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2017年12月29日金曜日

Digitalbear's Gadget of the Year 2017 (4)Apple iOS 端末編

このジャンルはもはや、スマホでもタブレットでもなく、Apple 社の iOS 端末製品一色、となった1年でありました。今回はもう Apple 関連製品が多すぎるので商品分類にも加えなかった Note PC 領域では、OSX の MacBook Pro 13インチも仕事用に追加、仕事で使う端末はオフィスの Windows PC 以外、文字通り Apple 製品だらけに。林檎教信者としては清く正しく過ごした 2017年と言えましょう。

iOS 端末としては、順当に iPad Pro 10.5 インチを6月、iPhoneX を少し発売日から遅れて11月に導入。(詳細は当方のブログエントリー「苦難の iPhoneX レア店頭在庫入手までの道のり」ご参照)iPad Pro 10.5 インチはこれまでの iPad の中で最高と言える性能とバランスの良さで、ついに海外出張では(内蔵 SIM が使える利便性もあり)MacBook を持たず iPad と iPhone だけで出かける迄に。なぜか SIM 内蔵可能な MacBook を小型製品であっても投入しない Apple 社は、屋外・移動中は iOS 製品を使って欲しい、というメッセージを投げかけているのだろうか。

iPhoneX は、小型筐体ながら背景ボケ写真を撮影可能で、カメラ性能を重視するが故にiPhone6s Plus、7 Plus といった筐体が大きな iOS 端末を使わざるを得なかった我々スマホ写真カメラマンには福音(詳細は当方のブログ・エントリー、「[Review] iPhoneX 内蔵カメラで撮影する秋景色(作例写真多数)」ご参照)となった。今見えているアプリの範囲内では Face ID 機能は指紋で解錠する Touch ID と比較し冗長だが、将来はきっと AniMoji 以外にも True Depth のセンサーを活用可能なアプリが更に登場して、便利さに気づかせてくれると信じたい。

教祖 Steve Jobs 没後6年が経過し、気になるのは革新的なテクノロジーをスピーディに採り入れるという、かつての挑戦するエンジニア達の姿勢がやや見えにくくなり、技術的安定志向へと、米アップル社としてのリソースがより多く振り向けられている様に感じられる事。スマート・スピーカー HomePod の発売も2017年末の予定が来年に延期され、iPhoneX 発売も iPhone7 と機能が近い iPhone8 シリーズとの併売になるなど、ユーザーの目から鱗が落ちる様な大胆な技術革新が減り、大企業然とした姿勢が目立つ様になっている。大企業故に失敗すると大きな訴訟を受けるリスクはもちろんあるので慎重になっているのかもしれないが、以前からの林檎教信者たちは、それだけではない、大企業でありながら驚くほど大胆な Apple の再来を待っている。

Apple 社のドーナツ状の新社屋、アップル・パーク関連の仕事に注力していた CDO (チーフ・デザイン・オフィサー)のジョナサン・アイブが、製品デザインチームのリーダーに復帰する、というニュースは、2018年の尖った Apple 製品復活を期待させる、とまあいろいろ言いたい事もあるのだが、iPad Pro 10.5インチ、そして iPhoneX は良い製品でした、という 2017年のアップル製品総括。


Digitalbear's Gadget of the Year 2017 (2)ガジェット腕時計編

面白玩具編に続き、次のデジクマ的優秀製品表彰はガジェット腕時計部門。なんだか量販店のフロア毎の製品発表の様になってしまっているが、それは置いておくとして。

小型で精緻な電子部品が内蔵されたリストウォッチに心惹かれる昨今、まず購入したのは海外出張好適 GPS 内蔵腕時計の SEIKO ASTRON。

SEIKO創業 135周年、ASTRON 誕生 5周年記念の2500本限定モデルの SBXB117。シンプルに美しく、5周年をフィーチャーする5つの天然ブルーサファイアが文字盤に。腕時計コレクターながら、比較的スマホ連携機能優先の腕時計が昨今多くなる中で、仕事でも使い易くケース外観も美しい腕時計ということで、デザイン選択肢が増えた ASTRON の各モデルを2週間程吟味した上で決定。ケース、バンドともにチタン製で、装着していても違和感が無く軽量。GPS 補足に必要な時間も短くて済み、日々の時刻合わせもスマートセンサー機能で楽々。これは良い買い物だった。

