24 - 600mm の高倍率ズーム、1インチ と大きな CMOS、防塵防滴、と強力なスペックを備えた Canon PowerShot G3X は売れ行き好調の様で、発売当初は品切れカメラ店も続出。
当方は事前予約していたので無事手に入れる事が出来た。EVF 付きのキットがプラス数千円で5千セット限定発売されたが、こちらの方が断然お得。高精細な236万画素の EVF は、キャンペーン中に手に入れて置く方が良い。
先に発売された高級コンパクト PowerShot G7X (当方ブログレビューはこちらからどうぞ)と同様、各所に品質の高い部品を活用しているが、光学25倍と更にズーム比率が大きいレンズを備えた本機はサイズも大柄で、装備重量は 733g。夏休みに旅行に持ち出す1台としては、ちょっと重さ・大きさは気になるかもしれない。追ってレビューするが、気軽に旅行に持ち出すズーム機としては、実売価格が3万円強とこなれた Lumix TZ70 あたりも、CMOS は 1/2.3 インチと小型になってしまうが、超小型 EVF を内蔵していて扱いやすいのでオススメである。
多少大きめでも、高精細画像をオールインワンで撮影出来る G3X を選択するか、最近増えてきた、小型コンデジ・サイズながら EVF を内蔵した機種を選んで気軽に旅に持ち出すか、は個々のニーズによりけり、と言える。G3X は Canon 技術陣が望遠ズームに必要な技術やノウハウを相当注ぎ込んでいるので、その撮影画像のクオリティの高さは出色だ。結果、重量的にはミラーレス一眼や小型デジイチと同等レベルになってしまうので、その点は注意して選ぶべき機種で、万人向け、では無いかもしれない。しっかり本体を実際に手に持ってから購入決定して欲しい一台、である。
では早速、G3X を街に持ち出して、その広角端(24mm - )と望遠端( - 600mm) で撮影できる画像を対比してみよう。広角端ではほとんど画面内で認識出来なかった様な画像が、600mm 超望遠では画角わずか4度の範囲内でくっきりと浮かび上がる様子は、壮観ですらある。作例写真はこちらのflickr album にまとめているが、そのうちいくつか、こちらに掲載するのでクリック→拡大で画像を比べて頂き度い。
<24mm 広角>
中野駅前の docomo のアンテナタワーの黒いビル。
<600mm 望遠>
最上階の円形アンテナもくっきり。
<24mm 広角>
中野駅北口の歩道橋から、中野通りを北に見る。
<600mm 望遠>
望遠では、中心部の早稲田通りとの交差点付近まで見通せている。
<24mm 広角>
恵比寿の駅ビル、アトレ。
<600mm 望遠>
アトレの文字部分を拡大。
<24mm 広角>
恵比寿駅前の、ビル工事現場。
<600mm 望遠>
肉眼では全く見えなかったクレーン上の文字が、はっきり見える。
いやはや、高倍率ズームのパワー、恐るべし、であります。
以上
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2015年7月27日月曜日
2015年7月26日日曜日
[試乗 Review] Mazda Roadster 試乗、四輪バイクの Daihatsu Copen と比べてみた
ダイハツ・コペンに乗り始めてもうすぐ1年。小柄で扱いやすい車体は、「四輪バイク」としての性能を十分に発揮し、1年経ってもその楽しさは新鮮さを失わない。その後登場したホンダ S660 には、スタイリングや荷物収納機能の低さから、実用的側面も多少欲しいという当方の利用シーンを勘案するとあまり興味を引かれなかったのだが、マツダ・ロードスターには心をグッと掴まれた。ともかくその流麗な車体デザインは、非の打ち所が無い。
