TechCrunch Tokyo 2017 で渋谷に出かけて、会場で再会したのが Personal Mobility 開発の米 WHILL 社 CEO 杉江さん。当方が前職でアクセラレータ・プログラムの Open Network Lab (ONL) のメンターを務め、500 Startups の米国ファンドへの LP 投資を担当している時に、WHILL 社は参加していた ONL 5 期で最優秀となり、その後より電動車椅子市場規模が大きい米国に本社を移して 500 Startups Batch 6 に参加。その後製品開発を順調に続けて、初期型の Model A、そして最新機種 Model C を製造・販売している。Model A は発売当初 100 万円ほどのお値段で、やや大柄な電動車椅子だったが、Model C には大きな改良が加えられ、価格も 45万円と半額になった。
本体重量も 116kg が 52kg と、普通の人が運べる重さにスリム化、車体を分解すると自動車のトランクにもラクに載せられる仕様となった。右袖にはジョイスティックの様な操縦用コントローラーがあり、マニュアルなど全く読まずして運転を開始出来る。当方は3桁体重で力士体型だが、すぐに操縦することが出来た。会場で撮影して頂いた、この動画をご覧頂きたい。重量級の当方でも、トルクがあるモーターの採用で、問題なくキビキビと動作。操縦していると、自然に笑みがこぼれる Personal Mobility である。
新型の Model C になって加わったその他の新機能で注目したいのは、スマホとの連携。Model C 本体から USB 充電出来ることは勿論、スマホから Bluetooth LE 接続で本体を遠隔操縦したり、走行距離をログしてくれる機能まで。もう電動車椅子というより、Personal Mobility の小型 EV と呼びたい。これに乗って出掛ける事が楽しくなる仕掛けが隅々に施されて居る。一人でも買い物に出かけられる様に、シート下の積載スペースが大きく設けられた点にも注目したい。足が弱くなった高齢者の方が、行動範囲を広げることが出来る重要な改善だ。
Model C のプロモ動画が YouTube に上がっているので、購入に関心が強い方はぜひこちらをご覧頂き度い。利用シーンを具体的に想起させる、Model C を操る皆さんの自然な笑顔が印象的なビデオである。
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