面白玩具編に続き、次のデジクマ的優秀製品表彰はガジェット腕時計部門。なんだか量販店のフロア毎の製品発表の様になってしまっているが、それは置いておくとして。
小型で精緻な電子部品が内蔵されたリストウォッチに心惹かれる昨今、まず購入したのは海外出張好適 GPS 内蔵腕時計の SEIKO ASTRON。
SEIKO創業 135周年、ASTRON 誕生 5周年記念の2500本限定モデルの SBXB117。シンプルに美しく、5周年をフィーチャーする5つの天然ブルーサファイアが文字盤に。腕時計コレクターながら、比較的スマホ連携機能優先の腕時計が昨今多くなる中で、仕事でも使い易くケース外観も美しい腕時計ということで、デザイン選択肢が増えた ASTRON の各モデルを2週間程吟味した上で決定。ケース、バンドともにチタン製で、装着していても違和感が無く軽量。GPS 補足に必要な時間も短くて済み、日々の時刻合わせもスマートセンサー機能で楽々。これは良い買い物だった。
一方、ガジェット時計の老舗 CASIO からも魅力的な GPS 腕時計が。これまで GPS + 電波の時刻合わせが主流だった本ジャンルに、更に Bluetooth による時刻合わせ機能をプラスした CASIO G-Shock GPW-2000 を5月発売。海外旅行の際に、空港に着くなり SIM Lock Free のスマホを起動し、現地時刻にスマホが合うやいなや、空港施設を出る前に腕時計の時刻合わせも出来るというのは大変便利。(Bluetooth の無い通常のGPS 時計では、複数の GPS 衛星を補足して時刻合わせが必要で、空が開けた屋外でしばらく時刻合わせに時間をかける必要がある。)しかも20気圧防水で耐ショック。アクティブな旅行にも好適なアウトドア・ウォッチだ。メカを詰め込んでいるので多少大柄だが、それがまた G-Shock らしくてガジェット心をくすぐる。Bluetooth をひっかけた青のデザインもクールである。
腕時計当たり年の2017年は、究極のスマートウォッチ、Apple Watch Series3 も9月に発売された。iPhone と接続せずとも、直接セルラーネットワークに接続。ランニングやワークアウトの際に、iPhone 携行無しで出かけることが出来る様になった。本体の処理速度アップで、動作も前モデルより快適に。SUICA 情報を転送できるので、最近はコンビニや自動販売機の買い物では、SUICA/PASMO カードを出さずに Apple Watch3 で決済する機会が増えた。大変便利。
利用時の気分や用途に合わせて3本の時計を着替えるというのが、2017年のデジクマ・スタイルになったが、普段は Apple Watch3、出張時は SEIKO ASTRON、気軽な旅行や週末は Casio G-Shock という使い分けになる事が多い。どれも世代を経た製品で、完成度が高く、使い勝手は申し分無い。
2017年は、多機能腕時計が世帯交代を果たし、更なる進化を遂げた年であった。2018年は、Apple Watch3 の心拍測定機能がより進化して、病気の事前予測なども出来る様になりそうだ。命を守るスマート・リストウォッチの進化は、今最も未来に近づいているガジェットと言えるのかもしれない。
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