一方、ガジェット時計の老舗 CASIO からも魅力的な GPS 腕時計が。これまで GPS + 電波の時刻合わせが主流だった本ジャンルに、更に Bluetooth による時刻合わせ機能をプラスした CASIO G-Shock GPW-2000 を5月発売。海外旅行の際に、空港に着くなり SIM Lock Free のスマホを起動し、現地時刻にスマホが合うやいなや、空港施設を出る前に腕時計の時刻合わせも出来るというのは大変便利。(Bluetooth の無い通常のGPS 時計では、複数の GPS 衛星を補足して時刻合わせが必要で、空が開けた屋外でしばらく時刻合わせに時間をかける必要がある。)しかも20気圧防水で耐ショック。アクティブな旅行にも好適なアウトドア・ウォッチだ。メカを詰め込んでいるので多少大柄だが、それがまた G-Shock らしくてガジェット心をくすぐる。Bluetooth をひっかけた青のデザインもクールである。

腕時計当たり年の2017年は、究極のスマートウォッチ、Apple Watch Series3 も9月に発売された。iPhone と接続せずとも、直接セルラーネットワークに接続。ランニングやワークアウトの際に、iPhone 携行無しで出かけることが出来る様になった。本体の処理速度アップで、動作も前モデルより快適に。SUICA 情報を転送できるので、最近はコンビニや自動販売機の買い物では、SUICA/PASMO カードを出さずに Apple Watch3 で決済する機会が増えた。大変便利。

利用時の気分や用途に合わせて3本の時計を着替えるというのが、2017年のデジクマ・スタイルになったが、普段は Apple Watch3、出張時は SEIKO ASTRON、気軽な旅行や週末は Casio G-Shock という使い分けになる事が多い。どれも世代を経た製品で、完成度が高く、使い勝手は申し分無い。

2017年は、多機能腕時計が世帯交代を果たし、更なる進化を遂げた年であった。2018年は、Apple Watch3 の心拍測定機能がより進化して、病気の事前予測なども出来る様になりそうだ。命を守るスマート・リストウォッチの進化は、今最も未来に近づいているガジェットと言えるのかもしれない。

2017年11月12日日曜日

[Review] iPhoneX ケース選び、背面に四枚カードが入る simplism Nuno BackPack

偶然の出会いで iPhoneX を無事入手出来たので、さて次はケース選び。表裏ともガラス面積が大きい iPhoneX は落とすと割れやすいとの記事も多いので、万が一に備えてのケースは必須。Suica でなく Pasmo 通勤の当方は、残念ながらまだ iPhone に定期を電子的に統合できないので、物理的にカードが入るケースを色々物色。

定期券サイズのカードを携行可能なケースは、1−2枚だけ入るスペースが背面に隠れた薄型ケース、カバーの裏に複数カードを入れられる手帳型ケース等の品数が多いが、以前 iPhone7 Plus でも様々なスタイルのカード携行可能ケースを試した結果、薄型では必要なカード全てを入れる事が出来ない(最近は名刺入れとしても使う事が多い)、手帳型は写真を撮影する時に表蓋が邪魔になる、といった欠点があった。

こうした欠点を補ってくれたのが、RAKUNI 製の背面に複数カードを収められるケースだった。こればかり毎日利用していたので、写真の通りもうボロボロになってしまったが、背面に複数カードを収められる便利さは一度知ってしまうと他のスタイルに変えられない。定期券や名刺、カードキー等を入れると、パスケースや名刺入れが不要になり、これに全て統合出来、カメラとしてスマホを利用する時にも面倒が無く、画面も蓋を開けることなく即利用可能になる。

iPhoneX でも同様のケースを、と量販店を探したところ、見つけたのが simplism の NUNO BackPack ケース。RAKUNI のものより、カードを納める部分がやや薄めで iPhoneX 用の為もあってか幅もそれほど余裕が無いので、カードを入れる時に少しきつめである点はあるが、使っているうちに馴染んでくる様だ。

このタイプのケース、各社から揃いつつあるので、今後とも Watch して行きたい。本家 RAKUNI から、早く iPhoneX 用を発売してくれると良いのだが、まだ検索しても見つからない。本家からの気合いが入った製品の登場も待ちたい。




2016年4月24日日曜日

[Review] iPhone SE は高性能エンジン搭載の秀逸な小型車だった

iPhone5s の後は、iPhone 6 Plus, 6s Plus とスマホは大型液晶で見易いファブレットを使い続けて来た。

光学手振れ補正のカメラが内蔵される等、機能的にも最上のものが奢られる大型機が、一番良いと信じて選択して来たのだ。そこへ、Apple が新機種で小型の iPhone SE を登場させる、とのニュース。当初は、自分が使う機種ではあるまい、iPhone 6s Plus に満足しているし、とあくまで自己利用は想定しないモデル、との位置付けだった。

一方、処理速度が遅い iPhone 5 を使い続けて来た長女は、小型ながら 6s シリーズ並みの高速 A9 チップを積んだ iPhone SE の登場を大歓迎。早速通信キャリア系店舗でローズゴールドを予約したのだが、「64GB モデルは、入荷未定で、1ヶ月ほど待つかも」との連絡で、しびれを切らしていた。週末銀座に用事が有り、通りがかった Apple Store で聞いてみると iPhone SE SIM Free モデルが、残っている在庫の色は限られるが入荷していると!30分ほど短い列に並んで、無事にローズゴールド 64GB を手にいれる事が出来たのだった。

