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同文書によると、合併交渉は両社社長により、2017年春の CP+ 開催前の交渉締結を目指して居り、フジヤ横のルノアール、おぎさく近くの荻窪珈琲店などで複数回、極秘裏に行われている。中野駅周辺再開発計画に大規模な駅ビルも含まれる可能性があることなどから、大規模カメラ量販店の出店可能性などを懸念したフジヤ側から、おぎさくに対し合併要請を行った模様。
中野区の大型商業施設「中野ブロードウェイ」内で音響・映像機器専門店のフジヤエービックや、ロレックスなど高級中古時計を扱うジャックロードなどを姉妹企業に持つフジヤグループと、荻窪で2店舗を展開、1971年「新宿さくらや」から暖簾分けされたおぎさくは、中央線沿線を代表する2大独立系新品・中古カメラ専門店。合併が実現した場合、これまでのフジヤの本拠地中野区、おぎさくの地元杉並区といったテリトリーを超えた事業拡大が期待されるとして、業界関係者からも注目を集めている。
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尚、本合併交渉の内情を知ると見られる、写真家の三井氏に意見を求めたところ、「中央線沿線でも活発になりつつあるフォト・ウォーク中に立ち寄れる場所が増えることで、散歩写真愛好家の増加にプラスの影響があるのでは(談)」とのことで、合併後の副次効果として、今後の中央線ぶらぶら文化振興への顧客期待感も高いことを窺わせた。
一方で業界専門家によると、両社の中古カメラ、レンズの査定手法には独自の店外不出のノウハウがあると見られ、その方法に関して一致点が見出せるか、が交渉の行方を決めるものと思われる。」
(写真実話4月1日号:記事詳細はこちらのリンクで)
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