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2016年3月13日日曜日

[REVIEW] OLYMPUS PEN-F に、Panasonic LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm f4-6.3 超望遠ズームの作例写真

正直、かなりの迷いがあった。5軸手ぶれ補正を備えた OLYMPUS PEN-F に組み合わせる超望遠レンズとして、実質 600mm を6段分の補正効果で手持ちで楽しめるという m.Zuiko 300mm f4 IS pro が話題になっている中で、あえてメーカーが異なる PANASONIC LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm f4-6.3 ASPH レンズを選ぶべきなのか、否か。レビューを見ても、その描画性能は完璧に見える 300mm f4 pro。普通のオリンパスユーザーなら、こちらに流れてしまう事が多いのでは無いだろうか。

しかし多様性を最も重要視するのが、デジタル・ベアーズ・デジカメ1軍チームのルーキー採用方針。日独ハイブリッドで、その機動性がかなり高いと思われる後者の PANA-LEICA レンズを、某近所のカメラ店通称「舟町の親分」様からの強い推奨も有り、かつ尊敬するぶらぶらカメラマンこと sasurau 師匠の評価の高さも有り(こちらの日経トレンディ記事ご参照)、迷った末に選択することに。

最終的に決め手になったのは、その重量、大きさの違い。m4/3 プラットフォームを選択しているカメラマンであれば、コンパクトさを最重視する傾向が強いはず。超望遠レンズでも、より小型軽量で機動性が高い方が嬉しいのである。

300mm f4 pro は三脚台座抜きの手持ち重量 1,270g。これが Pana-LEICA 100-400mm f4-6.3 では 1kg を切る 985g だ。銅鏡全長も、前者がフード収納時 227mm、後者が 171.5mm。圧倒的に Pana-LEICA が小型・軽量なのである。この違いは、手持ち撮影を長時間続けるとジワリと効いてくるはずだ。それでいて、ズーム望遠端の最大焦点距離は、35mm 換算 800mm。良くまあここまで小型化したものだ、と感心するしかない。手持ち撮影中心での利用となる為に最も心配していた手ぶれ補正の効き具合も、実際に展示品レンズ側面のスイッチ、POWER O.I.S. をオンにしてみると、EVF 画像の揺れがピタリと静止する。これなら十分使える、と判断して、導入に踏み切った。そして、その判断の正しさは、新宿御苑での春の鳥たちの撮影(当方ブログエントリーご参照)で、十分証明されることになる。

レンズは Pana-LEICA に落ち着いたが、オリンパスユーザーとして是非押さえたいのは、カメラ上部のホットシューに取り付けるユニークなオプションの EE-1 ドットサイト照準器。これを利用すると、狭い視野角となる超望遠レンズを利用していても、遠くの撮影対象をまるでライフルの照準器の要領でピタリと補足することが可能になる。詳しくはこちらのクチコミを参照頂きたい。



実際にレンズを使い始めて気づくのは、レンズの三脚座部分が、側面のスイッチ部分とともに回転する便利さ。縦位置の撮影でもスイッチ類は同じ左側面に配置できるので、操作の迷いが無くなる。内蔵フードが短いのは、実効的には当初どうだろうと思った部分もあるが、とりあえず撮影で不便だった事は無い。全体を短くしようとした設計者の努力の証と見るべきだろう。防塵防滴で、アウトドアでのアクティブな利用にも耐える。そして外装は高品質な金属を多用。

これまではどちらかというと広角〜標準系のレンズが中心プレイヤーだったデジタル・ベアーズに、突如参加した超望遠。その活躍ぶりは、こちらの flickr set 作例写真に撮り溜めて行くのでご参照頂ければと。ズームレンズながら侮れない描画と機動性で、満足です。


















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