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2017年12月30日土曜日

Digitalbear's Gadget of the Year 2017 (7)ベスト・ガジェット・オブ・ジ・イヤー 2017 は SIGMA 14mm f1.8 DG Art レンズに!!


年末休みを利用し、7回に分けて発表して来たデジクマ的ガジェット・オブ・ジ・イヤー。遂に孤高のベスト・ガジェット・オブ・ジ・イヤー2017の発表の時が。相当悩んだ結果、そのずば抜けて高い光学性能に敬意を表して、SIGMA 14mm f1.8 DG HSM Art レンズに最終決定。SIGMA 社自ら「異次元の視覚体験を可能にする真のハイスピードレンズ」と銘打っている通り、CMOS に焼き付けられる映像は、撮影者の情緒にダイレクトに訴えかける様な、美しい背景ボケと、魚眼レンズ並みの焦点距離なのに歪まない直線。まさに奇跡の様な映像美。

ともかく全てが新鮮で、驚きの連続を生み出すレンズなのでありました。これこそ、現在のスマホ・カメラ技術では絶対に実現出来ない、フルサイズ・デジイチ(当方は Canon EOS 6D を利用)ならではの表現世界。デジカメ市場・レッド・オーシャンでの差別化も明確。

レンズ購入のきっかけはやはり、中野フジヤカメラで実施された、SIGMA 社のレンズお試し会。

尊敬するぶらぶら散歩カメラマンの三井氏が絶賛する135mm f1.8 DG HSM Art レンズ(三井氏の Nikon D850 + SIGMA135mm レンズ・レビューは、こちらの記事ご参照)とともに(当方の 135mm レンズ作例写真はこちらの flickr set を御参照ください)中野の裏路地でテスト撮影を行い、その性能に驚愕。

早速中野フジヤカメラで 14mm f1.8 レンズを買い求め、その後東京駅前の朝、夜景も撮影し、本レンズが創造する新しい映像世界に感動することしきり。本レンズの作例写真は、こちらの flickr セットをぜひご覧頂きたく。唯一無二の超広角で美しい背景ボケを楽しめる撮影は、狭い東京の街角を徘徊する路地裏散歩写真家の当方にもピタリ。撮影結果の写真を見る度に感動する、という、最近では珍しい程の表現力を誇る、ハイスピード超広角レンズなのでありました。

しかし、当方的にはベストなレンズでも、冷静に考えると大きく重く(最大径 95mm、重量はレンズだけで 1,120g)「あなたにとってベストなガジェット」では無いかもしれません。本レンズの購入を検討される際には、ぜひ実物を店頭で試してみることをおすすめする次第。でもやっぱり最高なんです、このレンズ。

2017年のデジクマ的ガジェット・オブ・ジ・イヤーは、これにて終了です。当方の駄文をここまでお読み頂き、ありがとうございました。

皆さん、素晴らしい最新ガジェットの登場が控える2018年も、健康に、そして楽しみにお迎え下さい。(2017年12月30日深夜、自宅にて、デジクマこと南)

Digitalbear's Gadget of the Year 2017 (5)デジタルカメラ用品、交換レンズ編

デジクマ・ブログ恒例の年末ガジェットの祭典、そろそろ終盤へ。お待たせしました、当ブログの熱心な読者の皆さま待望の(!?)デジタル・カメラ用品、交換レンズ部門。デジクマ・ガジェット・オブ・ジ・イヤー 2017 中のいぶし銀の製品群。ベスト・オブ・ガジェット 2017 の発表も近づいているので、しばしお待ちを。

今年から利用頻度が急激に増えたカメラ用品は、米 PeakDesign 社関連製品カメラ・ストラップから、機能性に優れたカメラ・バッグまで、もはや同社製品なくして当方のカメラ・ライフは成り立たない程に同社製品漬けになってしまった2017年であった。同社がアンカーリンクと呼ぶ、丸いプラスチックに強力なストリングを閉じ込めたフックをカメラ本体側に装着するだけで、簡単にカメラ・ストラップを脱着出来る様になる。当方の様に複数のカメラを用途に応じて使う場合、カメラ毎にストラップを用意する必要が無くなり、大変便利。脱着は丸いプラスチックを上から親指で押してスライドさせるだけ。一瞬だ。それでいて強度もあり、一度使うと虜になる。カメラ本体、レンズ、そして iPad まで効率的に収納出来、海外での盗難対策までジッパーに施しているスリング・バッグ、Everyday Sling 10L も手放せない。これら製品の詳細は、当方の1月のブログ・エントリー「[Review] Peak Design 製のカメラ用品は、カメラマン視点から全て実用性重視で作られている」でじっくりお読み頂きたい。

