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2017年3月26日日曜日

[Review] Pentax KP と DA 55-300mm f4.5-6.3 ED PLM WR RE レンズは気軽な旅行での鳥撮影に最適な望遠ズーム


防塵・防滴で高感度撮影に強い(以前の当方ブログ・レビュー記事もご参照) Pentax KP は、小型軽量な望遠ズームを組み合わせると、旅行先で気軽に鳥撮影が行えるデジタル一眼として便利に使える。

今回、当方が選択したレンズは、昨年8月に発売された DA 55-300mm f4.5-6.3 ED PLM WR RE レンズ。

色々略号がついているが、ED は特殊低分散ガラスの利用、PLM はパルスモーター利用による AF及び絞り制御、WR は防滴、RE は...うむ、これは何の略だろう?(調べても見つからず)

高感度に強い Pentax KP と組み合わせる利点は、多少 f 値が暗いレンズでも速いシャッタースピードが選べること。望遠端 300mm は APS-C カメラでは 450mm 相当なので、1/400 - 1/500 以上のシャッター速度を選択したくなる訳だが、Pentax KP なら暗めのレンズでもそれが可能になる。

そしてこのレンズの小型軽量さ(全長 89mm ・重量 442g)は「旅行に出かけるのだけれど、重い望遠ズームレンズを果たして持って行くべきか否か...」といういつもの悩みを軽減させてくれる。鳥撮影の可能性があれば、これは持って行こう、となるのである。

この組み合わせに出会う迄の鳥撮影用の組み合わせカメラ・レンズとしては、マイクロフォーサーズに 100-400mm ズームの LEICA DG VARIO-ELMAR f4-6.3 を装着して利用していた。(以前の当方ブログ・レビュー記事はこちらをご参照)マイクロフォーサーズなので実質望遠端 800mm 相当で使えるため、直接比較すべきではないかもしれないが、随分小さいと思っていたその 100-400mm ズームレンズと比較し、長さ、重さが半分以下になる携行性能の高さは高く評価出来る。レンズだけで 1kg 近くになると、超望遠の利点があるとはいえ、携行がかなり厳しくなってしまう。500g 以下なら何とかなるし、腰にも優しい。

しかし、気になっていたのは望遠端 450mm 相当でどこまで遠くに居る鳥の撮影に対応できるだろう、という点。今回、近所の散歩や箱根湯本への小旅行へ連れ出した結果、かなり高い木の上では厳しいところもあるが、川沿いや比較的近い木の上に居る鳥ならば大丈夫、であった。撮影結果はこちらの flickr アルバムを参照頂き度いが、画像をトリミングすると、可愛らしく春の小鳥たちの姿が撮影できて居る。

鳥の本格撮影にはより f値が明るいが重くて長い超望遠レンズを持ち歩くことが望ましいだろうが、鳥撮影はあくまで旅行時の偶然のシャッターチャンスへの対応、という事であれば、この Pentax KP と 55-300mm レンズで望遠域の撮影を担い、それ以下は iPhone のスマホカメラや Canon PowerShot G9X Mark II (本コンデジによる当方の作例写真は、こちらの flickr album をご参照)などの秀逸なスナップカメラで対応、という作業分担は有り、と言える。

以下、春の暖かさの到来を待つ、箱根湯本の温泉街の川沿いで撮影した鳥たちの Pentax KP と DA 55-300mm ED PLM WR RE レンズによる作例写真をいくつか(画像クリックで拡大します)。



















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