Apple Store には数日毎に SE が入荷しているとの事で、急ぐ向きには SIM Free で良ければ Apple Store で手にいれるのが早道である。ちなみに、その後価格改定で iPhone SE も値下げとなったが、購入が価格変更発表から2週間以内だった為、再び店舗を訪問して、無事に1台当たり 5千円の Refund を受ける事が出来た。

家に戻り、長女の iPhone SE セットアップを手伝いながら、その速度感やカメラの精度を確認。うむ、うむむ!?これ、結構良いでは無いか。iPhone 6s シリーズと比較し、フロント・カメラの画素数が小さかったり、4インチ液晶上の QWERTY キーボードでは大きな指では打ち間違いが生じたり、最大メモリ容量は 64GB だったり...という些細な問題はあるが、久しぶりに iPhone 6s Plus に慣れた手先でハンドリングして見ると、シャツのポケットにも違和感なく収まる小型さ、片手で操作していて疲れない軽さ、電話をかける時のホールディングの良さ、...ああ、iPhone 5s 時代はこれだったよね、とじわっと思い出されて、良いのである。

例えれば、ずっと大型車志向で車に乗ってきて、はっと小型車の良さに気がついた時の感覚に近い。あれもこれも、と欲張るうちにどんどんボディは肥大化、機能強化されてきたが、本当にそれを使いこなしているのだろうか。大型の画面は、写真や動画を見るには具合が良く、その点はファブレットの Plus に利点があるのだが、新機能の押し込む感覚が得られるフォースタッチ液晶にしても、結局はあまり活用出来ていない。処理速度が同じエンジンを積んでいるなら、より小型な SE でも良いのでは、と、背面カメラのクオリティも確認して、機種移行を悩み始めた。オンラインで購入をポチってみては、でもやはり Plus のままでメイン機は良かろう、とキャンセルする、の繰り返しを2度ほど。しかし入荷には2−3週間とある。もやもやと悩んでいたが、Apple Store 銀座に電話してみると、また iPhone SE が入荷したとの連絡が!!



これはもう、入手せよとの林檎神からのお告げであろうと覚悟して、いそいそと銀座神社に参拝し、お布施。ゴールド 64GB の iPhone SE を手にいれた。最近は SIM Free 機ばかりを導入しているので、その後の移行設定も慣れたもの。あまり利用していないアプリを断捨離して、軽量な端末に軽量なアプリ群、という再構成は無事完了。

まだ導入後数日だが、同じ A9 チップを使っているということで、使っていて不足はほとんど感じられない。むしろ、常時携行が小型軽量で楽になったメリットばかりが際立つ。何を迷っていたのだろう、と自問するほど、具合が良い。


そういえば、最近乗っているクルマも、ターボエンジン搭載の小型車。高速道路走行でもうちょっと回って欲しいと思う事はあるものの、都内での普段使いには十分だ。


iPhone SE + A9 チップの組み合わせは、それに似ているのかもしれない。将来の iPhone 7 や 8 で、圧倒的な魅力を持った革新が為される迄、小回りの効く SE で、気軽に、自在に走り回る事としよう。







2015年11月23日月曜日

[Review] iPad Pro、Apple Pencil、Smart Keyboard ファーストレビュー、それは MacBook と比較しどうなのか

iPad Pro Apple Pencil を入手して10日が経過、昨日 Smart Keyboard もようやく届いたので、そろそろ iPad Pro のファースト・レビューを行ってみる。

まずは本体+キーボード重量の考察。同じ様な厚みになる MacBook Air 13インチは重量 1.35kg。iPad Pro (12.9インチ) は Smart Keyboard (336g) を装着して、Cellular モデル (723g)  での総重量は 1.06kg と、約 0.3kg の重量差。MacBook 12インチなら、画面は若干サイズが下がるが重量は 0.92kg となるので、iPad Pro + Smart Keyboard より軽くなる。薄くて軽い Apple デバイスを探している場合、以上の機種に MacBook Air 11インチ(重量 1.08kg)も候補に含めて、携行総重量重視で選ぶ方は、悩みが深まっているかもしれない。

しかし、MacBook vs iPad Pro の比較では、重さより、その使い方で機種選択を考えた方がベター。すでに MacBook を利用しているユーザーなら、iPad Pro は二者択一の選択肢ではなく、用途に応じたプラス1端末、と考えるべきだ。人によっては Pro 登場で iPad は MacBook に近づいた、と見るのかもしれないが、当方が使ってみたところでは、やはり DNA の違いが際立つ。どちらが良い・悪いというのではなく、得意分野が違うのである。