この分野は製品数が多いので、もっと書きたい事はあるが、次へ。いよいよレンズ部門。当方が厳選した2本のレンズは、フルサイズ CMOS の EOS 6D でも活用出来る SIGMA 24-70mm f2.8 DG Art と、Canon EF 70-300mm f4-5.6 IS II USM。

まずは、7月に発売されたSIGMA 社製の明るい標準ズーム。詳細は、当方のブログ・エントリー「[レビュー] 七夕の日発売の SIGMA 謹製「彦星」レンズ、24-70mm f2.8 DG Art」で御確認頂きたいが、全焦点域で美しいボケを楽しめるレンズだ。1kg 強と少々重さもあるレンズだが、最短撮影距離も全焦点域で 37cm を確保し、被写体に寄っての撮影も可能。万能なレンズで、失敗出来ない重要な仕事の撮影の際に欠かせない。2017 年を代表するレンズの1本として、デジタル・ベアーズ・デジカメ1軍チームのトップに定着。

もう1本の望遠ズーム Canon EF 70-300mm は、同じ焦点域のレンズの改良版。Nano USM 駆動で AF がグッと速くなり、狙った獲物を逃さない。気軽に使える望遠レンズとして、アウトドアの撮影で威力を発揮。詳細は、本年1月の当方ブログ・エントリー「[Review] Canon EF 70-300mm f4-5.6 IS II USM を井の頭公園で試写レビュー」をご覧頂き度い。価格コムでも、2017年のプロダクトアワード金賞を受賞する程の、人気のレンズとなっている。実売5万円ちょっとで、これだけ使えるコストパフォーマンスは、注目して良いだろう。暗所に強くシャッター音が静かなフルサイズ・カメラ、Canon EOS 6D シリーズと組み合わせると、カンファレンス会場での撮影等でも、レンズ内手ブレ補正効果もあり実用になる。

デジカメ用のレンズというのは、これ程までに光学的、デジタル的な技術革新をし得るのか、というファクトが、実際に使ってみることで良くわかる2017年であった。何度か店頭で試写をお願いしても快く対応してもらえた近所のカメラ店、中野フジヤカメラ、そしてフジヤでレンズ試用フェアを数度開催してくれた SIGMA の営業さんのおかげで良いレンズに巡り逢えた事を付記しておきたい。

2017年11月26日日曜日

中野フジヤカメラで、SIGMA 16mm f1.4 DC DN レンズを試用

中野フジヤカメラの SIGMA ミラーレス用レンズ無料お試し会最終日。発売開始されたばかりの新レンズ、SIGMA 16mm f1.4 DC DN レンズを実際にカメラに装着して試せる貴重な機会を逃す手は無い、と早速本店前のお試し会場へ。簡単な手続きで、最新レンズを借り出せるのはいつもながら有難い。どんなにレビュー記事を読んでも、実利用に勝る評価方法は無いから、である。

Sony の APS-C 用ではフルサイズ換算 24mm で使えるレンズが、マイクロフォーサーズ・ミラーレス・デジカメでは 32mm 相当になってしまう点は広角レンズ好きとしては少し惜しい点だが、これはいつもの事なのであきらめるとして。

実売価格が5万円を切ることから Contemporary カテゴリーに分類されるレンズだが、実際手にすると、かなりしっかりとした造りになっている。SIGMA 自ら「Art ラインに匹敵する」と言う 位なので、Art レンズと呼んでも良いのかもしれないが、このあたりの線引きは良くわからない。

レンズの重量は 405g。マイクロフォーサーズにしては重いレンズ、と言えるかもしれないが、大口径でもあり、手にすると、フルサイズ用の Art ライン f1.4 レンズ群と頭の中で比較しているせいか「あれ、思ったより軽い」と感じてしまうのは黒川マジックか。しっかり存在感があるので、「あ、SIGMA の16mm f1.4 を装着しているな」ということが、外観からもすぐにわかるレンズである。

