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2015年4月12日日曜日

Apple Watch 最終選択にアナログ腕時計の名機 SEIKO ASTERISK の影響

4月10日から注文可能となった Apple Watch、やはり最終機種選択する上では試着が必要だろう、という事で10日夜、同日発売の MacBook 12インチも見学目的で雨の中、銀座アップルストアを訪れた。

前のエントリの通り、残念ながら発売初日にもかかわらず MacBook 12インチはまだ同店に届いていない、という珍しい事態だったのだが、うがった見方をすると Apple 社全体で10日は Watch によりリソースを注ぎ込み過ぎたからなのだろうか、と考えてしまう程に、店内は Watch 一色。入口の Pop、店の中央に置かれたショウウインドウ、全て Apple Watch だ。店内各所で試着が行われ、顧客一人一人に店員さんがついて、丁寧な説明が行われていた。

気が早い Apple ファンはもう、10日午前中のうちに訪れていたのであろう、午後7時過ぎの銀座アップルストアは想像よりは混んでいなかったが、それでも試着は30分待ち。列に並ぶ必要は無く、iPhone を利用して順番を効率的に仕切っているのではあるが、とりあえずは初日の試着はあきらめてショウウィンドー下の実機を眺めて過ごす。

そして 翌11日。MacBook 12インチの初期ロットを抑える目的で新宿西口のビックカメラへ。なんとかスペースグレイ 256GB の薄型マックブックを入手出来てほっとしたところで、昨日かなわなかった Apple Watch 試着へ。

アップルストア各店舗、そして新宿伊勢丹でアップル・ウォッチ試着が出来る事は皆さん良くご存知の通りだが、実は大手量販店でも試着は可能。中でも、Sofmap を買収したせいか、Apple 製品の関連サービスのクオリティが高いビックカメラ新宿西口店は、最近の当方お気に入りの場所。MacBook 12インチの在庫があった事にも気を良くして、喫茶店で一休みしてから昼過ぎ、試着の流れ。待ち時間も殆ど無く、すぐに試着可能となった。

事前に Web サイトを見た上で、試着すべき機種は絞っていたのだが、最大15分という試着時間の関係で、3つを選んで欲しい、との事。そこで写真の3機種に絞りこんだ。

42mm ステンレススチールケースに、革製のレザーループ金属製のミラネーゼループのバンド2種類。そして、42mm スペースグレイアルミニウムケースにブラックスポーツバンドの組み合わせ。革バンドはブライトブルー色が希望だったが、展示用在庫が無いということで、茶色でお試し、ということに。

試着するとしかし、更なる迷いが。そう、二種類のケース、三種類のバンド、それぞれに出来が良いのだ。出来れば全部欲しい、と思ってしまう。ケースについては、アルミの軽さとつや消しで濃いグレイ色の仕上がりの良さは確かにスポーツ向きで、装着していて楽。一方で、ステンレススチールはガラスもサファイアガラスで強化されて居り、装着するとズッシリ感があって時計の存在を強烈に感じさせる。

ベルトについては、当初金属はどうなのかな、と思っていたミラネーゼループが薄く軽く柔軟に出来ていて、これなら暑い夏でも通気が良さそうと感じてみたり。一方で、しっとり柔らかいレザーループも捨てがたい。それぞれ、強力なマグネットで長さを変えて装着が可能で、その機能性にも惹かれるものがある。

一方で、スポーツバンドの出来も Web で眺めていた時とは違って、実際に装着してみると樹脂ながらしっかり作られて居り、腕へのフィット感も良い。店の方からは、バンドは後で変えられる(確かに、ケース裏のボタンワンプッシュでスライドさせてのバンド交換が可能。この方式も、バンド交換が大変だった既存腕時計とは異なる画期的メカニズム。)ので、まずはケースを選択すると良い、とのアドバイス。

うーん、うーん、と、二つのケースを交互に持ち上げて考えるも、結局その場では決めきれず。自宅への帰路、悩んだ挙句、ようやく候補を決定した。「42mm ステンレススチールケースと、ブラックスポーツバンド」この組み合わせで行こうと決めた。機能性とデザインから、ケースはその堅牢性とクラウン・光沢ボディ仕上げの良さからの選択。そしてバンドは日常装着する上で、水洗いし易いということから、なのだが、実は当方脳内では別の化学反応もあった様だ、と後から気づいた。20年以上気に入って使っている、SEIKO ASTERISK の美しく光るステンレスケースと大型クラウン、そして黒ベルトのイメージがシンクロしていた、のである。これまで多くの腕時計を使って来たが、その存在感の大きさと立体的に作り込まれた文字盤デザインでは、このアナログ時計の右に出るモノは無かった。デジタル世界での頂点を目指す Apple Watch はまた別モノだが、孤高という点が似ているのかもしれない。4月24日以降という、Apple Watch 到着が今から待ち遠しい。





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