MacBook の方が、パッと開いてキーボード入力をする迄の時間が早いし、トラックパッドでマウスを動かせるので、画面上を触る必要も無い。「一人で集中して入力作業する」「高速タイピングを伴う作業」「ブラウザのタブをかなりの数、同時に開いて使いたい」「会議中、対面の相手から作業画面を覗かれたくない」「利用する場所が主としてデスクやテーブルがある屋内」という向きには MacBook が最強・快適であり続ける。タイピングを伴う作業をしようとしてさっと手が伸びる先は、比較的キー間隔が大きくなって打ちやすくなった Smart Keyboard を入手できても、やはり MacBook だ。当方は画面が大きな 15 インチと、薄くて軽い 12インチを両方、活用している。

一方、「デジタルの書類・書籍・地図・写真・動画を集中して読む・見る」「手書きを伴う作業が多い」「少数の会議で対面の相手にも画面を見せたい」「移動中も iPhone より大きい画面で Web 画面を見たい」という用途では iPad Pro に軍配が上がる。日経新聞電子版の紙面の見易さは、iPad Pro を一度使ってしまうともう iPhone や iPad mini には戻れない。

次に音の評価。スピーカーは4つになった。縦・横位置で、位相が変わるのは良く出来ているが、音質は期待ほどでは無い。iPad にしては優秀、だが、やはり板型端末の限界なのか、平板な音。この部分は期待しすぎてはいけない。出張中に BT スピーカーを持っていくと嵩張るので、という割り切りで使う便利さ、と理解しておけばがっかりしない。

iPad Pro ならではのオプション品 Apple Pencil の使い勝手は、多くのレビュワーの評判通り素晴らしい。ペン先の太さ・細さを角度で調整できて、アナログなタッチを反映させ易い。何故か iPad Pro 発売開始当初はこの Pencil が大変品薄で、当方は閉店間際の量販店に最後の在庫があると SNS 経由で教えてもらい、やっと入手出来た。当方は絵のセンスが殆ど無いので、手書き入力は会議中にメモをする用途で主に使う。

標準装備のメモアプリも iOS 9 になって手書きに対応、便利になった。会議メモをキーボードでタイピングすると、カナ漢字変換が必要でどうしても目線が画面に落ちてしまう。しかし、iPad Pro + Apple Pencil なら、紙のメモ同様の走り書きができるので、目線を落とす必要は無い。端末をホールドし続けるとしかし重いので、カバーケースなどで iPad Pro を斜めに傾ける方が便利に使えそうだ。Apple Pencil は次の iPhone7 では iPhone 液晶にも対応するらしいので、それは楽しみに待ちたい。

さて、そしてデジタルカメラ・ヘビーユーザーとして見逃せないのが、Photo Viewer としての使い勝手。iPad Pro は Lightning - SD カードカメラリーダーで SD カード内の写真ファイルを読み込ませると、シュシュシュッと大容量のカメラ画像を iPad Pro に高速転送してくれる。細かいピントや、解像度の良し悪しも、これまで iPhone 転送による検証だけでは気づかなかった微細な点まで発見出来る。128GB 容量の iPad Pro であれば、写真即時検証・閲覧用デジタル貯蔵庫として、活躍してくれることは間違い無い。iPad Pro 内蔵のカメラも、f2.4、8M 裏面照射 CMOS と十分なスペックで更に実用的になった。

iPad Pro の利点でもう一つ重要なのは、ネット対応の気軽さ。MacBook は WiFi がある環境では申し分無いのだが、それが無い場所となると WiFi ルーターに接続する、あるいは iPhone などでネット接続を共有する、等、外の助けが必要になる。薄型 MacBook には Ethernet 端子も無いので、有線のネット接続をするにも USB 端子を介して、ということになる。この外部デバイスを介したネット接続動作が、室内外で移動が多く隙間時間に都度端末を立ち上げる場合には、大変面倒なのだ。

iPad Pro Cellular バージョンを Apple Store で買うと、データ用 SIM を手に入れれば(当方は現在使わない場合の基本料が安い FREETEL/docomo の nano SIM を使っているが、海外利用が多いので Apple SIM への乗り換え or 併用も検討中)いつでもどこでも 4G LTE ネット接続が可能になる。画面サイズが大きくなった分、作業効率は上がっているので、面倒な接続動作が必要無い分、どこでも繋がって大きな画面でネット対応作業出来る端末としては iPad Pro は秀逸だ。

そして、昨日届いた Smart Keyboard。MacBook を普段使っていると、まず躓くのは英語・日本語切り替え。Command + Space での切り替えに慣れ親しんでいるオールド・マックからのユーザーは、この押し方を iPad Pro + Smart Keyboard でしてしまうと、
「検索」画面に移ってしまうので要注意。言語切り替えは、Control + Space か、地球ボタンで行う必要がある。これには慣れが必要だ。普通の Bluetooth キーボードにある、音量や画面の明るさ、音楽の再生をダイレクトにコントロールするキーが無いのは不便でもあるが、不用意なボタン操作で、移動中や会議中に音楽再生してしまうリスク(苦笑)は減ることになる。