早速中野周辺でのテスト撮影を試みる。できるだけ、開放 f 値の f1.4 で撮影して、その被写界深度を確かめる事にした。利用するカメラは、手元にあるマイクロフォーサーズボディの生き残り、Lumix GX1。ちょうど6年前の秋、2011年11月に発売された旧機種だが、EVF が無い事を除けば、まだまだ現役で使えるスタイリッシュで軽量なミラーレスカメラである。やや年季の入ったボディに装着しても、新レンズの AF は小気味良く決まる。

この組み合わせでも十分実用的だ。美しいボケを背面液晶でも確認しながら撮影を楽しめる。撮影結果の作例写真は、こちらの flickr アルバムで確かめて頂きたい。6年前のカメラでも、性能の良いレンズ次第で十分現役活用出来る事をおわかりいただけるはずだ。

試みに、いくつか同じシーンを最新ミラーレス・デジカメボディの FUJIFILM X-E3 と、画角が近い(こちらはフルサイズ換算 35mm 相当) XF 23mm f2 WR レンズで開放絞り付近を活用しつつ撮影し、こちらの flickr アルバムにその作例写真を載せてみた。メーカーもボディの発売時期も違う上に、マイクロフォーサーズと APS-C で CMOS の画素数まで違う為、直接 の比較は出来ないが、それぞれの特色を感じて頂けると思う。なかなか
マイクロフォーサーズも健闘している。

2017年7月9日日曜日

[レビュー] 七夕の日発売の SIGMA 謹製「彦星」レンズ、24-70mm f2.8 DG Art

七夕の日に、SIGMA が発売した最高性能 Art ラインのレンズ2本。当方は勝手に彦星レンズ (24-70mm f2.8 DG OS HSM Art) と織姫レンズ(14mm f1.8 DG HSM Art) と名付けたのだが、店頭で Canon EOS 6D に装着して試写するとそれぞれ特徴があって、なかなかに迷う。

これまで EOS 6D は仕事での利用を主体に大口径の SIGMA 24mm f1.4 DG HSM Art を利用してきて、その描写性能には大変満足している(作例写真はこちらの flickr リンクからどうぞ)のだが、そろそろ高品質な SIGMA レンズがもう1本欲しい、という気持ちになっている所にこの二本。






彦星レンズは、82mm 口径の文字通りの大口径常用域(広角 24mm から中望遠 70mm まで)のフルサイズ対応レンズ。ズームレンズだが、全域明るい f2.8 で、どの焦点距離でも綺麗な背景ボケが期待できる。一方の織姫レンズは、SIGMA 山木社長も自信作という、巨大な球面レンズを前面に配した 14mm  超広角ながら明るい f1.8 のレンズ。超広角レンズなのに開放絞り f1.8 ではしっかり背景ボケも楽しめるという凄い実力。



5年ぶりの待望のモデルチェンジとなった Canon EOS 6D Mark II 登場を8月末に控え、その高性能・高画質に見合うフルサイズ対応レンズ選びは、真剣にならざるを得ない。彦星も織姫も、それぞれに魅力あふれる力作レンズ。かなり逡巡したが....

結局、24mm f1.4 レンズを持っている事も踏まえ、ここは万能型レンズをまず装備しよう、ということで、彦星こと 24-70mm f2.8 レンズに決定。早速フジヤカメラの近所やブロードウエイ内で試写してみたところ....その性能は非常に満足行くものであった。

ピントがあった被写体はあくまでシャープに。そして被写体を綺麗に浮かび上がらせる、やわらかい背景ボケ味は、期待以上。広角端から望遠端まで、最短撮影距離は全て 37cm なので、接写からポートレートまで、円形絞り効果もあって、美しいボケ味を十分楽しめる。こちらの、左から3番目の裸電球にピントを合わせた 70mm 望遠端の作例画像で、そのボケ味はご理解頂けると思う。



その他、本日撮影した写真は、こちらのリンクの flickr アルバムでご覧頂き度い。彦星レンズの実力を、きっとご理解頂けると思う。EOS 6D に装着すると、太く短く、まるでバズーカ砲の様な迫力だが、1,020g の質量は大きな高品質ガラスを利用しているからこそ。本気の撮影の時には、やはりフルサイズ・デジタル一眼が頼りになるので、しっかり仕事をしてくれる万能レンズとして、彦星には今後も期待できそうだ。




