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2014年11月16日日曜日

[レビュー] Panasonic Lumix LX100 ファースト・インプレッション、まずはタイムズスクエアの暗所撮影から

発売されたばかりの Panasonic Lumix LX100、作例レビューの為に早速ニューヨーク・マンハッタンで試し撮り。4K 動画や 4K Photo を使うのに好適な被写体がまだ無いので、まずは撮って出しの暗所性能をチェック。夕食時のタイムズスクエア写真散歩で何気なく撮影してみたが、明るい大画面広告と暗い場所がミックスされた場所でも、バランス良く露出を決めてくれる、安心感有り。m4/3サイズの CMOS で、細部まで再現性も Good。

ボディの質感も高い。全体にカチッと引き締まった仕上がりで、凝縮された機能性を感じる。レンズ交換可能な Lumix GM1 / GM5 より一回り大きいボディだが、Lumix GX7 よりは厚みも無く、丁度良いサイズ感なのである。グリップの位置や大きさも最適と感じる。ワンハンドでスナップ撮影をしても安定感がある。

オプションの自動開閉キャップは、3千円以上と高めだが、これは買っておいた方が良い。レンズキャップとしても比較的こうしたものとしてはしっかり出来ていて、シャッターチャンス、スナップ時に即起動したいカメラマンには、必須の装備のはずだ。

Fujifilm の X100 シリーズや Leica X シリーズ等と同じで、このカメラには撮影モードボタンが無い。何故なら、レンズ周囲にオールドカメラと同じくf1.7からの絞り設定リングがあり、コンデジのモードダイヤルがある場所には 1/4000 からのシャッタースピードダイヤルが設定されている。それぞれ赤い「A」マークにセットすれば全自動(つまり、撮影モードでは P (Program) 状態)、どちらかのダイヤルを動かすと、絞り、またはシャッター優先撮影が可能となる。「A (Auto)」マーク位置のロックはもう少し固い方が誤操作が無くなるので嬉しいが、まぁ許せる範囲の少しだけ強めのトルク感で止まってくれる。

親指の腹で操作できる露出補正ダイヤルの指がかりとダイヤルの動きの固さは具合が良い。デジカメではある意味一番多用するダイヤルで、しかも視認性の高い EVF を備えた本機では、ファインダーを覗き込みながらこの露出補正ダイヤルで一番良い光の強弱を決める、という撮影方法が基本になる。ここの使い勝手の良さは大変重要である。

背面液晶が可動式で無い点は、最近はこのサイズのカメラでも動くものが多いので多少不満だが、タッチ液晶で無い点は当方的には気にならない、というか、Panasonic のカメラは現在タッチ液晶装備が主流だが、当方はタッチ式だと不用意なAF操作やシャッターを切ってしまうことが多いので、どちらかというと通常の液晶の方がすっきりしていて使いやすいと感じる。

クリエィティブフィルター操作は、シャッターボタン右横の小さなボタンで出来る。この位置にあると、例えばモードをラフモノクロームに設定しておいて、ワンプッシュで切り替えられるので、フィルターの利用度向上には良い UI (ユーザーインターフェース)と言えよう。ただ、フィルターを解除して通常モードに戻る方法があまりスムーズに行かない。例えば同ボタンをダブルクリックや長押しすると通常モードに戻る、といった Firmware Update をしてくれると嬉しいのだが。現在は No Effect に戻す操作が必要になる。ここの改善は是非望みたい。

本カメラから採用された、新開発のフルサイズ換算 24-75mm  f1.7-2.8と明るい LEICA Vario Summilux レンズによる LX100 作例写真は、こちらの flickr album に100枚ほどまとめたので、是非御覧頂き度い。昼間の写真や、4K Photo は、これから追加して行く予定。本日タイムズスクエアを歩いていたら、サプライズで結婚指輪の箱を彼女に差し出しているカップルが。"Will you marry me?" そんなシーンも、LX100 ならすぐに対応可能。スナップ撮影に好適な行動的なカメラとの第一印象で、出張や旅でも邪魔にならないサイズ。非常に気に入りました。



2014年11月3日月曜日

[4K 動画] iMac Retina 5K で見る 4K 動画素材探しを YouTube で

iMac Retina 5K を導入してはみたものの、4K 動画や 4K Photo を撮影可能とする機材がまだ手許に無い。どのカメラを iMac 5K の伴侶としたら良かろうか、という選択をする為に、それぞれの 4K 動画撮影可能カメラでの作例を YouTube 上で探してみた。再生回数が圧倒的なのはやはり GoPro。( GoPro HERO4 : Adventure of Life in 4K ) コンテンツの内容を含め、マーケティングの上手さは日本のメーカーは良く研究した方が良かろう。スポーツシーンやコンサート等、ユーザーの利用シーンを考えた作例動画の為の撮影と編集に、相当力を入れている様子が伝わって来る。