とりあえず乗ってみないと、ということで、休日に近所のマツダ店に電話すると、AT 車の試乗車があるという。試乗時間を予約して、コペンで出かける。直前にコペンに乗って行けば体感的な乗り味の違いがよりはっきりわかるはず、という算段だ。コペンとの違いを確かめる意味で、マツダ店に到着するなり、まずはリアトランクを開けてみる。深さがあるので、機内持ち込み用スーツケースなら複数入りそうだ。だが、横にすれば大きな旅行用スーツケースがしっかり入るスペースが確保されているコペンのリヤトランクの収納性の高さも侮れない。ルーフトップを収納するスペースはトランクとキャビンの間に配置されているロードスターの方が、常に荷物を入れておけるので便利(コペンは、屋根をトランクに収納するので、屋根を開けている時には荷物の収納性は低くなる)ではあるが、トランク内のスペースは横幅がもう少しあると嬉しい気もした。
実車を前にすると、普段軽四輪に慣れているのでかなり大きく見えるが、乗り込んでみるとそこはツーシーター、広々、という印象でも無い。しかし、屋根を閉じている時には体を折りたたむ様に乗り込まねばならないコペンと比較すると、乗降はさすがに楽である。サイズもグッと大きくなり、もはやこれは「四輪バイク」とは呼んではいけない、自動車そのものであると感じた。インパネ類はシンプルで直感的にわかり易い。感心したのは運転席からも使い易い、取り付け位置可変のカップホルダー。コペンの場合はカップホルダーが視界より少し後ろの席左横奥にある為、取り出しが少し面倒。こちらはロードスターに軍配。
エンジンをかけると、激しくは無いが落ち着いた音で始動する。始動から野性味のあるエキゾーストノートを奏でるコペンの音の味付けも意外に悪く無い。そしてマツダ店から乗り出す。最初に気づくのは車重の違い。ロードスター AT も 1t 強の 1,050kg と普通車のスポーツカーにしてはかなり軽いが、コペンの車重は Robe AT で 870kg と、180kgほどの違いがある。スタートでスッと出る感じは、実はコペンの方が速い様に思えた。
しかしさすがにエンジン馬力はロードスターの 131ps と比較し、コペンは 64ps。その違いはスピードが上昇し始めるとしっかり体感される事に。サスペンションもさすが普通車の余裕を感じさせる仕上がり。路面のちょっとした凹凸をすぐに拾ってしまうコペンと比較し、これなら高速道路はずっと快適だろう、と想像できる深い乗り味を、ロードスターでは実感出来た。当初は横幅があってコペンと比べて幅の感覚がつかみにくいとも感じたが、バンパーの角を削り取った様なデザインになっている為、狭い道や車庫入れでも簡単に擦る事は無いはずだ。
コペンと比べて気になった点がしかしもうひとつ。コペンと違い、ハードトップでは無い、クロス 製の屋根は耐久性の点でやや心配がある。屋根が軽いので車重減には貢献し、かつ片手でも開け閉めし易い点はメリットなのだが、個人的には硬い屋根の方がオープンカーといえども安心感を感ずる。来年にはハードトップのロードスターも登場するのでは!?、という店員さん情報も有り、ロードスターにいつか乗り換えるにしても、ハードトップを待ってみたいという気持ちになった。コペンで採用されている電動開閉天井は動作が機敏では無い事もあり、手動でシンプルに開け閉め出来る点ではロードスターの布製天井も好ましいのだが、経年劣化のし易さ、の問題も有り、ここは好き嫌いが分かれる点かもしれない。
コペンで高速道路に乗っている時間が比較的長めな当方としては、高速安定性が抜群なロードスターに惹かれる部分も多いのだが、都内を中心に「ヘルメットを装着する必要の無い、全天候型四輪バイク」としてシャキシャキ走って実用性も高い、という点ではコペンへの愛着も強く、当面はコペンに乗り続けようと決心。
でも、ロードスターの試乗、楽しかった。いつかは!!