2016年5月2日月曜日

[Review] Pentax K-1 研究3日目、SIGMA 30mm f1.4 DC ART レンズを装着して新宿 NEWoMan へ

ゴールデンウィーク期間ならではの、本来週末ブロガーの私がブログ連投でレビューする Pentax K-1 関連記事第三弾は、SIGMA 30mm f1.4 DC ART レンズ装着。あれ、これも APS-C 対応レンズ。この前記事の DA 40mm f2.8 XS レンズ同様、本来はフルサイズ対応はしないはず。しかし装着してみると、妙に Pentax K-1 との重量、そしてデザインバランスが良い。ええいまずは使ってみようと、本レンズを K-1 ボディに装着して本日は新宿へ。

ちなみに先に書いておくと、前出の 40mm よりも、30mm と画角が広がる本レンズ、良い子の利用はオススメせず。明るい空を背景にしたり、白い壁を撮影すると、確実にケラレ、周辺減光という事態に陥る事必至。作例写真にもそれが顕著に出現。しかし、暗い場所や、うまく四隅を隠すと、それなりに写る事も。あくまで「既に本レンズを持っている人」とか、「SIGMA レンズを K-1 に合わせたいのだけど、f1.4 の DG 系単焦点レンズはちょっと大きくて重いので...」という、非常に特殊な用途向けになるので、その点は御理解の上、自己責任のトライの記録、として以下はお読み頂ければ、と。

それにしても、Pentax K-1 に組み合わせると、まるでこれが標準レンズかと思うほどのデザイン・マッチ。SIGMA のフルサイズ用 DG レンズがこの大きさであれば、と悔やまれるが、空を背景にすると、四隅のケラレはやはり厳しい。周辺減光だけにとどまらない。しかし気を取り直して、まずは街中の写真をパシャパシャと。撮影を進めると、本レンズでの構図作りのコツも見えて来る。周辺減光も、本レンズの味の一部、と割り切ると俄然、面白くなるのである。レンズ中央の解像はなかなかだし、オールド・レンズを使っている様な風情を、特殊な後編集必要無しで作り出せる、と思えば楽しいレンズになるから不思議だ。

Pentax K-1 では、DA 40mm f2.8 XS レンズ装着時にもその様に設定したのだが、クロップモードを auto から FF (フルサイズ) に設定することで、APS-C レンズを装着しても、自動的に画面中心を切り出すクロップモードには移行しなくなる。この自由度は Pentax らしくて有難い。かくして、Pentax DA シリーズや、SIGMA DC シリーズの APS-C 用レンズを(オススメはし無いが)無理やりフルサイズで使う事も可能になる訳だ。

本日は映画を見て、その後ずっと気になって居た新宿・新南口のバスターミナルへ。バスタ新宿と、ショッピング施設 NEWoMan (ニュウマン)の見学。ずっと工事が続いていた新宿駅、久しぶりに新南口に来ると白を基調とした明るいデザインの素晴らしい複合ターミナルになっていて、これが同じ場所かと驚くやら感心するやら。ゴールデンウィークの人波はあるものの、午後8時を過ぎるとそれも緩やかに。

ショッピングの場所は女性向けのお店が圧倒的に多いが、どれもお洒落で、開放的。午前4時まで開いているレストラン街は、大人の社交場的クール・モダンな、落ち着いた雰囲気で好感。これはぜひ、遅い時間にまた来てみたい。

本日の Pentax K-1 と SIGMA 30mm f1.4 DC ART による作例写真は、こちらの flickr アルバムにアップロードしたので、よろしければ御参考のほど。






2016年4月25日月曜日

[Digitalbear Lab] SIGMA マウントコンバーター MC-11、キャノン製レンズは Sony α7 ボディで使えるのか!?

