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2016年4月24日日曜日

[Review] iPhone SE は高性能エンジン搭載の秀逸な小型車だった

iPhone5s の後は、iPhone 6 Plus, 6s Plus とスマホは大型液晶で見易いファブレットを使い続けて来た。

光学手振れ補正のカメラが内蔵される等、機能的にも最上のものが奢られる大型機が、一番良いと信じて選択して来たのだ。そこへ、Apple が新機種で小型の iPhone SE を登場させる、とのニュース。当初は、自分が使う機種ではあるまい、iPhone 6s Plus に満足しているし、とあくまで自己利用は想定しないモデル、との位置付けだった。

一方、処理速度が遅い iPhone 5 を使い続けて来た長女は、小型ながら 6s シリーズ並みの高速 A9 チップを積んだ iPhone SE の登場を大歓迎。早速通信キャリア系店舗でローズゴールドを予約したのだが、「64GB モデルは、入荷未定で、1ヶ月ほど待つかも」との連絡で、しびれを切らしていた。週末銀座に用事が有り、通りがかった Apple Store で聞いてみると iPhone SE SIM Free モデルが、残っている在庫の色は限られるが入荷していると!30分ほど短い列に並んで、無事にローズゴールド 64GB を手にいれる事が出来たのだった。

Apple Store には数日毎に SE が入荷しているとの事で、急ぐ向きには SIM Free で良ければ Apple Store で手にいれるのが早道である。ちなみに、その後価格改定で iPhone SE も値下げとなったが、購入が価格変更発表から2週間以内だった為、再び店舗を訪問して、無事に1台当たり 5千円の Refund を受ける事が出来た。

家に戻り、長女の iPhone SE セットアップを手伝いながら、その速度感やカメラの精度を確認。うむ、うむむ!?これ、結構良いでは無いか。iPhone 6s シリーズと比較し、フロント・カメラの画素数が小さかったり、4インチ液晶上の QWERTY キーボードでは大きな指では打ち間違いが生じたり、最大メモリ容量は 64GB だったり...という些細な問題はあるが、久しぶりに iPhone 6s Plus に慣れた手先でハンドリングして見ると、シャツのポケットにも違和感なく収まる小型さ、片手で操作していて疲れない軽さ、電話をかける時のホールディングの良さ、...ああ、iPhone 5s 時代はこれだったよね、とじわっと思い出されて、良いのである。

例えれば、ずっと大型車志向で車に乗ってきて、はっと小型車の良さに気がついた時の感覚に近い。あれもこれも、と欲張るうちにどんどんボディは肥大化、機能強化されてきたが、本当にそれを使いこなしているのだろうか。大型の画面は、写真や動画を見るには具合が良く、その点はファブレットの Plus に利点があるのだが、新機能の押し込む感覚が得られるフォースタッチ液晶にしても、結局はあまり活用出来ていない。処理速度が同じエンジンを積んでいるなら、より小型な SE でも良いのでは、と、背面カメラのクオリティも確認して、機種移行を悩み始めた。オンラインで購入をポチってみては、でもやはり Plus のままでメイン機は良かろう、とキャンセルする、の繰り返しを2度ほど。しかし入荷には2−3週間とある。もやもやと悩んでいたが、Apple Store 銀座に電話してみると、また iPhone SE が入荷したとの連絡が!!



これはもう、入手せよとの林檎神からのお告げであろうと覚悟して、いそいそと銀座神社に参拝し、お布施。ゴールド 64GB の iPhone SE を手にいれた。最近は SIM Free 機ばかりを導入しているので、その後の移行設定も慣れたもの。あまり利用していないアプリを断捨離して、軽量な端末に軽量なアプリ群、という再構成は無事完了。

まだ導入後数日だが、同じ A9 チップを使っているということで、使っていて不足はほとんど感じられない。むしろ、常時携行が小型軽量で楽になったメリットばかりが際立つ。何を迷っていたのだろう、と自問するほど、具合が良い。


そういえば、最近乗っているクルマも、ターボエンジン搭載の小型車。高速道路走行でもうちょっと回って欲しいと思う事はあるものの、都内での普段使いには十分だ。


iPhone SE + A9 チップの組み合わせは、それに似ているのかもしれない。将来の iPhone 7 や 8 で、圧倒的な魅力を持った革新が為される迄、小回りの効く SE で、気軽に、自在に走り回る事としよう。







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