キータッチは幅広な分、想像よりも良好だが、多くの人が実践している、Apple 純正Magic Keyboard を接続して使う方が、価格的にも安く、また専用機能ボタンもあるので良いかもしれない。ちなみに Magic Keyboard の重量は 231g で、Smart Keyboard の蓋が無い分、100g 程度軽くなるというのも見逃せない特徴だ。

以上の点から、当方は今のところ iPad Pro を、日経新聞や電子雑誌を読み、手書きの会議メモを Apple Pencil で取り、プレゼンをお客様にお見せし、また Netflix の動画を視聴、といった用途でまず使い始めている。手書き以外は MacBook でも出来ない事は無いが、iPad Pro の方が快適に使える用途に、iPad Pro を導入し始めている。

Smart Keyboard は、まだ使い始めて数日なので判断し難いところもあるが、既に所有していた、より軽い Apple Magic KeyboardLogicool の薄い BT キーボード Keys-To-Go (重量はわずか 180g)で代用しても良かったかな、と思うほど、今のところタイピング利用は少ない。これだけ少ないと、いざ必要な時は内蔵ソフトキーボードだけでも良いのかもしれない。大きくなった分、ソフトキーボードでのタイプミスも少なくなった。iPad Pro 一本使いで、MacBook を持たず、これで全部済ませたい、というユーザーは Logicool の iPad Pro 専用ケース Create という選択肢もある。しかもこちらはバックライトありで、ちょっとしたパームレストもある。しかし、重量は 725g あるので、本体込み総重量は MacBook Air 13インチを超えてしまう。据え置きで使うなら便利かもしれない。

現在の悩みは、iPad Pro はそれでもやはり、電車通勤で常時携行するには少し重いので、主としてオフィス用 or 自宅用どちらかをベースとした据え置き利用としたいのだが、仕事・プライベートそれぞれに便利な用途があり、この10日間は半々で使ってみたが、主たる設置場所をまだ、決めきれていない。結局、iPad Pro を入れやすい薄型リュックを手に入れて、ほぼ毎日携行している次第。さすがに2台は買えないし、はてさて、どうしたものやら。嬉しくも、悩ましい。







2015年9月26日土曜日

Apple iPhone 6 Plus から 6s Plus へのデータ移行、本体データ移行は速いがアプリ関連データに注意必要

25日発売日の午後1時、Apple から iPhone 6s Plus SIM Free (Space Grey) が無事到着。帰宅後、iPhone6 Plus から 6s Plus へのデータ移行を昨晩終えたので、次回の Update 時に備えて自分メモ。

- ずっとカバーを装着していたせいか、久しぶりに Space Grey 色を入手したらただのシルバー色に見えた。

- データ移行は、iCloud ではなく Mac の HDD 内に iTunes で 6 Plus をバックアップし、6s Plus へリカバリ。6s Plus へのリカバリ時間は20分弱。(この1年で、128GB 中の半分ほどのメモリ利用量だった)

- 6s Plus 起動すると、SIM は入れ替えているのだがまずは WIFI アクセスでネットにつながり、そこで各種設定を進める形に。
- 殆ど使わないカナ・絵文字キーボードは初期設定でオフに。ローマ字日本語入力と英字キーボードをオン。

- 各アプリの更新を進める形になるが、面倒なのはメール系。Gmail 設定は 6 Plus で設定が面倒だった事を思い出したが、6s Plus では Google アカウントを入れるだけでほぼ自動で純正メールアプリとリンクした。有難い。

- 次に通信事業者アプリ。au 用のメールの再設定は、SMS 経由。詳細はこちらの「メール初期設定」に出ているので参照。http://www.au.kddi.com/iphone/support/…/email-initial-setup/

- ウェアラブルの Apple Watch、Pebble Time は、そのままつながるかと思いきや、BT 再接続が必要であった。それぞれ端末を再起動して、再接続。

- アプリは、すぐに使えるものと、更新を待つものと。6 Plus で iOS9 にあげていたので、殆どのアプリは更新済みだったはずだが、いくつか更新を待つもの有り。世界中で人気のアプリは、多くのユーザーが今回の 6s シリーズ発売で同時にアクセスしているせいか、更新に非常に時間がかかるものも。当方の場合、Uber と Instagram はかなり待たされた。

- LINE アプリは、既知ではあるが、6 Plus で行った会話履歴は、6s Plus にするときれいさっぱり消えている。当方はあまり履歴も見ないので気にしないが、大事な会話などを残している場合は注意が必要か。