変態(良い意味で)カメラ / レンズ・メーカー、SIGMA から、CP+ で発表されたマウントコンバーター MC-11 が遂に発売された。Canon ユーザーは、手持ちの SIGMA レンズ資産を、本コンバーター経由で Sony α7 シリーズなどの E マウント上で活用できる様になる。Sony E マウント・ボディを持つユーザーにとって、利用可能なレンズ種類は、SIGMA レンズの SA マウントも含めてぐっと広がる事になる。ただし、SIGMA のページでは、もちろん SIGMA 製レンズの対応しか記述されていない。

いちユーザーとして気になるのは、「Canon 純正 EF レンズや他メーカーの Canon マウント・レンズは、本コンバーターを介して Sony E マウントカメラ上で使えるのであろうか!?」という疑問。そこで、これはあくまで自己責任の実験であり、SIGMA 社自身は全く動作保証して居らず、また将来的に Firmware 変更などで利用可否が変わる状況はあるとは思われるものの、いくつか Canon マウント対応レンズを接続して実験してみる事に。もちろん、あのライバル・メーカー製の Canon マウントレンズもね(うふふ)。


まずは Canon 純正から。APS-C 用 EF-S レンズは、当然の様に、本コンバーターに接続できず、α7 マウントで活用不可だった。そして注目の EF マウント。24-105mm の L レンズを接続してみると....おおっ!おおお!AF 速い。まるで Sony 純正レンズを使っているかの様な高速合焦。これは十分使える、と判明。いやー、これは嬉しい成果。レンズの付け外しを行う際に押す、マウント横のスライドボタンも使い勝手良し。ナイスデザインである。

しかし、繰り返しになるが、善良な読者の皆さんは決して、こんな実験をしないで頂きたい。他にもきっと Canon 純正 EF レンズ、本コンバーターでちゃんと使えるものが多数あると思うのだけど...(以下略)

そしてやはりやってみるのだ。某ライバル企業、T 社製 Canon マウント・レンズの接続を。選んだのは、評判が良い最新 85mm f1.8 レンズ。これも Canon マウントだし、するする動くだろうと接続...、の、はずが、そうでも無い。どうも動作がぎこちなく、きちんと合焦しない事もしばしば。それはそうだ、SIGMA は自社レンズでの動作しか保証していない。他社製がきちんと動作しなくても、全く問題は無い訳だ。いやー、大人の世界だな。真田丸の「表裏」の秀吉の回を見た直後でもあり、いろいろ考えさせられるものがある(苦笑)。

ということで、良い子のみなさんは決してこんな実験に左右されず、SIGMA製レンズを多数購入して、本マウントコンバーターを最大限、御活用頂きたい、と願う次第です。

SIGMA の新レンズが発売されると、当初は Canon / Nikon マウント用のみで、他社製マウント向け製品の発売が遅れるケースが見られたのですが、これはそのタイムラグを埋める良い策、とも言えましょう。黒川の武将、色々な策を考えて居られる様であります。という自分も、Sony E マウントカメラが欲しくなってしまった次第。策、恐るべし。(笑)









2016年3月19日土曜日

[REVIEW] SIGMA 30mm f1.4 DC DN 大口径レンズのマイクロフォーサーズ用 Sample Photos

2月に横浜の CP+ 2016 で見て気に入った SIGMA のマイクロフォーサーズ用で明るい標準・単焦点レンズ、SIGMA 30mm f1.4 DC DN が早くも近所のカメラ店店頭に。

最近は CP+ で触って気に入った製品が、その1年の主力選手としてデジタル・ベアーズで活躍するケースが増えた。言うなれば CP+ はカメラ・レンズメーカー合同トライアウト。厳しいテストを経た本物の選手が、最終的に入団を決める。

f1.4 と大口径ながら、重さは 265g と超軽量。フィルター径も 52mm と手頃だ。手にしてみると、想像よりも軽いことに嬉しくなる。フルサイズの SIGMA 単焦点レンズは 24mm f1.4 DG を普段 EOS 6D に装着して利用しているので、並べてみると、そのコンパクトさに納得。本レンズは、"A " (ART) レンズの様な高品質さを備えているが、分類としては "C" (Contemporary)。しかしその疑問は、山木さん自らの CP+ での説明から明快になった。

マイクロフォーサーズ規格では、小型システムが故に必ずデジタル的に画像の歪み等を補正する動作が入る。すべてを光学的に処理するレンズに与えられる称号が ART なので、マイクロフォーサーズ対応レンズは C になる、という説明だった。なるほど。

