮影画像をトリミングしても結構使える画像になる(左のスクエアに切り出した写真、ご参照)。1/2.3 インチ CMOS で30〜40倍ズームのカメラも良いが、CMOS 面積が4倍になる 1インチ CMOS の本機なら、そういう使い方も出来る。Panasonic の m4/3 の最新ミラーレス上級機同様に、EVF を覗きながら、背面液晶を指でなぞる事で、EVF 上の AF ポイントを移動させられるのも便利。EVF 利用が、本格的に行えるコンデジなのである。
f2.8 通しの明るいレンズを備えた Lumix FZ300 も優れたデジカメだが、筐体が大きいと結局あまり持ち歩かない。TX1 に乗り換えてしまった理由はここにある。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh7qiKINJR7rnqBRzfGfpSbHYkphGQ6yPHZqbDGPJXKlxMRiB-qQdg4SzDumnZ3RrLjlBrLzdnNhC-Q4XMOGWQYIme20QYk3QwSEFx0HXg62nVH8Kh1QGnreukCHP8WG0q6oHwH/s320/P1000042.jpg)
ルーキー Panasonic TX1 を採用すると、デジタル・ベアーズ1軍の現在のコンデジ主力選手、
FUJIFILM XQ2 や
FUJIFILM X70 が不要になってしまうのでは!?という恐れもあったが、さにあらず。より小型・軽量の XQ2 は常時通勤カバンに入れて置くのも可能で秀逸なドリブラーのミニ・コンデジ、X70 は APS-C CMOS と単焦点 28mm レンズでここ一番を決める撮影をしたい時のワイド・シューター。ただ、1週間以上の、荷物を減らしたい出張や旅行に「スマホ以外のカメラを1台だけ持って行こう」、となると、オールマイティな TX1 が選択される可能性が高くなりそうである。
とりあえず、TX1 で撮影した写真は、
こちらの flickr album に追加して行くので、御参考頂ければと。
[その他の TX1 作例写真(クリックで拡大)]
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiGClZaGC6ZmV8jG7KPuTINjhDb70uoZT2OO2AQRDiedfUNLn4xxISxGG18iO7EOXUe3lwCqgYoRTeTepW8g-rgkfcKpx-1H2YH3_SziyJmld5IhxTRxKvQXj3nX7Cssfkcl4xs/s200/P1000108.jpg)
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