新しい酒には新しい皮袋を。新しいデジカメには、新しいカメラケースを。しかしここ数年各種デジカメ用ケースを実際に購入し、試して来ての学びは、「専用ケースは、高い値付けになっている事が多い」こと。特にハイエンド・コンデジ向けは、製造数も限られるせいか、ケースだけで1万円以上の価格になることもしばしば。一方で、綺麗に使って下取りに将来出しても、レンズやカメラ本体と違って専用ケースは二束三文の評価にしかならない。
今回購入した Canon PowerShot G1X MarkIII 用の専用ケース CSC-G10 の例で見ると、使い勝手の良さそうなデザインでしっかりした造りにはなっているが、価格は 11,000 円以上になってしまう。長い年月使えれば良いのだが、デジカメの場合はアナログカメラ時代と違って技術の陳腐化も早く、高級なケースを購入しても見合わない場合が多い。そこで、実機を手に、丁度良いケースを探して量販店のカメラ・ケース・コーナーを物色することになる。
今回の Canon PowerShot G1X MarkIII は、一般のコンデジよりやや大きく、小型のミラーレスよりやや小さい、という微妙なサイズ。なかなか丁度良い大きさが無く、大き目のレンズケースで代用するか、とあきらめかけた頃に量販店の棚で出会ったのが、Hakuba アウトドア・カメラポーチ03なる小型ケース。測った様にぴったりとレンズを収納した本体が収まる大きさで、しかも小さな前面ポケットが2つあり、この中に予備電池やレンズキャップを入れて置く事が出来る。当方はスナップ撮影の速写性を活かすべく、レンズキャップは外して、しかしレンズ保護の為に 37mm の無色フィルターを着けている。レンズキャップもたまには使う事があるので、ケース前面のポケットはその為にも便利だ。
そして価格も財布に嬉しい2千円以下の実売税込価格。これなら、G1X MarkIII 用に連れ出すにも気軽に使える。色もスタンダードな黒以外に、青、オレンジ、赤、エンジなどがあり、好みに合わせて選ぶことが出来る。本体に付属するハンドストラップは、外してしまう事も可能で、他のカメラ用のストラップに利用することも可能だ。(G1X MarkIII のストラップ穴は小さめで、こちらに利用することは不可能だった。)ケース裏にはベルト通しのストラップがあるので、ベルトへ固定することも出来る。底面にもしっかりクッションが効いた素材が入っている。小型で機動性が高いスナップカメラ G1X MarkIII を連れ出して速写対応するには、十分な性能のケースで、おすすめです。
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