11月半ばに発売予定の Panasonic Lumix LX100 も、作例動画が既に YouTube に上がっていた。( ルミックス LX100 で撮影した 4K 動画 )人形作り職人の、日本的な美しさと品格が伝わる動画は、ある意味 Panasonic や Sony 的な、日本の家電メーカーらしいお家芸。動画品質の素晴らしさは、この作例から十分伝わるが、せめてモデルには Lumix なので綾瀬はるかさんを活用して欲しかった、と感じる。


綾瀬はるかさんを撮影した 4K 動画作例は、こちらの Lumix GH4。( ルミックス GH4 で撮影した「綾瀬はるかさん」4K 動画 ) 先日も中野フジヤカメラ・Panasonic 主催の製品発表会で、4K Photo を試す機材としてはこの GH4 を利用、その機能の高さには驚かされた。当面 4K 動画撮影用カメラのキングはこの GH4 なのだろう。YouTube 動画も、光る砂が一粒まで見える高精細さ。

高倍率望遠ズームを備えた Panasonic Lumix FZ 1000 による 4K 動画作例( ルミックス FZ1000 で撮影した 4K 動画 )もなかなかのもの。公式作例動画なのに、最後の部分がぷつっと切れているのは惜しいが Panasonic の 4K 動画に賭ける意欲が伝わる価格設定もあり、本機の存在も見逃せない。

以上の通り、4K 動画に使える機材も少しずつ出揃って来た。Panasonic はかなり健闘している。意外だったのは、Sony はビデオ専用カメラでは 4K 動画に力が入っているものの、スチル・ビデオハイブリッドのカメラ機材ではまだ完全な 4K 対応が遅れていると理解した事。最新の Sonyα7S 等でも、4K 動画出力は出来るのだが、動画保存には 3rd Party 製の外部記憶装置が必要となってしまう。カメラ本体内で 4K 動画が完結しない、のは、同じビデオに強い家電メーカーでありながら、この 4K への力のかかり具合の差は何なのだろう。ビデオ部門とカメラ部門の縦割りの問題なのだろうか?低照度での強さを含め、素晴らしい機材を開発しているだけに ( α7S Unparalleled 4K image quality )、何とか本体内部での記録完結も目指して欲しいところ。

GoPro HERO4 はブラック、シルバーがそれぞれ対応だが、Gigazine の記事にもある通り、ブラックは 4K 動画は 30fps (秒間30コマ)、シルバーは 15fps (秒間15コマ)とシルバーでは能力が半分になってしまう。価格的には高いブラックだが、スムーズな4K動画再生の事を考慮するとこちらを選択する事になるだろう。

先日フジヤカメラで受けた、塙真一先生の 4K Photo のセミナーのおかげで、4K 動画・静止画への理解がかなり深まって来た。後は Lumix LX100 の発売を待つのみ。11月半ばが、待ち遠しいです。





2014年11月2日日曜日

[レビュー] iMac Retina 5K は写真愛好家の為のデスクトップ

3連休初日、雨の表参道 Apple Store。一度量販店で見た iMac Retina Display 5K をもう一度、ここで見てみようと 意を決して四谷から移動。

2年前に 21.5 インチの iMac を導入し、気に入って使っていたのだが、ちょうど1年経った時に、理由不明で何故か HDD がぶっ飛んでしまい、使用不能に。結局 HDD が完全に飛ぶ前に少しだけデータを保全し、しかし多くのデータはサヨナラになってしまい、それからしばらくは MacBook Pro/Air + SSD ドライブの組み合わせしか使っていなかった。しかしついに、27インチにレチナディスプレイが!4K 動画再生だけでなく、写真を大きく再生するにもこのディスプレイサイズは魅力的だ。量販店でその美しいドットが見えない画面を見てしまい、それ以来 iMac 5K スペックとの睨めっこが続いた。

4GHz Core i7 CPU / 32GB RAM / 1TB Flash Storage / Radeon 4GB の最高スペックにすると、かなりの金額になってしまう。HDD が一度飛んだ悲劇を思い出すとストレージの SSD は必須か、とも思えたが、もう一度 SSD/HDD ハイブリッドのフュージョンドライブに賭けてみる事に決めて、RAM のみ 32GB に上げて、後は基本スペックにすることに。そして RAM だけなら、アップルストア実在店でも増設可能なのである。

Apple 純正の Bluetooth 小型キーボードとトラックパッドを既に持っていたので、トラックパッドはやめて有線の Apple Mouse に交換し、表参道の店頭で注文すると、30分程度で増設は完了。27インチ、9.5kg の本体重量はさすがに自分で持って帰るには重いので、クルマで帰宅。