- 写真アプリの膨大な写真は全て、問題無く 6 Plus にも移行されていた。

- Kindle アプリのクラウド上にある書籍コンテンツは、必要なものを再ダウンロードする必要あり。結構時間がかかる。それにしても 6 Plus 以降は、Kindle 専用端末を全く使わなくなってしまった。汎用端末は便利。

- 天気アプリは華氏表示がデフォルトになっていたので、左下の表示設定で摂氏に戻す、と。何年経っても度量衡は米国式に慣れない。マイル表示も直感的に入って来ない。

ということで移行は無事完了。6 Plus はまだ 5s を使っている長男へ。

2015年4月12日日曜日

[Review] 極薄 SmartPC としての Apple MacBook 12 inch、ファースト・レビュー

Apple が初期店頭在庫の数を十分に用意しなかった(出来なかった!?)新しい MacBook 12インチ。話題としては新規商品ジャンルでより注目度が高いウェアラブルの Apple Watch の陰にやや隠れる形となってしまった。しかし当方は発売後二日目となる4月11日、苦労して 薄い量販店在庫を探り当てた。二日間とまだ短期間だが、利用してみての率直な感想をメモして置く。
レビューに入る前に、御一読頂き度いのは、ATOMOS DESIGN 児玉さんによるエントリー、「ファブレット+スマートPC という未来」。MacBook 12インチは、そのやや非力な CPU の採用、そして USB-C への端子集約等から、どうしても既存ラインナップの MacBook Air と比較され、疑問視される事も多かった。しかし、このエントリで述べられている通り、ファブレットがスマホの主役となる時代のコンパニオンとしての「SmartPC」としての役割がこのマシン、とポジショニングすると腹落ちする。

モバイル環境で生産性を上げる為に必要だったのは小型スマホとタブレットの組み合わせでは無く、ファブレットと薄くて軽くて電池が長持ちする、SmartPC だったのだ。タブレット用の薄いキーボードを探しては機能的な不十分さを感じる事が多かったが、それは母艦が画面タッチ操作基本の「タブレット」だったからと悟った。タブレット並みに薄く、電池が長持ちし、キーボードとトラックパッドで自由に使える SmartPC の究極の姿が MacBook 12インチだったのだ。

いきなり結論に行き着いてしまった様だが、MacBook 12インチの性能を実際に触って確かめてみる。まずは、これも話題となりがちな浅いストロークのキーボードと、感圧トラックパッド。短い時間しか使っていないので、これを結論にしたくは無いが、 かなり指先に力を入れて打鍵する当方としては、このキーボードには未だ慣れ無い。フェザータッチのキーボードなので、力を抜いて打鍵すれば心地よいのだろうが、すぐにこれまでのスタイルを変えられず、結果としてやや硬い板を打っている感じとなり、2時間ほど使うと指先が少し痛くなった。

キーボードについては、この薄さを実現する為にはこうするしか無い、という技術上の理由は良く理解出来るのだが、慣れるにはしばらく時間がかかりそうだ。以前の山型のキーボードから平たいキーボードに移行する時もいつかは慣れた様に、時間をかければ慣れるのであろう。この薄いキーの一つ一つに LED バックライトを入れた努力も大変なものだ。

一方で、最初は違和感も感じた感圧トラックパッドの利用には、すぐ慣れた。ガラス タッチパッドを下方向に押し込む動作の感触を振動で擬似的に作り出しているというのだが、何度使っても本当に下向きに押し込んでいる様な錯覚がある。Apple Watch でも、相手にメッセージ到着時の振動を腕に伝える機能が Taptic Engine と呼ばれる同様の仕組みで実現されて居り、いずれ MacBook もそのコミュニケーションの仲間に入る、という事なのだろうか。端末種類を超える新しい非言語メッセージング手法が、色々生み出される事になりそうだ。

数時間連続して使ってみて、これまでの MacBook と大きく違うと気づくのは、長く利用しても本体が熱くならない、そのクールさ。Core M 1.1GHz とやや非力にも見える CPU を利用し、MacBook で HDD と並んで壊れやすい部品だった空冷ファンを省く事が出来た。それでも、これだけの薄さに多くの電池を並べて入れているので、もう少し発熱するのでは、と思っていたのだが、液晶側も本体も、クールさを保ち続ける。これは凄い事だ。SmartPC たる所以がこの「常に平熱」を保つボディにも感じられる。

そして想定外というか、意外な発見で嬉しい驚きだったのは、MacBook 12インチの内蔵スピーカーの優秀さ。これまでは MacBook Pro / Air で、やや平板と感じていた内蔵スピーカーの音圧が上がり、そして音の立体感もよりダイレクトに感じられる様になった。キーボード上のヒンジ部の手前に内蔵スピーカーが隠れているのだが、これなら出張先に外部接続スピーカーを持って行かなくて良いと思える、納得の音。こんな所にも手を抜かない、というか進化させている Apple は、流石としか言いようが無い。