前面の一番大きなレンズは、某カメラ店の方曰く「これを見ているだけでお酒飲めそう」な肉厚でマルチコーティングな輝きを妖しく放つ、SIGMA 会津秘密工場直送の仕上がり。眺めていると、これはアウトドア・シューティングに連れ出さざるを得ないオーラを発しているのが良くわかる。という事で OLYMPUS PEN-F との組み合わせで撮影した作例写真をいくつか。f1.4 大口径のボケ味が m4/3 でもきっちり出る事と、SIGMA らしい精緻な解像力、夜間撮影でのパフォーマンスに注目頂きたい。

[作例写真その1]


















[作例写真その2]


















[作例写真その3]


















[作例写真その4]


















[作例写真その5]


















[作例写真その6]


















[作例写真その7]




















さらに多くの作例写真は、こちらの flickr album に貯めて行くので、御覧頂ければ、と。

これまでマイクロフォーサーズで標準 f1.4 レンズと言えば、当方的には Panasonic LEICA DG SUMMILUX 25mm f1.4 に勝るものが見つからなかったのだが、Pana-LEICA のこのレンズは、OLYMPUS のボディに装着するとなぜか絞りがカタカタ動く、という謎の不具合で最近は使っていなかった次第。この不具合は改善されたのかな?

いずれにせよ SIGMA 30mm f1.4 DC DN、凄く良いレンズ。気に入った!!





2016年2月28日日曜日

SIGMA ブース大盛況の CP+ 2016 で新製品 sd Quattro と 30mm f1.4 DC DN に触って来ました

例年通り、今年もパシフィコ横浜で開催の日本最大のカメラと写真の展示会、 CP+ 2016 へ。 何度も行っていると、だんだんコツがわかって来るのだが、空いているのは二日目(初日は初物を見たいプレスでごった返すし、最後の二日は週末)、入場登録はあえて皆がランチを食べに出る11時半以降...ということで二日目にゆったり出かけたら、会場前で黙々と歩いている時にいきなり名前を呼ぶ方が!誰かと思えば SIGMA の山木さん。

これはもう、今年も SIGMA 縛りで見なければいかん、という事で、SIGMA ブースでの講演をベースに会場を練り歩き。シグブラsasurau 三井師匠による、Foveon と Quattro の魅力に迫る作例満載講演(なぜか某中野のカメラ店の方が作例にw)、山木さん自らの sd Quattro 他 SIGMA 新製品に関する Innovative な講演(2日目講演のマックお宝探偵団さんによる動画はこちら)、

Island Gallery 石島さんによる、超広角で歪みが無い dp0 Quattro を活用した、等倍鑑賞を楽しむ都市夜景の撮り方などなど....どれを拝聴しても為になるものばかりで、ブースも毎回満員御礼。すべて無料でこれが聞けてしまうのは申し訳ない様な、素晴らしいレクチャーの数々。会場では、気になっていた直前発表の新ボディ SIGMA sd Quattro と m4/3 用の明るい新レンズ、30mm f1.4 DC DN をじっくりと触ってその出来栄えを確認。

sd Quattro の Touch & Try 待ち列は、前日の初日より短く、20分程度で触る事が出来た。想像より軽量で、グリップも握り易く、EVF の出来はまだ完成途上の様だけれど AF は噂通り高速に決まる(三井師匠が驚く程)。EVF の位置は背面やや右側で、光軸とは少しずれがある。軽量ボディだが高性能ガラスを利用するが故にやや重量がある SIGMA の単焦点系レンズを装着しても、前後の重量バランスは悪く無い。シャッターボタン近くの Lock スライドスイッチは、ボタン類の誤操作を防ぐ為のもの、との説明。視度補正のダイヤルは、上に引き上げて回すタイプ。発売時期は未定としながらも、3900万画素相当 APS-C の sd Quattro は7月頃には出したい、と山木さん。5100万画素相当のQuattro-H は年内のリリースを予定、とのこと。SIGMA ファンの皆さん、首を長くして待つべし。

一方の m4/3 用 30mm f1.4 は、とても軽量な小型レンズで好感。このレンズが装着できるなら、と、近々導入予定の新規小型ミラーレスボディは Olympus PEN-F に心を決める事が出来た。少し気になっていた C(Contemporary) シリーズ表記については、SIGMA の場合すべて光学対応で絵作りをするレンズのみが Art シリーズになる、との説明で一安心。30mm f1.4 は高性能レンズながら、m4/3 フォーマット故に電子的な補正も入るので、C シリーズ、との説明が山木さんの講演で。こちらは近々利用可能という事で、3月18日の発売日が楽しみ。

