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2017年11月24日金曜日

[Review] BOSE SoundSport Free Wireless は耳から外れない左右独立型 BT ステレオイヤホン

Apple の技術の結晶とも思えた通称「耳からうどん」の左右独立型 Bluetooth 接続ワイヤレス・ステレオ・イヤホンの AirPods、これは凄い便利と使ってみたのだが、すぐに個人的問題点が明らかに。そう、つるつるした表面塗装とその薄い形状が、当方の耳には合わず、数分つけていると自然と外れてしまうのだ。とても機能的には気に入っているのに、結局何度か落としそうになって、外出時はあまり使わなくなってしまった。

iPhone7 Plus や iPhoneX は、丸型イヤフォンジャックが廃止になってしまい、同梱されてはいるが付け外しがやや面倒なライトニング・コネクタとの変換器を利用しないと有線イヤフォンも使えない、ということで、しばらく外出時は音楽無し、の日々が続いていた。

しかしそこに、いくつか有力な代替候補が登場。まず発売されたのは、Sony WF-1000X。左右独立、ブルートゥース無線接続であるのはもちろん、なんとノイズキャンセリング機能まで。宇多田ヒカルさんの広告も雰囲気が良く、これにしようかな、と思って居たところで、強力なライバルが登場。BOSE SoundSport Free Wireless。 繊細で万人受けしそうな Sony のものと比べると、充電の為の専用ケースも、イヤホン本体も大柄で米国製らしい造りではあるのだが、BOSE イヤフォンの低音再生の迫力への期待と、充電後の再生利用時間が Sony 3時間に対して5時間と長時間。そして一番決定的な要因としては、Sony のものは小型で良い感じではあるが、使用中に耳から外れそうな感じは AirPods ほどではないが、スポーツ用途よりもノイズキャンセルに力が入っているのでやはりある。BOSE は特殊構造の内耳にひっかける突起があり、簡単には外れなさそうだ。それなら、ということで、BOSE を購入。

ケースに入れて2時間ほどの USB 充電後、早速 iPhoneX と接続して、利用開始してみる。BOSE Connect というアプリをダウンロードすると、その指示に従うだけであっという間に Bluetooth でのペアリングは終了、すぐに利用可能な状態に。(ちなみにアプリは、AirPods 同様、イヤホンを落とした時に探す機能もある)操作も非常にシンプルで、殆どの再生操作は、右耳側イヤホン上部のボタンで可能。音量操作は小さいが独立したボタンで。その間にある比較的大きなボタンを一度押すと再生、もう一度押すと停止。さらにダブルクリックで一曲送り、トリプルクリックで一曲戻し。

左耳側イヤホンにもひとつボタンがあるが、これは長押しで青 LED を点灯させると、 Bluetooth 経由で他の機器にペアリングを変える事が出来るものだ。ということで、日々の再生関連基本操作は右耳で、と考えていたが、もうひとつ方法があった。そう、Apple Watch 3 の再生画面で操作するのである。iPhoneX を鞄にしまっていても、BOSE SoundSport Free Wireless の接続は途切れる事なく安定しているが、曲名がすぐにわからないという欠点が。そこでこの Apple Watch。曲名を Watch 画面上で見ながら選択したり、音量調節出来るので非常に具合が良い。

一番の目的だった、耳からの外れにくさ、も文句なし。試しに走ったり、飛んだり跳ねたりしてみるが。まったく問題なく安定した装着感だ。そして、期待通りの迫力ある重低音。AirPods と聴き比べてみると、さすが BOSE、とここも納得の部分である。価格は張るが、この安定感には代え難い。良い買い物が出来た。

(追記)そういえば Apple Watch3 からの直接接続も可能かな、と、左耳イヤホン上ボタン長押しで、iPhoneX との BT接続を一旦外し、Apple Watch3 上の設定(ギアマークアイコン)→ Bleutooth からペアリングしてみると、問題なく BOSE SoundSport Free Wireless も Apple Watch3 と直結。これで iPhoneX 持たずとも BT 無線オーディオ再生を満喫出来る。さあ、一走りしてくるか....




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