2015年7月19日日曜日
RICOH GR II の WiFi 写真転送用アプリ "Image Sync" 改善の余地有り
中野区が発行した +20% プレミアムの商品券で、本日早速中野が誇るカメラ店、フジヤカメラで RICOH GR II を購入。しかしWiFi 転送用 iPhone アプリ RICOH Image Sync の使い勝手が今ひとつで、やや意気消沈中。
GR II の SD カードに記録させた画像を、まずは Image Sync アプリに取り込み、その後 iPhone のカメラロールに再転送、という二段構えだったのだが、最近の他社製アプリはそうした冗長な手段を取らず、カメラ内撮影画像を iPhone のカメラロールに直接取り込めるものが殆ど。何故二段構えになっているのかが理解し難い。
更に、SD 内画像を複数選択して iPhone に送る操作が、画像を押し続けて一瞬円周上に現れるアイコンから操作するのだが、その操作マークが WiFi アイコン。スマホ型アイコンを押してしまいそうになるのだが、上記の通りの二段構えの転送なので、スマホアイコンは Image Sync アプリに取り込んでから、二回目の転送で利用するものだった。こういった操作が非常にわかりづらく、別のカメラ用の説明 PDF でようやく理解した次第。
全ての GR II 機能を利用出来る、遠隔操作用 Web アプリ GR Remote の方が出来は良いのだが、これは機能が有りすぎで、かつ写真転送部分の使い勝手がやはり良いとは言えない。「シンプルな UI と手順で、必要な写真だけ GR II から iPhone6 Plus にサクサク送れるアプリ」が欲しいのだ。
最近の FUJIFILM や Panasonic、Canon のスマホアプリはこのあたり良く出来ていて、カメラ・メーカーのソフトウェア技術のレベルの違いを感じる部分。そのアプリが揃うまでは、既存 GR ユーザーは GR II の値下がりを待ってもいいのかもしれない。RICOH GR から GR II へ、この WiFi 機能付加を求めて機種変更しただけに、求めるものとの違いに本日はちょっと、辛口レビュー。
カメラ本体は GR 初代と大きくサイズも変わらず良いのですが。ケース類もそのまま使えました。 flickr album での作例写真は、こちらに貯めて行きます。
GR II の SD カードに記録させた画像を、まずは Image Sync アプリに取り込み、その後 iPhone のカメラロールに再転送、という二段構えだったのだが、最近の他社製アプリはそうした冗長な手段を取らず、カメラ内撮影画像を iPhone のカメラロールに直接取り込めるものが殆ど。何故二段構えになっているのかが理解し難い。
更に、SD 内画像を複数選択して iPhone に送る操作が、画像を押し続けて一瞬円周上に現れるアイコンから操作するのだが、その操作マークが WiFi アイコン。スマホ型アイコンを押してしまいそうになるのだが、上記の通りの二段構えの転送なので、スマホアイコンは Image Sync アプリに取り込んでから、二回目の転送で利用するものだった。こういった操作が非常にわかりづらく、別のカメラ用の説明 PDF でようやく理解した次第。
全ての GR II 機能を利用出来る、遠隔操作用 Web アプリ GR Remote の方が出来は良いのだが、これは機能が有りすぎで、かつ写真転送部分の使い勝手がやはり良いとは言えない。「シンプルな UI と手順で、必要な写真だけ GR II から iPhone6 Plus にサクサク送れるアプリ」が欲しいのだ。
最近の FUJIFILM や Panasonic、Canon のスマホアプリはこのあたり良く出来ていて、カメラ・メーカーのソフトウェア技術のレベルの違いを感じる部分。そのアプリが揃うまでは、既存 GR ユーザーは GR II の値下がりを待ってもいいのかもしれない。RICOH GR から GR II へ、この WiFi 機能付加を求めて機種変更しただけに、求めるものとの違いに本日はちょっと、辛口レビュー。
カメラ本体は GR 初代と大きくサイズも変わらず良いのですが。ケース類もそのまま使えました。 flickr album での作例写真は、こちらに貯めて行きます。
2015年7月18日土曜日
オーシャンブリッジの高山さん、ネタフルのコグレさんと、綱島の会
大根男こと高山さんが最近手に入れた Fujifilm X-T10 (+23mm) と、当方の SIGMA dp0 Quattro を対決させるべく、ネタフル・コグレさんとともに綱島へ。高山さんブログ頻出で今や綱島の「聖地」感さえ漂う純喫茶カフェ・カルディ、そして川沿いの隠れ家的 BAR Namak Cafe へとお連れ頂きました。
