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2016年4月25日月曜日

[Digitalbear Lab] SIGMA マウントコンバーター MC-11、キャノン製レンズは Sony α7 ボディで使えるのか!?

変態(良い意味で)カメラ / レンズ・メーカー、SIGMA から、CP+ で発表されたマウントコンバーター MC-11 が遂に発売された。Canon ユーザーは、手持ちの SIGMA レンズ資産を、本コンバーター経由で Sony α7 シリーズなどの E マウント上で活用できる様になる。Sony E マウント・ボディを持つユーザーにとって、利用可能なレンズ種類は、SIGMA レンズの SA マウントも含めてぐっと広がる事になる。ただし、SIGMA のページでは、もちろん SIGMA 製レンズの対応しか記述されていない。

いちユーザーとして気になるのは、「Canon 純正 EF レンズや他メーカーの Canon マウント・レンズは、本コンバーターを介して Sony E マウントカメラ上で使えるのであろうか!?」という疑問。そこで、これはあくまで自己責任の実験であり、SIGMA 社自身は全く動作保証して居らず、また将来的に Firmware 変更などで利用可否が変わる状況はあるとは思われるものの、いくつか Canon マウント対応レンズを接続して実験してみる事に。もちろん、あのライバル・メーカー製の Canon マウントレンズもね(うふふ)。


まずは Canon 純正から。APS-C 用 EF-S レンズは、当然の様に、本コンバーターに接続できず、α7 マウントで活用不可だった。そして注目の EF マウント。24-105mm の L レンズを接続してみると....おおっ!おおお!AF 速い。まるで Sony 純正レンズを使っているかの様な高速合焦。これは十分使える、と判明。いやー、これは嬉しい成果。レンズの付け外しを行う際に押す、マウント横のスライドボタンも使い勝手良し。ナイスデザインである。

しかし、繰り返しになるが、善良な読者の皆さんは決して、こんな実験をしないで頂きたい。他にもきっと Canon 純正 EF レンズ、本コンバーターでちゃんと使えるものが多数あると思うのだけど...(以下略)

そしてやはりやってみるのだ。某ライバル企業、T 社製 Canon マウント・レンズの接続を。選んだのは、評判が良い最新 85mm f1.8 レンズ。これも Canon マウントだし、するする動くだろうと接続...、の、はずが、そうでも無い。どうも動作がぎこちなく、きちんと合焦しない事もしばしば。それはそうだ、SIGMA は自社レンズでの動作しか保証していない。他社製がきちんと動作しなくても、全く問題は無い訳だ。いやー、大人の世界だな。真田丸の「表裏」の秀吉の回を見た直後でもあり、いろいろ考えさせられるものがある(苦笑)。

ということで、良い子のみなさんは決してこんな実験に左右されず、SIGMA製レンズを多数購入して、本マウントコンバーターを最大限、御活用頂きたい、と願う次第です。

SIGMA の新レンズが発売されると、当初は Canon / Nikon マウント用のみで、他社製マウント向け製品の発売が遅れるケースが見られたのですが、これはそのタイムラグを埋める良い策、とも言えましょう。黒川の武将、色々な策を考えて居られる様であります。という自分も、Sony E マウントカメラが欲しくなってしまった次第。策、恐るべし。(笑)









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