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2017年11月14日火曜日

[Review] Toyota 製 Japan Taxi 初乗車

今月から走り始めたばかりのトヨタ製新タクシー車両、「ジャパン・タクシー」に偶然遭遇。少しずつ見かけてはいたが、乗車は初めて。2020 年の東京オリンピックに向けて配備された大柄なタクシーの販売価格は 328 万円、と。(10月の発売関連詳細記事はこちらをご参照)これは中身をじっくり拝見せざるを得ない。

外形は正直ボテっとしていて格好良くないが、左後部スライド・ドアが開くと現れるかなり広々とした後席。(ちなみに右後部ドアはコストダウンの為か、普通のドア仕様。)送風や照明ボタンも後部座席の天井部で操作出来て大変便利。驚いたのは、後部座席左右のシートヒーターオンオフスイッチまで備えていること。これで寒い冬日でも大丈夫。素晴らしいおもてなし仕様。

LPガスとモーターのハイブリッド車で、出足も悪くない。安全装備も今風に、衝突防止やレーンはみ出し警告、バックソナー付き。(ただ、「ここまでやるならバックモニターカメラも付けてくれれば良いのに」とは運転手さん談。)
車内の広告表示用モニターも、大きく見易くなった。(それ故、以前のタクシーの様な、前部座席背面に差し込まれていた紙の広告は、廃止されている様子。)車体カラーは黒かと思ったら、深い「藍色」で、東京オリンピック2020のロゴ・カラーに合わせたもの、と。トヨタはジャパン・タクシーのシンボルを、ロンドン・タクシーを意識してなのかこの色とすべく、他の色をあまり売りたくないそうだ。オリンピックが始まる頃には4台に1台がこの車両に変わるらしい。
モバイラーに嬉しい装備は、USB が2口、利用自由で前席右側背面に装備されていること。後部座席でつかまる事ができるハンドル・バーは4箇所設置されて、お年寄りの乗車にも優しい配慮がなされ、席をスライドすると車椅子も乗り込める仕様になっている、との事。

全長はバン形式なってやや短くなり、東京都内の狭小道路でも困らない大きさに仕上がっている。かなり乗り心地も良いタクシー新車両、大柄な当方にもピタリ、の仕上がり。現在は200台の営業所でも4台のみ、と配備されたばかりとのことだが、今後台数が増えるのが楽しみだ。


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