自宅に戻ると早速設定開始。それにしても、過去の新しい Mac セットアップの苦労を考えると、クラウドサービス中心の昨今は設定もミニマムになった。iTunes は iTunes Match で本体に楽曲を落とさずとも済むし、iPhone6 Plus の母艦を MacBook Pro からこちらに変えるにも、バックアップ先が iCloud になっていれば殆どハッスルは無い。

当方の場合、写真枚数が結構あるが、それも定期的に外付け HDD にバックアップしているので、今回の iMac 5K 導入を機に MacBook Pro 分はバックアップし、iMac 5K には移行せず。この使い方をしている限り、写真・動画・楽曲という重いファイルはクラウドか外付け HDD に移しつつ使うので、iCloud の容量も無料の 5GB を超える事は無い。ブラウザも Chrome や Safari を利用していれば、ブックマークもコピーの必要無く、そのまま移行。非常に楽チンである。

設定を終えて、いよいよ SIGMA dp2 Quattro で撮影した、高精細画像の表示を行ってみる。これはもう、感動の嵐。例えば JR 東京駅を再生してみると、それこそレンガひとつひとつまで見えてしまう様な状況なのである。

iMac 5K のレビューを Web で読んでいると、「紙に印刷された様な」という表現が散見されるが、その通り。まるで A3 サイズの印画紙への美しい焼き付け画像を見ている様な気分になる。デジカメを使い始めてから、あまり紙焼きをしなくなってしまったが、iMac 5K 導入でそれを行う事は今後殆ど無くなる気がした。もう大画面レチナディスプレイで、視覚的には十分なのである。目が喜ぶとはこの事か。

SOHO オフィス内では、一番パワフルなコンピュータを設置している部屋がメインの作業場所になる傾向が強いのだが、iMac 5K を導入した書斎が、最も頻繁に使う作業場所として復活した。MacBook Pro 15 インチは主として応接室で利用していたが、書斎の復権である。応接室ではソファに座って仕事をしていたので、背筋が伸びるという意味でもこれは喜ばしい。

今後は 4K 動画・4K Photo を撮影可能な Panasonic Lumix LX100 も導入する等して、4K 動画の編集にも挑戦してみたい。再生だけなら現在のスペックで 4K 動画も十分行けるのだが、編集した場合に 32GB RAM だけで何とか行けるのか、試してみたい。










2014年10月19日日曜日

中野フジヤカメラ、秋の Lumix 新製品イベントで 4K Photo を学ぶ

「4K Photo」 という、4K 動画から切り出す静止画機能について、本日の Panasonic Lumix 秋の新製品 Touch & Try イベント(於:中野フジヤカメラ)で講師をされた塙真一先生の説明で、良く理解出来た。
これまでのフル HD から切り出す動画は、画素数も2百万画素程度で、動画の場合は秒間30コマ撮影出来るにしても 1/50-1/60 秒程度のシャッタースピードの方が動画として自然なので、動画中から静止画を切り出してもやや眠い画像になる事が多かった。
ところがカメラメーカーで Panasonic だけが実現しているカメラのみで完結する 4K 動画は、動画シャッター速度をより高速(例えば 1/1000秒) に設定することで、切り出す静止
画のサイズがフル HD の約4倍の 8百万画素ということもあり、よりシャープな画像を切り出す事が可能となるとのこと。
本日 GH4 をベースに講義頂くとともに実際にワークショップのモデル撮影も行って、その有効性を知る事が出来た。良く理解されているプロカメラマンに噛み砕いた説明を頂き、撮影迄実践すると、短時間できちんと理解出来て有り難い。

本日の塙真一先生のワークショップで撮影した、動画から抜き出した 4K Photo のサンプルは、こちらの flickr album を御参照頂きたい。モデルの方が大きく頭を振る事で揺れる髪を撮影した動画から、静止画を切り出すとこうなる、というもの。わずか 20 秒程度の動画でも、20 秒 x 秒間 30 コマ = 600 枚の静止画の中からシャッターチャンスを切り出せるので、普通の静止画撮影では得られにくい瞬間を切り出す事が可能に。

ただ、切り出す画像は8百万画素になってしまう為、Lumix GH4 オリジナルの画素数、16百万画素の全てを 4K Photo では得る事は出来ない。全ての画素を利用する方が勿論より高精細なので、難しい瞬間を切り取る目的が無い場合には、通常の静止画撮影を利用する方がベター。16百万画素の作例も、一応こちらの flickr album にまとめているので、参照頂きたい。

11月中旬発売予定の Panasonic Lumix LX100 で 4K Photo を撮影するのが楽しみに。一方、本日ワークショップで利用した Lumix GH4 も操作性の高い素晴らしいカメラである事が理解出来た次第。

百万画素 CMOS の FZ1000 も 4K 動画撮影可能で、16倍ズームを備え、手軽な 4K 動画 Lumix として存在感を放つ。

Panasonic の 4K 動画カメララインナップから、当面目が離せません。