外部端子を USB-C ひとつに集約した点は、これまでの資産を活用出来ないという点では異論も勿論あろうが、これも SmartPC としてのシンプルな割り切り、と考えれば納得が行く。周辺機器との接続は極力ワイヤレスで、リソースはクラウドに置いて。

かつてクライアント・サーバ・コンピューティング全盛時代に "Thin Client" と、あまり重要性を置かれずに呼ばれていた端末が、"Smart Thin MacBook" として、突然目の前に現れたのである。Apple は常に未来思考。半年〜1年ほど経つと、Smart Watch - Phablet - SmartPC がクラウドのリソースをモバイルから自由にワイヤレスで使う新時代が来ている事を、我々は更に実感する事になるのだろう。Steve と、その DNA を継ぐ全てのアップル社員の皆様に感謝。(写真は当方が最後に Steve Jobs の姿を直接見た、D8 のカンファレンス。2010年6月、 LA の Terranea Resort にて。)








Apple Watch 最終選択にアナログ腕時計の名機 SEIKO ASTERISK の影響

4月10日から注文可能となった Apple Watch、やはり最終機種選択する上では試着が必要だろう、という事で10日夜、同日発売の MacBook 12インチも見学目的で雨の中、銀座アップルストアを訪れた。

前のエントリの通り、残念ながら発売初日にもかかわらず MacBook 12インチはまだ同店に届いていない、という珍しい事態だったのだが、うがった見方をすると Apple 社全体で10日は Watch によりリソースを注ぎ込み過ぎたからなのだろうか、と考えてしまう程に、店内は Watch 一色。入口の Pop、店の中央に置かれたショウウインドウ、全て Apple Watch だ。店内各所で試着が行われ、顧客一人一人に店員さんがついて、丁寧な説明が行われていた。

気が早い Apple ファンはもう、10日午前中のうちに訪れていたのであろう、午後7時過ぎの銀座アップルストアは想像よりは混んでいなかったが、それでも試着は30分待ち。列に並ぶ必要は無く、iPhone を利用して順番を効率的に仕切っているのではあるが、とりあえずは初日の試着はあきらめてショウウィンドー下の実機を眺めて過ごす。

そして 翌11日。MacBook 12インチの初期ロットを抑える目的で新宿西口のビックカメラへ。なんとかスペースグレイ 256GB の薄型マックブックを入手出来てほっとしたところで、昨日かなわなかった Apple Watch 試着へ。

アップルストア各店舗、そして新宿伊勢丹でアップル・ウォッチ試着が出来る事は皆さん良くご存知の通りだが、実は大手量販店でも試着は可能。中でも、Sofmap を買収したせいか、Apple 製品の関連サービスのクオリティが高いビックカメラ新宿西口店は、最近の当方お気に入りの場所。MacBook 12インチの在庫があった事にも気を良くして、喫茶店で一休みしてから昼過ぎ、試着の流れ。待ち時間も殆ど無く、すぐに試着可能となった。

事前に Web サイトを見た上で、試着すべき機種は絞っていたのだが、最大15分という試着時間の関係で、3つを選んで欲しい、との事。そこで写真の3機種に絞りこんだ。

42mm ステンレススチールケースに、革製のレザーループ金属製のミラネーゼループのバンド2種類。そして、42mm スペースグレイアルミニウムケースにブラックスポーツバンドの組み合わせ。革バンドはブライトブルー色が希望だったが、展示用在庫が無いということで、茶色でお試し、ということに。

試着するとしかし、更なる迷いが。そう、二種類のケース、三種類のバンド、それぞれに出来が良いのだ。出来れば全部欲しい、と思ってしまう。ケースについては、アルミの軽さとつや消しで濃いグレイ色の仕上がりの良さは確かにスポーツ向きで、装着していて楽。一方で、ステンレススチールはガラスもサファイアガラスで強化されて居り、装着するとズッシリ感があって時計の存在を強烈に感じさせる。

ベルトについては、当初金属はどうなのかな、と思っていたミラネーゼループが薄く軽く柔軟に出来ていて、これなら暑い夏でも通気が良さそうと感じてみたり。一方で、しっとり柔らかいレザーループも捨てがたい。それぞれ、強力なマグネットで長さを変えて装着が可能で、その機能性にも惹かれるものがある。

一方で、スポーツバンドの出来も Web で眺めていた時とは違って、実際に装着してみると樹脂ながらしっかり作られて居り、腕へのフィット感も良い。店の方からは、バンドは後で変えられる(確かに、ケース裏のボタンワンプッシュでスライドさせてのバンド交換が可能。この方式も、バンド交換が大変だった既存腕時計とは異なる画期的メカニズム。)ので、まずはケースを選択すると良い、とのアドバイス。

