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2015年3月1日日曜日

[レビュー] Olympus OM-D E-M5 Mark II にジャストサイズな小型軽量レンズ m.Zuiko 25mm f1.8

前回レビューした通り、ズームレンズながら PRO の称号を冠した m.Zuiko12-40mm f2.8 レンズは、ボケ味もなかなかで素晴らしい。しかしあえて欠点をあげるとするとその質量。カメラ本体が電池やメモリカードを含んで 469g に対し、レンズ重量は 382g。スペックや性能からすると決して重いとは言えないが、m4/3 システム用レンズとしては重量級である。大きさも明るさを追求しているためそれなりだ。散歩用に気軽に連れ出すデジイチと位置付ける為には、もう少し軽い常時装着用レンズが欲しい。15mm 〜 25mm の選択肢を考えて、いくつか店頭で試してみる。

以前愛用していた Pana-Leica Summilux 25mm f1.4 はボケ味では申し分ないのだが、Olympus のボディに装着すると、なぜか常時絞り羽根がカサカサと動き続けて異音を発する。静かな場所では気になるほどの音だ。もうひとつ、これまた気に入っていた(詳細は以前のブログエントリーご参照) Pana-Leica Summilux 15mm f1.7。こちらの描写もなかなかなのだが、レンズにせっかくついている絞りリングが、Olympus ボディでは連動しないことがわかった。同じ m4/3レンズでも、Pana - Olympus 間で最近は独自仕様もあるという事だ。このあたりは注意が必要。

最後に Olympus m.Zuiko 25mm f1.8 を装着すると、これは E-M5 mk2 とのバランスが非常に良い。かつてのアナログ OM シリーズのボディとレンズのマッチングを思い出させる様な外観になる。E-M5 mk2 にはペンタ部がオールド・オリンパスの様なシャープさがあり、小型レンズを装着すると、まるであの頃のカメラが蘇った様な雰囲気を醸し出す。フジヤカメラ店頭で数枚テスト撮影をしてみると、ボケ味も悪く無い。質量もわずかに 137g、iPhone6 が 129g なのであまり変わらないぐらいの軽量。ということでこのレンズに最終決定。

晴天となった2月最後の土曜日、早稲田から神楽坂経由飯田橋まで Photo Walk をする中で、早速レンズの実力をチェック。結果はこちらの flickr album を参照頂きたいが、焦点があった部分のシャープさと、ボケ味の豊かさが同居する、非常に使いやすいレンズだった。f1.8 なので、同じ焦点距離の Summilux 25mm f1.4 (Lumix GX7 との組み合わせ当方作例はこちらでどうぞ)ほど近接時のピントに神経質にならなくて済み、写真散歩で気軽に使えるレンズである。シャッタースピードがデジタルシャッターにすると最大 1/16,000 秒まで使える E-M5 mk2 なので、明るいレンズを日中使っても全く問題なく、開放でボケ味の良い写真を撮影可能だ。前景の白梅が、背景の神楽坂赤城神社の鳥居の程よいボケ具合で、浮き上がる様に撮影出来た。

この組み合わせは、夜景も勿論得意だ。場所を新宿西口に移して、いつもの小田急ハルクへの連絡橋の上から撮影。いろいろシャッター速度を変えて撮影してみるが、そういえば E-M5 mk2 の強力な5軸手ぶれ補正機能はどうだろうと、最大1秒のロングシャッターに挑戦してみた。橋の欄干に肘は置いたが、三脚などは使わず、手持ち撮影で1秒シャッター。その結果が左の写真である。

1秒なので信号が青に変わった直後のクルマの光跡が長くなっているが、それ以外の部分はしっかり止まっている。明るいレンズを f8 まで絞り込んでの1秒シャッター。この組み合わせ、相当夜景撮影には強そうである。