高山さんをしっかり支える素敵な奥様と、好き嫌い無く大根もお刺身も大好きで成長著しい娘さんとも、美味しい和食店で久しぶりに 合流、楽しい時間を過ごさせて頂きました。
高山さんは、御自身の闘病体験をブログで積極的にシェアされて、その体験談が多くの同
じ病気で悩む方々を救っていて、人間として尊敬する、本当に素晴らしい方です。
そして今は半年続いた風邪が治って体調も良くなられた、ということで、いつもながらの止まらない高山節を拝聴しつつ、綱島の夜はググっと更けて行くのでありました。駅前には元祖ニュータンタンメン本舗もあり、完璧な綱島、ぜひまた伺い たいものです。
(Photo by SIGMA dp0 - flickr アルバムの写真はこちらからどうぞ)
高山さんをしっかり支える素敵な奥様と、好き嫌い無く大根もお刺身も大好きで成長著しい娘さんとも、美味しい和食店で久しぶりに 合流、楽しい時間を過ごさせて頂きました。
高山さんは、御自身の闘病体験をブログで積極的にシェアされて、その体験談が多くの同
じ病気で悩む方々を救っていて、人間として尊敬する、本当に素晴らしい方です。
そして今は半年続いた風邪が治って体調も良くなられた、ということで、いつもながらの止まらない高山節を拝聴しつつ、綱島の夜はググっと更けて行くのでありました。駅前には元祖ニュータンタンメン本舗もあり、完璧な綱島、ぜひまた伺い たいものです。
(Photo by SIGMA dp0 - flickr アルバムの写真はこちらからどうぞ)
2015年7月10日金曜日
SIGMA dp0 Quattro 21mm 超広角画角を、RICOH GR 28mm 広角画角と比べてみる
歪みが無い 21mm レンズを備えた SIGMA dp0 Quattro、非常に気に入って使い始めているのだが、超広角レンズを使った経験が無いと、どれぐらい通常の広角レンズと撮影範囲が変わるのか、感覚的な違いをつかみにくいかもしれない。
ちなみに 21mm レンズでは対角線の画角が約90度、28mm レンズでは同約75度になる。....と言われてもまだ多くの方にはピンと来ないとかもしれないので、以下、同じ場所から撮影した RICOH GR (28mm) vs SIGMA dp0 Quattro (21mm) の写真作例で、どれぐらい写る範囲が変わるのか、直接比較してみる。
<GR 28mm>
<dp0 21mm>
<GR 28mm>
<dp0 21mm>
<GR 28mm>
<dp0 21mm>
<GR 28mm>
<dp0 21mm>
<GR 28mm>
<dp0 21mm>
<GR 28mm>
<dp0 21mm>
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<dp0 21mm>
<GR 28mm>
<dp0 21mm>
<GR 28mm>
<dp0 21mm>
<GR 28mm>
<dp0 21mm>
さて、いかがでしょう?。より広い範囲をカバー可能な、dp0 Quattro 21mm 超広角レンズの魅力をおわかり頂けたのでは無いかと思います。さあ週末は、カメラ店に Go!
(dp0 Quattro のその他作例写真は、こちらの flickr アルバムでどうぞ。)
ちなみに 21mm レンズでは対角線の画角が約90度、28mm レンズでは同約75度になる。....と言われてもまだ多くの方にはピンと来ないとかもしれないので、以下、同じ場所から撮影した RICOH GR (28mm) vs SIGMA dp0 Quattro (21mm) の写真作例で、どれぐらい写る範囲が変わるのか、直接比較してみる。
<GR 28mm>
<dp0 21mm>
<GR 28mm>
<dp0 21mm>
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<dp0 21mm>
<GR 28mm>
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<GR 28mm>
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<GR 28mm>
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さて、いかがでしょう?。より広い範囲をカバー可能な、dp0 Quattro 21mm 超広角レンズの魅力をおわかり頂けたのでは無いかと思います。さあ週末は、カメラ店に Go!