うーん、うーん、と、二つのケースを交互に持ち上げて考えるも、結局その場では決めきれず。自宅への帰路、悩んだ挙句、ようやく候補を決定した。「42mm ステンレススチールケースと、ブラックスポーツバンド」この組み合わせで行こうと決めた。機能性とデザインから、ケースはその堅牢性とクラウン・光沢ボディ仕上げの良さからの選択。そしてバンドは日常装着する上で、水洗いし易いということから、なのだが、実は当方脳内では別の化学反応もあった様だ、と後から気づいた。20年以上気に入って使っている、SEIKO ASTERISK の美しく光るステンレスケースと大型クラウン、そして黒ベルトのイメージがシンクロしていた、のである。これまで多くの腕時計を使って来たが、その存在感の大きさと立体的に作り込まれた文字盤デザインでは、このアナログ時計の右に出るモノは無かった。デジタル世界での頂点を目指す Apple Watch はまた別モノだが、孤高という点が似ているのかもしれない。4月24日以降という、Apple Watch 到着が今から待ち遠しい。





Apple MacBook 12インチ入手の為、新宿西口をクマダッシュしたという顛末

当初想像していたよりも、新しいMacBook 12インチの初期在庫入手は大変であった。

4月10日の販売初日、Apple Watch 予約が開始となった午後4時過ぎのアップル・オンラインストアで確かめると、ゴールド色 SSD 512GB以外は 1-3営業日で配送、という緩い在庫状況だったので「それなら現物を見てからにしよう」とポチらず。

しかし数時間後に同じページを見ると、全品・全色、配送に3-4週間かかるというでは無いか。オンラインでの早期入手の道は、わずかな時間で断たれてしまった。そうかまず皆さん、Apple Watch を確保して、それから MacBook 12インチのオンライン購入に向かったのか...読み違えた。

これはあかんと、同日午後7時過ぎに、雨を厭わず銀座アップルストアに向かうが、アップルストアにも発売初日ながら MacBook 12インチが届いて居らず、通常と異なる状況。明日以降いつ商品入荷があるのか、ストア店員さんもわからない、と。

これは一体、初期在庫はかなり薄いのだろうか、と、翌日4月11日、開店時間のわずか15分後の9時45分、新宿西口ヨドバシカメラ本店に到着すると、なんと開店前に整理券を配ってそれで MacBook 12インチは全台販売完了したと、マック売り場での説明。

スワッ、これは一大事と、少し離れた場所にある、新宿西口ビックカメラへ、巨体を揺すってクマダッシュ。なんで土曜の朝から新宿西口駅前を走らにゃならんのだ、と考えている暇も無い。何とかビックカメラ開店時間の10時前に、二階入口前に並ぶ事が出来た。すでに行列が出来ていたが、どうやら妖怪ウオッチ関連の玩具発売待ちの人と混在で、10名ほどの短い行列。

開店時間とともに4階のマック売り場へ。全色展示あったが、触らずに直接、販売カウンターへ。到着3番目で、希望だったスペースグレイ色、SSD 512GB を求めるが、すでに一人前で売り切れと。ゴールド色も両機種とも無し。

しかしグレイ色 SSD 256GB の在庫は有ったので、何とか入手。ふぅぅぅぅ。朝から MacBook 12インチを求めて走った甲斐が有った。アップルストアなら、今日は恐らく在庫潤沢だったのかなと思いつつ、開封の為近くの喫茶店へ。

落ち着いてから、ネットで MacBook 12インチの発売二日目の状況を見てみると、アップルストアでも本日午前は在庫が無いところが多かった様だ。他の大手量販店でも、ちょぼちょぼの在庫だった模様。当初はアップルストアに向かおうと思ったのだが、近場の新宿をまずチェック、という事でこちらに来たのが結果的に奏功した。

実際にモノを手に取ると、普段使っている MacBook Air 11インチより軽くて薄くて、出張での携行マシンとしては非常に望ましい仕上がり。事前の情報通り、キーボードはストロークが極めて浅く、当初は驚くが、これも使っているうちに慣れるだろう。ただし、どちらのキータッチが好ましいか、と二者択一にするなら、MacBook Air 11インチだが。しかし、12インチの薄さは魅力だ。

当方の使い方では、Web ブラウズとオフィス関係書類ワークが中心になるので、Core M 1.1GHz CPU のパワーでも、それほど気になら無い。8GB 容量がある有るメインメモリも、効いているのだろう。256GB の SSD 容量は少なめだが、これも Cloud 時代にはこれで良いのかもしれない。ファンレス構造も、部品の壊れにくさ、という点で嬉しいところ。

ということで、MacBook 12インチ探しで走り回った土曜日朝、なのでありました。 入手出来て良かった.....。