今年はパシフィコ横浜 + 大桟橋2会場で開催される日本最大のカメラ展示会、CP+ 2016 があと1ヶ月ちょっと、と迫っている。まだ時間があるので、直前に発表される新製品も多いと思われるが、CES (Consumer Electronics Show) の関係もあって、1月半ば時点でいくつか面白い新カメラの発売が発表された。
Nikon 党の皆様は Nikon D5 や Nikon D500 が気になって仕方がないだろうし、情報が少な目の Canon 党はそろそろ EOS 6D Mark II が出るのでは、と疑心暗鬼になっているかもしれない。しかし当方的には、最近デジカメでは Panasonic シフト、FUJIFILM シフトが強まっていて、この2社から発表された2月発売予定のカメラが気になる。
まずは Panasonic。満を持して発表されたのが、1インチ CMOS + EVF + 10倍ズームの Lumix TZ100 (dpreview の英語レビューはこちら)。まだ海外でしか発表されていないのだが、4K Photo / Video にも対応する、旅行にピタリの TZ70 からの進化版。CMOS が大きくなって高精細画像が期待出来る。EVF のサイズが 0.2 インチと小さいが、コンパクトなサイズに貢献している。Sony のライバル機種と比較し、EVF の引き出し動作が必要無いというのは、スナップカメラとして使い勝手が良いはず。
そして FUJIFILM からは、RICOH GR II のライバルとなる、スペックもかなり近い FUJIFILM X70 (dpreview の英語レビューはこちら)。EVF は残念ながら採用されていないが、大きくチルトが可能なタッチ液晶画面は魅力的。GR II の最大の欠点となっている WiFi 時のスマホへの画像ファイル転送の使い勝手・速度も、FUJIFILM の方にまだ分がありそうだ。最近 GR II を見限って手放したばかりだったので、X70 の登場は嬉しい誤算。早速これは予約した。
FUJIFILM からもうひとつ、フラッグシップ機として3年ぶりに新機種が登場した光学ファインダーと EVF ハイブリッドの FUJIFILM X-Pro2 も、最初はそれほど注目していなかったのだが、ACROS モードという、フィルムの Neopan ACROS に近い微粒子的な白黒フィルムシミュレーション機能があると知って俄然注目。LEICA M モノクロームと比較し(まああちらはフルサイズなので直接は比較出来ないが)、1/5 の価格で、繊細な階調の白黒撮影が出来るかもしれないと期待している。海外サイトでは、こちらやこちらで、ACROS モードの作例写真が上がっているので参考にして頂きたい。
以上3機種が一番の注目機種だが、早耳カメラサイトのデジカメ Info によると、EVF 内蔵の Olympus PEN F や、LEICA の Summilux 23mm ベースの防水カメラ LEICA X-U type113 も控えているとの事で、こちらの発表も待たれるところ。
高級コンデジ中心に興味を高めている当方ではありますが、CP+ 前に、予想もしない様な更なるメーカー発表が楽しみです。黒川方面からも、もしかすると何か出てくるのでしょうか!?。どきどき。2月下旬開催の CP+ が待ちきれない今日この頃、であります。
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