(dp0 Quattro のその他作例写真は、こちらの flickr アルバムでどうぞ。)
SIGMA dp0 Quattro 歪みの無い 21mm 超広角 f4 レンズでナイト・シューティング・レビュー
楽しみに待っていた SIGMA dp0 Quattro がいよいよ7月10日、発売となった。街角散歩写真家デジクマとしては、21mm の超広角レンズを備えた Foveon カメラは、ずっと待ち望んでいた仕様。
これまで買わずに我慢していた、背面液晶に取り付ける LVF-01 LCD ビューファインダーを同梱したセットは、dp0 本体のみと比較してプラス1万円程度の金額アップ。ビューファインダー単体で購入すると3万円弱でもあり、これはセット導入がお得、ということで早速手に入れた。
シグブラ写真家のサスラウ師こと三井カメラマンが愛情をこめてそう呼ぶ「変態カメラ」、dp0 Quattro にLVF-01を組み合わせたその様子は、右の写真の通りもはやカメラというより危険な光学兵器という様相。これを持って撮影している姿も相当怪しいのだが、今回はあえて裏道の暗がりにこのカメラを持ち出す事に。
dp0 Quattro の仕様で一点気になっていたのは、他の dp シリーズカメラが f2.8 と比較的明るい開放絞り値を備える中で、本 21mm レンズは f4 であること。夜間撮影では、手振れ補正機能を持たない dp0 はどこまで使えるだろうかと、早速いつもの中野裏道で試写を行ってみることに。
わずかな店の明かりはあるものの、JR 中野駅北口の裏道は非常に暗い。シャッター速度も、f4 の絞り値では 1/4 - 1/25 秒と遅いシャッター速度となるケースが多い。しかし、ファインダーを覗く顔面と両手でしっかり3点支持することもあり、また Quattro 独自のグリップし易い形状のおかげで、三脚やフラッシュ無しの手持ち撮影でも、それなりの仕上がりを得る事が出来た。
作例写真は、こちらの flickr アルバムからご覧頂き度い。全て JPEG 撮って出し、だが、最近撮影した RICOH GR 28mm f2.8 レンズ(作例写真はこちらで)や LEICA Q 28mm f1.7 レンズ(当方ブログレビューはこちらで)の画角とは異なる、広く歪まない映像が、 新鮮さのある表現を可能としてくれている。(同じ場所での夜間撮影画像の比較はこちらの当方ブログエントリで)
以前は Contax G 用の CarlZeiss Hologon 16mm f8 レンズにハマっていた(こちらのブログ過去記事ご参照)ほど、当方は「歪みの無い超広角レンズ愛好家」なのであるが、dp0 の 21mm f4 レンズも、SIGMA 山木社長自ら「開発者に驚かれたくらい」と言う程の出来。(詳細は、ITmedia のサスラウ師記事、ご参照。)
SIGMA による NY の街角を dp0 で撮影した Slash NY での美しい作例の数々、高品質作例が相変わらず満載の Photo Yodobashi のdp0 レビュー等を見てしまうと、広角レンズ写真好きな方はもう、居ても立ってもいられなくなるはず。
さあ、カメラ店に Go! の金曜日です。
これまで買わずに我慢していた、背面液晶に取り付ける LVF-01 LCD ビューファインダーを同梱したセットは、dp0 本体のみと比較してプラス1万円程度の金額アップ。ビューファインダー単体で購入すると3万円弱でもあり、これはセット導入がお得、ということで早速手に入れた。
シグブラ写真家のサスラウ師こと三井カメラマンが愛情をこめてそう呼ぶ「変態カメラ」、dp0 Quattro にLVF-01を組み合わせたその様子は、右の写真の通りもはやカメラというより危険な光学兵器という様相。これを持って撮影している姿も相当怪しいのだが、今回はあえて裏道の暗がりにこのカメラを持ち出す事に。
dp0 Quattro の仕様で一点気になっていたのは、他の dp シリーズカメラが f2.8 と比較的明るい開放絞り値を備える中で、本 21mm レンズは f4 であること。夜間撮影では、手振れ補正機能を持たない dp0 はどこまで使えるだろうかと、早速いつもの中野裏道で試写を行ってみることに。
わずかな店の明かりはあるものの、JR 中野駅北口の裏道は非常に暗い。シャッター速度も、f4 の絞り値では 1/4 - 1/25 秒と遅いシャッター速度となるケースが多い。しかし、ファインダーを覗く顔面と両手でしっかり3点支持することもあり、また Quattro 独自のグリップし易い形状のおかげで、三脚やフラッシュ無しの手持ち撮影でも、それなりの仕上がりを得る事が出来た。
作例写真は、こちらの flickr アルバムからご覧頂き度い。全て JPEG 撮って出し、だが、最近撮影した RICOH GR 28mm f2.8 レンズ(作例写真はこちらで)や LEICA Q 28mm f1.7 レンズ(当方ブログレビューはこちらで)の画角とは異なる、広く歪まない映像が、 新鮮さのある表現を可能としてくれている。(同じ場所での夜間撮影画像の比較はこちらの当方ブログエントリで)
以前は Contax G 用の CarlZeiss Hologon 16mm f8 レンズにハマっていた(こちらのブログ過去記事ご参照)ほど、当方は「歪みの無い超広角レンズ愛好家」なのであるが、dp0 の 21mm f4 レンズも、SIGMA 山木社長自ら「開発者に驚かれたくらい」と言う程の出来。(詳細は、ITmedia のサスラウ師記事、ご参照。)
さあ、カメラ店に Go! の金曜日です。
2015年7月6日月曜日
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