その他展示品では、やはり事前情報で気になっていた Pentax 初のフルサイズ・デジイチ、K-1 をじっくり試す。こちらも待ち列は二日目なら20分も無いぐらいで、実機を触る事が出来た。4本のステーで自在にグリグリ動く背面液晶は素晴らしく良く出来ている。レンズ接合部、SD カード収納部、操作ボタンを照らす様に各所に配置された LED も、ユーザーの事を考えて設計されていると感心。Nikon 同様、APS-C サイズ用の既存レンズも、そのままこのボディで使える配慮も嬉しい。

フルサイズカメラボディは Canon 6D でシステムを揃えてしまっているのでおいそれと移れないのだが、今からフルサイズを買うとすると、七十万円以上もする Nikon や Canon のフラッグシップよりも、K-1 を買いたい、と強く感じた次第。蛇足ながら、当方は Marc Newson デザインの一文字違い、Pentax K-01 ユーザーなのだが、発売当初定価 27,000 円もした K-01 専用の四角い牛革ケースが、アウトレット会場の Ricoh / Pentax ブースで 2,000 円と大安売り。ミラーレスにパンケーキレンズを付けている方にもピタリのサイズなので、ぜひ購入をお勧めしたい。

Canon ブースでは、当方が愛用している富士山撮影専用(笑)カメラ、高倍率ズームコンパクトの PowerShot SX700HS の後継、PowerShot SX720HS をお試し。30倍ズームが 40倍になり、天井部がフラットになって少し小型化、地味だが進化している。5軸手ぶれ補正を備えた本機は小型ながら手持ち撮影でも高倍率望遠で撮れる本格派なので、旅の荷物を軽くしたい向きにはお勧めの一台。これで EVF が付くと文句無いのだが、それを加えると Panasonic の Lumix TZ85 ぐらいのサイズになってしまうのだろうか、現状の技術では。

Canon ブースでは新型中級機の EOS 80D も展示されていて何気なく触ってみたら、その AF の速さと正確さに驚愕。聞けば45点のクロスで測距していると。速い訳だ。光学ファインダーの視野も、上級機と同じ 100%。そして、愛機の EOS 6D の背面液晶と比較して、クリスプで明るい液晶画面。液晶ライブビュー状態での AF の速さは、もはや 6D と比べるべくも無い...。これは売れる。

Canon はやはりこの手の商品作りが上手だ。APS-C 光学ファインダーのデジイチをこの春買うなら、これはお勧め。新規開発されたキットレンズの EF-S 18-135mm f3.5-5.6 IS USM も超音波で静音・小型軽量、4段分の手ぶれ補正が効いて申し分無し。7D Mark II も素敵だけど 910g のボディはちょっと重いよね、と感じていた向きには、730g の 80D がグッと来るはず。

そして、m4/3 ユーザーとして、予想せず会場で見つけてびっくりぽん、になったのは、Z Cam E1。m4/3 マウントで、背面液晶もついた超小型カメラ。ドローン搭載も、アクション・カメラの様な利用も可能で、16百万画素。静止画も、4K 動画撮影も対応。Olympus Air のボディ部が四角になって、液晶が付いた様なそのフォルム。現在日本では WiFi の認証取得中で、2ヶ月ほどで Sightron から発売予定、との事。GoPro の様な m4/3 カメラ、国内価格は十万円程度になる、という事で安くは無いのだが、「Olympus Air に液晶がついていたらな」、と思っていたあなたには注目の一台。

結局2日目金曜日、3日目土曜日と年に一度のカメラ好きの祭典 CP+ を満喫して、カメラケースなど革製のカメラ用品で新進気鋭の COTTA ブースでアンケートに答えるともれなくもらえる、手作りで高品質な小型革製コインケースを頂いて、横浜そごうの B2 階で 聘珍楼の肉まんをお土産に帰路についたのであった。

実は CP+ は、展示会の後に寄ると楽しめる横浜の名物スポットが各所に。地下鉄で中華街に行くのは定番だが、それ以外の楽しみもいくつかここ数年で開拓したので、次回エントリでご紹介