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2016年5月6日金曜日

[Review] Pentax K-1 研究5日目、実は工夫すると DA 18-55mm f3.5-5.6 AL レンズも利用可能

さて、フルサイズデジタル一眼、Pentax K-1 に各種レンズを装着しつつそのポテンシャルを地道に探る GW 期間集中プロダクトレビュー・シリーズも、本日で五回目。かなりカメラの操作にも慣れて、手に馴染んできた。途中3日ほど、長野に出かけてフルサイズ対応 FA 24-105mm f4-5.6 IF アナログカメラ用レンズで撮影し、Pentax K-1 の撮影能力の高さに驚いたが、再び DA レンズ・レビューに戻る今回、装着したレンズは安価な APS-C 標準レンズ、DA 18-55mm f3.5-5.6 AL

下取り価格も非常に安価なレンズなので、これは売らずに置こうと引き出しの奥にひっそり眠らせていたレンズだが、今朝、辛口カメラ評論家 田中希美男氏の CP+ 2016 Pentax K-1 徹底解剖セミナー動画(ちなみにこの動画、K-1 開発秘話から DA レンズの使いこなしまで、見所満載で必見です)を視聴していて、実は「制限付き」ながら、この安価な APS-C レンズもフルサイズの K-1 で使いこなしが可能と知った。そこで早速引き出しから取り出し装着、撮影テストを実施。

<18mm>
田中氏によると、18 - 24mm あたりでは APS-C レンズの広角端で見られるケラレも顕著で、実用にはやや厳しいと。撮影してみると、確かに広角では厳しい。こちらの作例も、ご覧頂き度い。最初のコマが 18mm の作例、次が 24mm の作例である。開放付近で撮影しているが、これはさすがに実用には厳しい。




<24mm>
18mm では円形に、そして 24mm では4隅が光量低下というより、かなり黒くつぶれてしまう様子が、作例写真からもおわかり頂けると思う。しかしそれが、28mm を超えたところから、35mm, 45mm, 55mm と撮影すると、四隅の光量低下も目立たなくなってくる。もちろん青空や白い壁をバックにすると、28mm 以上でも四隅の光量低下は顕著になるが、普通に撮影する分には、この 28 - 55mm のレンジは実用になりそうな撮影結果、である。

<28mm>













<35mm>













<45mm>













<55mm>














Pentax デジイチのユーザーであれば、この軽量 (225g) 標準ズーム・レンズを所有している人も多いと思われるので、軽装で出かけたい夏の散歩には、28-55mm f4-5.6 レンズ(28mm では開放値が f4 になる) と割り切って持ち歩くと便利かもしれない。上記田中氏の動画では、さらに軽量 (124g)・安価な DA 35mm f2.4 AL レンズ もほぼ問題無く Pentax K-1 で使える、との事で、気軽なスナップ派にはこのレンズが実は最適解なのかもしれない。うーん、35mm f2.4 を利用した撮影作例が気になるぞ、と。

Pentax K-1 と DA 18-55mm f3.5-5.6 AL レンズ作例写真は、こちらの flickr アルバムにまとめているのでどうぞ。各種撮影シーンでの、光量低下度合いがよくおわかり頂けるはず。














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