次は、4千万画素のハイレゾショットにも挑戦してみることにしたい。描写の良いレンズなので、高精細画像でもその実力を発揮してくれそうだ。




2014年5月6日火曜日

Olympus OM-D E-M1 と M.ZUIKO 12-40mm f2.8 PRO でシングルレンズ・ウォーキング

一昨日の築地・月島 B-Walk の Bグルメはかなりの充実度であったが、撮影中気になった事が。Nikon1 V3 システムはレンズが小型軽量な為ついつい多くのレンズを持って行くのだが、被写体のシチュエーションによりレンズを変える頻度が高く、手間取ってシャッターチャンスを逃す事もしばしば。単焦点レンズの描写力が高い(特に 1NIKKOR 32mm f1.2)のでついついそれを装着するのだが、街のショットではより広角が必要になり、遠くの水上船を追うには望遠レンズが必須。その度にレンズ交換の手間がかかってしまった。

現状の Nikon1 システムに全域で明るいズームレンズが無い為、どうしても明るい単焦点を基本に、必要な時だけズームレンズに移行、そしてまた単焦点に戻る、という交換作業の繰り返しになる。それも効率が悪いな、という事で、全域で明るいズームレンズが有り、ボディの機能もしっかり、という組み合わせで探すと、半年前に発売された Olympus OM-D E-M1 と M.ZUIKO 12-40mm f2.8 PRO レンズ(フルサイズ換算 24-80mm) にたどり着いた。前機種の E-M5 を利用していたので発売後すぐに飛びつかなかったカメラだが、各種機能を比較対象すると E-M5 からの進化部分も多い。まずはこれを使ってみよう。


早速いつもの夜間撮影テストでカメラとレンズの組み合わせをレビュー、という事で新宿副都心の摩天楼へ。コクーンタワーからビックカメラ新宿西口店に続く回廊付近は良い案配の暗さで、暗所撮影機能のテスト場所として優れている。


肉眼ではかなり暗いコクーンタワー裏の歩道が、この通り5軸手ぶれ補正機能もあって三脚等無しでも普通に撮影可能。カメラボディ側の手ぶれ補正、高感度対応機能も勿論だが、f2.8 通し、というレンズの明るさも暗所撮影に寄与している。


西口排気塔の緑も、夜間撮影で葉の一枚一枚がきちんと描写される。これも肉眼で見るよりも明るい位である。望遠側にズームしての撮影だが、f2.8 通しの安心感で、撮影にも不安が無い。


そして数メートル移動して、広角側で陸橋から撮影。このレンズ交換が必要なくサクサク撮れる感覚が嬉しい。しかもあくまでも描写は夜でも精密に。明るいズームは、夜の街を自由自在に切り取る。


縦位置の作例。ネオンが多い夜の街では、明るい部分と暗い部分それぞれの描写を同時に行う事が難しいのだが、明るいレンズはネオンで浮かび上がる暗闇の反射光を上手に拾い上げる。絞りが暗いズームレンズでは暗所が暗く沈み込んでしまうケースも多いが、このレンズではそうした問題は無い。


「思い出横町」の仲通り、肉眼でもかなり暗い小路での撮影で、明るい提灯と、それに照らし出される暗い舗道のコントラストが良く表現されているのが、作例写真からおわかり頂けるはず。


中央線で移動。いつもの中野の裏道作例も。フジヤカメラ裏の居酒屋ウロコ前は、24mm 広角端の描写を探る上でいつも活用させてもらう場所。


そして同じく、BAR Harah's 前。こちらの木目を生かした店構えも、ついつい撮影してしまう、フジヤカメラ近所スポットだ。看板の細かい文字がどこまで読めるか、が描写力の指標になる。


その近くの居酒屋前の野菜・果物冷やし場所。近距離撮影時のボケ具合や、野菜の色合いを見る為に好都合。


このお店は知らなかった。新規開店か。撮影には向く大人のワインバーの落ち着いた雰囲気で良い。ここは定点撮影場所に追加するとしよう。


最後はいつもの、背景ボケテストを兼ねた中華料理店前の提灯。24mm でぐっと寄ってみた。明るい単焦点レンズほどのとろける様なはっきりとしたボケでは無いが、徐々にボケが広がる持ち味か。

ということで、いつもの夜間撮影テストは終了。さすが PRO という名前を冠するレンズ、十分満足の行く仕上がりだった。更に多くの撮影作例は、こちらの flickr アルバムでどうぞ。次は昼間の作例写真を追加して行きます。